「市民記者講座」を受けてから国際プラザの日本語教室を取材しました。生徒はブラジル、中国、インドなどからやって来た人たちです。レベルは様々ですがそれに合わせる先生の数が足りないので困っているという事でした。
このクラスは、毎回お菓子や飲み物を持ち寄って、授業を行っているそうです。みなさん、すっかり打ち解けている様子
この記事は、なごやボランティアNPOセンターで開催された「市民記者養成講座」の講座の内容をもとに取材して作成したものです。私が参加したのは3期(6〜8月)にわたって開催された講座のうちの第2期(7月)のものでした。講師は『JanJan』でも記事を書いているEsamanさんです。
この講座は1期が4回で構成されていて、週に一度行われました。内容は、1.記事の原点、意義について 2.日記を記事風に書く 3.取材を元にして書く 4.公開メディアの媒体ごとの性質の違いについて 5.写真の撮り方、加工法について、など。
この男性はブラジルから来日した方で、日本に来て13年。ただ今、漢字の練習中。日本語の新聞が読めるようになりたいそうです。
私は4月から、あいち国際プラザで図書ボランティアの仕事をしています。たまたま見かけた募集の記事(愛知県国際交流協会レターに掲載)がきっかけでした。現在、週に1回出向き、図書室カウンターでの対応(図書の貸し出し、返却の手続きなど)や資料の整理などを行っています。図書室には、世界各国の生活、文化、観光などについての書籍や海外の方に日本を紹介するもの、また国際交流に関する資料など、多種多様なものがあふれています。
あるとき、近くの部屋からにぎやかな談笑の声が聞こえてきたので職員の方に尋ねると、今日は日本語教室があると言う答えでした。そこで、興味を持った私は、職員の方を通し担当の方に連絡していただき、取材に行くことにしました。
7月18日(金)午後6時半、あいち国際プラザの一室で行われる日本語教室に出向きました。予定の時間に着くと、職員の方が事務室から出てきて同伴してくださったので、心強い気がしました。
部屋に入ると、まもなくやって来る生徒の授業の資料準備のため、数名の先生(ボランティア)が忙しそうに動き回っていました。さっそくご挨拶し、一段落ついたところで、先生のお一人である増田武さんにお話を伺いました。
Q.行われている日本語教室の期間、費用はどのくらいですか。
A、第1期が4〜7月、第2期が9〜12月、第3期が1〜3月で、週1回。継続が可能です。参加費は、1期2,000円です。
いただいた資料を見ると、
金曜日(午後1時半〜3時・午後7時〜8時半)
火曜日(午後1時半〜3時)
土曜日(午前10時半〜12時・午後2時〜3時半)
に開催されています(申し込み・問い合わせ:財団法人愛知県国際交流協会 TEL 052-961-7904)。
また、各期の最終回にはパーティー(茶話会)を開いて親睦を深めているそうで、私が聞いたにぎやかな声の正体もこの歓談の時間でした。
パーティーのほかにも、全期の終わりには、懇親のため外に出掛け(参加費は自己負担)これまでに、大府どぶろく祭り、岡崎の味噌蔵見学、岐阜の梅林(金華山の下)見物などに足を運び、土地の人の歌や踊りも楽しまれたとのことでした。
もう一つの「サマースクールのお知らせ」という案内を見ると、夏休み中に4回あり(いつもの授業の時間帯)七夕まつり、浴衣の着付け、習字など日本文化に接する催しが予定されていて 「会費はいりません。ご家族・お友達をさそって、お越しください」とありました。
Q、生徒には、どんな目標がありますか。
A、仕事の上で、日本語で書かれた書類(漢字)が読めるようになりたいと来る人もいます。また、12月に行われる日本語検定試験(1〜3級)を目標にしている人も多いです。合格した人で、自国に帰ってから日本語教師になっている人もいます。
教室内の生徒はブラジル、中国、インドなど世界各地から日本にやって来た方です。 子ども連れの女性も多く(この日はいませんでしたが)、特に幼稚園の子どもを持ったお母さんは、せっぱつまっていて日本語を覚えるのが早いそうです。反面、工場関係者は、普段は仲間同士母国語で話しているので日本語の上達は遅いとか……。
Q.授業を通して、なにか困ったことはありませんか。
A、ボランティアの数が足りません。生徒の日本語のレベルが幅広いので、細かいクラスに分けて教えたいのですが、先生が足りないので大変です。現在生徒は30人くらいですが、先生の数は6、7人で厳しい状況です。グループの中で2、3回続けて休む人がいると、個人的に対応しなければならないので、その配慮も必要になってきます。
Q.他にエピソードがあったら、教えてください。
A、3、4年前までは、ポルトガル語を話す人が多かったです。移民の三世、四世の人は、一度は日本に来たいという望みがあるようです。日本に来たら、温泉や雪のある所に行きたいという人が多いですね。彼らが日本に来たときに、きれいな日本語を話しているのは、大正、昭和時代の古い日本語を現地で習ったからです。灯明(とうみょう)行灯(あんどん)という昔のことばも通じます。私たちはボランティアですが、教えたことを彼らが覚えてくれることが嬉しく、それが励みになっています。
増田さんは、国際交流の講演会に参加されたのがきっかけで、その後紹介されて日本語教室の先生になられたそうです。他の女性の先生方も子育てを終えた世代の皆さんで、余裕を持って生徒に関わっているように見受けられました。また、教室は明るい雰囲気で、私自身もっと皆さんと話してみたいと興味が湧いてくる世界でした。
この方はインドから来日した方で、大学教授をされているそうです。
私は、永年関わった子どもに関するボランティアを、3月ですべてやめました。子ども会の会長、トワイライトスクール(小学校)のアシスタントパートナー(地域協力員)・講師、主任児童委員(主に子育て支援の仕事)などです。家庭の事情もあり、次の世代に交代しました。それまでは、毎日の生活がボランティア優先で、活動日も年間300日を越えていました。
午前、午後、晩と1日3度出掛ける日もあり、家にいれば資料作りに追われる、振り返ってみると異色な世界でした。それが、一挙にノルマゼロの世界に入り、例えると、残業続きで激務のサラリーマンが定年を迎え、果たして自分の好きな趣味は何なのかと模索している状態です。
その中で、わずかでも自分が役立つことがあればと、この「あいち国際プラザ」の図書ボランティアに応募しました。この「あいち国際プラザ」は、日本人(愛知県民)に国際交流、国際協力、多文化共生に興味を持ってもらえるように普及啓発事業を行うところと伺いました。他にも趣旨があるそうですが、これから徐々に勉強していきたいと思います。
それならば、これを機に少しずつ国際交流に対する関心を深めていき、次に自分の歩む道の選択肢の一つになれば……と考えています。
関連リンク:
愛知県国際交流協会