鹿児島県の空の玄関口、鹿児島空港(霧島市溝辺町)に12月20日、天然温泉の「足湯」がオープンする。空港に天然の温泉を用いた足湯がお目見えするのは全国初という。入湯はもちろん、無料だ。
足湯は同空港国内線ターミナルビル1階の到着ロビーを出た場所に設置され、「開業」に向けた諸準備が進んでいる。最大で26人が利用できるという大規模な足湯で、存在感はたっぷり。浴槽の中央部には桜島を模したオブジェを飾り、山頂の湯口から錦江湾をかたどった浴槽にお湯が流れ出す趣向で、木造りの大屋根と竹塀風の装飾も施して純和風の雰囲気を演出している。空港から遠望できる霧島連山の高千穂を模したオブジェも設置し、そばには気軽に温泉気分を味わえる「手湯」も配した。車椅子を利用したまま足湯を楽しめる専用席も設けた。
源泉は、同空港近くで新しく掘削した1500メートルの地下から湧き出す鉄泉。硫黄臭も少し漂う。「営業」時間は午前9時から午後7時、国内線ターミナルビル1階の総合観光案内所でオリジナルのタオルを200円で販売する。
足湯には、鹿児島の方言で「お疲れさま」を意味する「おやっとさあ」の愛称がつけられた。同空港を利用する旅行客らをまず足湯で「温かく」迎えようという意向だ。同空港の担当者は「国内で初ということはたぶん世界でも初とは思うが、なにぶん海外の空港については確認ができないので…」と話している。問い合わせは同空港ビルディング(電話0995−58−2110)。
12月23日には、鹿児島市の繁華街・天文館に程近いウォーターフロント地区に建つ複合商業施設「ドルフィンポート」にも足湯が誕生する。泉源数が全国の県庁所在地では最多という鹿児島市が、「温泉都市」をアピールする狙いで整備をすすめてきた。詳しくは同市観光課(099−216−1327)。
鹿児島県観光連盟が今年1月に作成した「かごしま足湯MAP」には霧島地区と指宿、薩摩川内市などを中心に計18箇所の足湯が紹介されていた。鹿児島県内の足湯は今年に入っても増え続け、温泉王国を象徴する存在として定着している。
(知覧哲郎)
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鹿児島空港にオープンする全国初の天然温泉足湯.
中央部に桜島を模した湯口
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