伝統的な新聞折込みチラシ
「あんたッ、スーパーのチラシ捨てないでよ!きょうは●●堂の特売日なんだから」。
亭主の薄給で家計をやりくりする妻は、食品や日用雑貨の値段に敏感だ。1円でも安い品を見つけようと目を皿のようにしている。スーパーのチラシほど貴重な情報源はないのだそうだ。
「キャベツ、1玉=85円」「北海道産の米、5キロ=1480円」「フィリピン産バナナ、3〜4本=59円」……新聞の折込チラシに踊る格安情報だ。
庶民生活に欠かせない歴史ある折込チラシだが、新聞離れで消えていく運命にあるのだろうか、と思っていた。だが、アナログ世代の浅はかさだった。Web上でこれまで以上に人々の目にさらされ、主婦に重宝がられているのだ。
検索した限り全国規模で内容も充実したものが5〜6サイトある。いくつか紹介する。
●「毎日特売」
主婦を“特派員”にしてスーパーの値段を調査、入力させている。家計と家族の生活を預かる者の立場から選んだ商品をリストアップしている。かゆい所に手が届いているのが特徴。
全国各地のスーパーを検索できる。例えば「東京」「江東区」「●●堂」と選ぶと『豚肩バラ切落とし、100g=88円均一』『フィリピン産バナナ=98円』などと出てくる。
●「チラシックス」
全国各地の折込みチラシを写真でアップロードしている。チラシは最新版だ。「毎日特売」のように品目ごとの一覧にはなっていないので、他店との比較に少し時間を要するが、現物のチラシを見る醍醐味は健在。
●「オリコミーオ」
大手印刷会社が運営するサイト。折込みチラシを制作するのは大概地元の印刷会社だ。そのネットワークを活かして、食品スーパー、薬局チェーン、コンタクトレンズ・チェーンなど幅広い分野のチラシを網羅する。
●「Shufoo(シュフー・主婦)」
地図上に各地のスーパーが表示される。その店をクリックすれば最新のチラシが写真で出てくる。駅名で検索できるようになっているので、動きやすい。
Webチラシ。品目ごとの買い得情報がわかりやすく並べられている。
いずれのサイトも全国各地のスーパーを検索できるのが特徴だ(アップされていない店も結構多いが)。新聞折込みチラシの場合、新聞販売店のエリアやその周辺のスーパーに限られている。
Webチラシはその限界を打ち破った。妻などは区を越えて買い物に出かける。世の多くの主婦もそうだろう。安くて良い品をしこたま買えば、交通費を使っても十分におつりが来る。「チラシサイトなしで買い物なんて考えられない」と妻には“かけがえのない”存在になっている。
料金を払ってサイトの会員になると、メールでお買得商品などの情報が送られてきたり、食品のレシピがあったりとプレミアムがつく。
賃金は上がらないのに物価ばかりが上がる厳しい御時世。生活防衛のために「チラシサイト」を利用する主婦はさらに増えそうだ。
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「毎日特売」
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「チラシックス」
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「オリコミーオ」
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「Shufoo(シュフー・主婦)」