11月24日に柏崎市では、
プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワークが、
「おやすみなさい柏崎刈羽原発、柏崎刈羽から東京のみなさんへ」を開催、坂本龍一さんらミュージシャン、アーティスト、全国各地の多くの人々がメッセージをよせ、武本和幸さんが中越沖地震の被災を検証した。
坂本龍一さんの呼びかけで活動を行っている
Artists’Powerからは高橋健太郎さん、吉原悠博さんが参加。高橋さんは「原子力発電は、そんなに急には止められないかもしれない。しかし、もう、あまりにも危険なことをさせるのはよしてほしい。私たちはそろそろ、原子力という家族のような存在の、老後を見るべき時期にきているのでは」と語った。
24日は「私が子どもの頃は、洗濯機もテレビもなかった。昔の女の人は、じつによく働いていたのに、あくせくしていなかった。母は、私と遊んでくれたり本も読んでくれた。BBCが2万6千人に行った調査では、4人のうち3人は、温暖化防止のためにライフスタイルを変えても良い、という。私もそうありたい。原発ではない、クリーンなエネルギーに供給源を変えて欲しい」(大貫妙子さん)などのビデオメッセージも多く寄せられた。また、
Artists’Powerは26日、
「柏崎刈羽原発の運転再開は危険です」に寄せられた7000筆ちかい署名を柏崎市長と刈羽村長、新潟県知事に提出した。
高橋健太郎さん(左)、吉原悠博さん(右)。吉原さんは「原発に内心、反対しながら声を上げない人が多い。自己規制が過ぎる。日本は自閉症社会になってしまったのでは」と語った。
原発は本当に環境に優しいのか?
中越沖地震の被災で、制御棒、燃料集合体、タービンといった重要機器が損傷した柏崎刈羽原子力発電所。東京電力は、被災の調査も終わらないうちに
社長が「廃炉は視野にない」と問題発言、施設使用停止命令を出した
会田洋・柏崎市長には次の選挙へ向けて対抗馬を出そうと暗躍を始めた。
原発周辺の多くの住民は、被災によって電気・ガス・水道というライフラインの有難味を痛感しながらも「大事故をおこさずに、なんとか止まった原発」への不安をぬぐいさっていない。対応に手間取った国や東京電力への不信は根強く日ましにつのり、大消費地である東京の人々の事故への関心の薄さも気掛かりだ。
イベントでは【地震で原発が止まり、関東では、この夏停電するかもしれないという事になりました。5年前にも不祥事で原発が全部止まりましたが、このときは冷夏に助けられて東京の電力危機は、回避されたと伝えられました。今年はまれに見る暑い夏でしたが、東京の電気は止まりませんでした。節電に努力された方もあったでしょう。
でも、根本的には、夜でも昼のように明るい東京に変化はなく、社会のあり方が大きく変わった訳でもなかったようです。そうであれば、今回のことで、柏崎刈羽の原発がなくても、何とかやっていけることが明らかになったような気がします。
私たちも、電気のない生活に戻ろうなどという気はありません。現代社会で電気が必要なことは明らかです。温暖化対策も必要でしょう。
しかし、エネルギー効率が悪く、余った熱を海に捨て海水の温度を上げ、出力を調整出来ないため結局は、夜間の余剰電気を消費するためにオール電化などで電力需要を増やし、省エネと逆行している原発が本当に環境に優しいのでしょうか?】などとする
「東京の皆さんへのメッセージ」が読まれ、参加者の大きな拍手を呼んだ。
武本和幸さんの指摘より・3、4号機付近の被災状況
豆腐の上に建っていた原発
中越沖地震後の情報公開では、建設直後から原子力発電所の不等沈下が始まっていたことも明らかになった。武本和幸さん(柏崎刈羽原発反対地元3団体)は、1998年から2001年までデータの改ざんが行われていた6号機タービン(関連情報:
原子力資料情報室)について「不等沈下と関連があったのでは」と指摘、「3、4号機の周辺には、埋設構造物もないのに亀裂・地割れが生じている。その下には活断層があると思われるのに、東京電力は調査対象から外している」と述べた。
武本さんは「海岸側の隆起、平野部の沈降、原発に生じた傾きを考えれば、周辺を含めてすべての断層や褶曲が動いたりしたのは明らか。やはり柏崎刈羽原発は、豆腐のような地盤、多数の活断層、活褶曲の上にあった。しかし、国や東京電力は情報開示にいまだ消極的だ。これまで数多くの不正・不祥事を積み重ねつづけてきた東京電力に調査をまかせてはいけない。新潟県や柏崎市、刈羽村を動かして、真相究明を実現するため、全国の市民が関心を持ち続けて欲しい」と訴えた。
武本和幸さんの指摘より「中越沖地震概念図」
(以下の写真は、クリックすると大きくなります)
武本和幸さんの結論「柏崎原発の地盤は立地不適 再開不可」
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1〜4号機の地盤変動
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5〜7号機の地盤変動
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1〜4号機の建屋変動
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5〜7号機の建屋変動
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イラスト@はらだゆきこ
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