3月22日、東京都文京区の文京区民センターで「ESDフォーラム 持続可能な平和と食・環境−エコ、スロー、ロハス」(主催:「持続可能な開発のための教育の10年さいたま」、ESD学校教育研究会など)が開催された。ESDとは、ヨハネスブルグサミットで日本が提唱し実現した「国連持続可能な開発のための教育の10年」(ESDの10年)のことである。
会場の様子
今回は、環境教育、食農教育、平和の活動や教育の実践を聞きながら地域の持続可能な未来について考えるものだ。
Part1の「平和」ではESD学校教育研究会代表の浅川和也氏(東海学園大学教員)がESDと平和教育と学校教育でのあり方、平和教育学研究会世話人の竹内久顕氏(東京女子大学教員)が日本の平和教育の現状や問題点、Bridge for Peace代表の神直子氏が若者が戦争体験をビデオ映像で伝える「フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ・プロジェクト」と平和について語った。
Part2「環境・食・農」ではGRASS「持続可能なNPO職員を考える会」の田邊健史氏が学生時代からの環境への取り組み、エコリコ(ピープルズシアター・リコリコ)の尾上夏子氏も同じく学生時代からの環境・開発教育やパーマカルチャー・市民農業の取り組み、 持続可能な開発のための教育の10年さいたま代表の長岡素彦は「食から始まる持続可能な未来」としてESDと地域での食農・環境の取り組みや「いただきます」プロジェクについて述べた。
Part3の討議「持続可能なつながりをつくる」では参加者の活発な意見が出された。
竹内氏は従来の第2次大戦を対象としている「平和教育」が政治的意図や党派性などでいろいろあるが、今後は「平和」を実現するための平和教育、「平和教育学」が必要であると述べた。
田邊氏、尾上氏はそれぞれの環境・食農の取り組みが「持続可能な社会」を実現するための教育的な実践になっている様子を語った。
また、討議では参加者の中からは持続可能な平和と食・環境を日々の暮らしやライフスタイルとどのように結び付けるのかという論議がなされ、平和と食農・環境がつながっていることがよく分かった、などの感想が出された。
このように、ESD・持続可能な開発のための教育でも平和教育でも「平和」や「持続可能な社会」を実現するための教育であり、これらの教育と日々の暮らしやライフスタイルとどのように結び付けが重要である。
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