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持続可能な環境と農―ESD〜空き地から始まる持続可能な社会

長岡素彦2009/02/19
「持続可能な環境と農」を考える会合が、去る2月8日、さいたま市で開かれた。会合では「エコアパート」を造った実践例が紹介され、建築家や農業や環境問題に取り組みたい市民などから質問が出た。
埼玉 環境 NA
 さいたま市の浦和コミュニティセンターで「持続可能な環境と農―ESD 空き地から始まる持続可能な社会」が(主催ピープルズシアター・リコリコ 共催 持続可能な開発のための教育の10年さいたま)8日、行なわれた。この催しは、2008年度ドゥコープ市民活動支援金助成事業「みちばたからまちづくりプロジェクト」の一環であり、持続可能な環境・農とESD・教育を話し合うものだ。

 まず、「国連 持続可能な開発のための教育の10年とは」について、「持続可能な開発のための教育の10年さいたま」代表の長岡素彦が発表、続いて、元・足立グリーンプロジェクト代表平田裕之氏から実践を踏まえて、持続可能な環境と農についての発表があった。

持続可能な環境と農―ESD〜空き地から始まる持続可能な社会 | <center>元足立グリーンプロジェクト代表平田裕之氏</center>
元足立グリーンプロジェクト代表平田裕之氏
 平田氏は、足立グリーンプロジェクトの経験を生かして「台所と畑がつながった空間」、「畑を拠点に広がるコミュニティ」、「自然の力を活用した暮らしやすい様々な仕掛け」を生かした畑がついてるエコアパートを完成させた。このエコアパートは、地域を持続可能にするには「足元の暮らしから」ということで、建築家と地元の工務店とともに造ったものだ。この過程で、いまの建材や量産化された建築施工の問題点、日本の木、職人の技、アパート経営についてなど学ぶことが多かったという。
 
 また、放置され、雑草の生えた空き地だった区画整理事業用地を活用した足立グリーンプロジェクト「六町エコプチテラス」の経緯などについて語り、都市における環境と農や行政との協働についてなどの困難さを語った。

 質疑では、同じようなエコアパートを建てたい建築家からの専門的な質問や都市で農や環境を身近に具体化したい市民などから熱心な質問が出た。その後、ピープルズシアター・リコリコによる演劇的手法のワークショップ「空き地から始まる持続可能な社会」が行なわれた。

持続可能な環境と農―ESD〜空き地から始まる持続可能な社会 | <center>演劇的手法のワークショップ「空き地から始まる持続可能な社会」のヒトコマ</center>
演劇的手法のワークショップ「空き地から始まる持続可能な社会」のヒトコマ
 このワークショップでは、自分の住むまちの空き地をどうするかをテーマに、その持続可能な使い方を考え、寸劇化して上演し、お互いに論議した。今回のフォーラムでは身近な場所で「足元の暮らしから」持続可能な社会を築くことを参加者で考えた。

 平田氏がそうであったように、畑が付いているエコアパートや足立グリーンプロジェクト「六町エコプチテラス」のような、社会を持続可能にするプロジェクトとそれに係わった多様な人々から学ぶことから、持続可能な開発のための教育は始まる。
   
(参考)
足立グリーンプロジェクト
「畑がついてるエコアパートをつくろう」平田裕之、山田貴宏 自然食通信社

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