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国鉄が分割・民営化ということでJRに変わってから、すでに16年が経過した。国鉄時代よりサービスが良くなった、という見解がマスコミの大方の見方の様である。しかしJR東日本を見る限りそうとは思えず、むしろ悪くなっていると考えざるを得ない。 これから、運賃制度、乗客に対する案内、事故の際の対応などについて、具体例を挙げながら検証してみたい。 ●運賃制度の矛盾 〜買い方によって大幅に変わる運賃〜 JRになってから、私鉄と競合する区間に割引運賃が適用されるようになった。ここでは、筆者の勤務地でもある渋谷を例にとっていくつか具体例を挙げる。 (1) 藤沢・渋谷間 普通乗車券の場合 通しで購入した場合 950円 横浜で区切って購入した場合 780円 差額 170円 定期券の場合 (1ヶ月定期の場合) 通しで購入した場合 24110円 横浜で区切って購入した場合 23310円 差額 800円 (2) 新杉田・渋谷間 普通乗車券の場合 通しで購入した場合 690円 横浜で区切って購入した場合 590円 差額 100円 定期券の場合 (1ヶ月定期の場合) 通しで購入した場合 19360円 横浜で区切って購入した場合 17610円 差額 1750円 (3) 立川・渋谷間 普通乗車券の場合 通しで購入した場合 540円 吉祥寺で区切って購入した場合 420円 差額 120円 定期券の場合 (1ヶ月定期の場合) 通しで購入した場合 15410円 吉祥寺で区切って購入した場合 12600円 差額 2810円 以上はほんの数例であるが、買い方によって料金が異なる、といったことが許されてよいのであろうか?言うまでもなく、JR東日本はこれらの事例を公表せず、また、Suica と呼ばれる無接触で改札を通過できる定期券でもサポートしていない。本来であれば安くできる運賃を高く設定している。そこで得る収入は、いったいどの位の額になるのであろうか? ちなみに、JR西日本でも同様な区間が有る様だが、きちんと対応し、2枚の定期券を受け付ける機構が自動改札機に備えられているという。 また、出張した際、山陰線の江原から大阪環状線の桜宮まで乗車券を求めた際、大阪で一旦下車し、桜宮まで購入し直すと安くなりますと教えられた。JR西日本は、運賃収入が減っても、利用者にきちんと情報を伝えている。会社に対する信頼感はどちらが上か、言うまでもない。 ◇ ◇ ◇
JR東日本の話・・・
JR東日本では、1キロ単位で乗車料金を設定していません。料金は、何キロから何キロまで、という区間を基準に設定しているため、上記のように値段の違いが生じます。切符は目的地までを購入してくださいと呼びかけていますが、同一路線でも定期券をふたつ購入して利用している人もいるようです。当面は、この料金設定を見直すことは考えておりません。 (編集部) |