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コラム

京都・国際会館でひらかれた『和の学校』シンポジュームって何?

椿伊津子2006/04/01
3月25日、京都市左京区の京都国際会館で開かれた『和の学校』シンポジュームに参加させてもらった。
京都 催し NA_テーマ2
 3月25日、京都市左京区の京都国際会館で開かれた『和の学校』シンポジュームに参加させてもらった。

 和の学校とは、インターネット上で京都から発信している、特定非営利活動法人の「学校」なのだ。読売新聞社が昨年からこの「学校」に注目、新聞紙上に「和の学校」を常時転載し、今回のイベントには、「NPO法人和の学校、読売新聞大阪本社主催」となっている。

「和の学校シンポ」京都で開催 (2006年3月26日 読売新聞)

 主催者側の伊住弘美夫人と読売新聞大阪本社の老川祥一社長の挨拶があり、後は宗教学の山折哲雄さんの講演。

 テーマは、1メートル四方の人間関係。握手ではない合掌の功徳から、誰でも訓練できる日本的作法として人間関係の基本が語られた。

 個人的感想を述べるならば、形では合掌が挨拶として現実に行われているインドやタイなどでその理想が具現されているかという問題もある。東西の宗教比較論の一つとして聴衆に伝わったのではないだろうか。

 次に、金剛流家元の金剛永謹(ひさのり)さんによる能「羽衣」の上演があった。

※写真1 会議室特設の舞台で音響効果もまずまず、白い鳥の翼を織り込んだ能装束。優雅な舞のひとときに会場の空気も和んだ。

 その後はTBSキャスター・草野満代さんをコーディネーターに、3人のゲストによるパネルデジスカッションが行われた。

※写真2 右から「和の学校」理事長で茶道裏千家の千宗室家元、メールマガジン配信「まぐまぐ」社長の大川弘一さん、歌舞伎役者の市川団十郎さん。左端が草野満代さん。

 千宗室家元は、茶の道が中国から渡来したけれども日本の茶匠は日本でできるものを工夫し取り入れ、茶道を創り上げた。「程のよさ」ということが生きており、それを大切にしたいと述べた。
  
 「まぐまぐ」社長の大川さんは、会社は職人芸だ、常に品質管理をし、品質を向上させる業(わざ)が必要。それに遊びという意識で自分はやっており、「遊び」が大事だと。

 歌舞伎の市川団十郎さんは抗がん剤の副作用とかで丸坊主であった。痛々しいという感じはなく、「病気は完治したと思っている。5月から舞台に立つ。」と力強く朗らかに言明。場内から拍手が沸いた。

 団十郎さんは、歌舞伎の中には世の理不尽なものをリアルに描くことで時代を超えて訴える力がある。また、先人から受け継いだ誇りがある。日本の伝統文化は年配者にやさしい文化だ。高齢であっても力があれば正当に評価される、と続けた。

 これらの発言は会場の視聴者に多くの感動を与えたようであった。団十郎さんはことし59歳。昨年襲名披露をした坂田籐三郎さんは昭和6年12月生まれと聞くから74歳で歌舞伎界のトップスターである。まさに世界に誇っていい日本の「やさしい文化」である。

 草野満代さんは司会者ながら、「最近お茶の稽古に励んでいる、とても心が落ち着く別世界のようだ」と体験談。和服もしっとりと似合ってステキであった。

 話の流れが最年少の大川さんにいった時、草野さんが「まだ尻尾を出さない。」とジョーク。それを聞いて、ジャーナリストというのは可愛らしい顔をしていても胸のうちはずいぶんだ、と思ったものだ。

※写真3 左端の草野さんは運悪く画面から半分外れている。カメラマン(筆者)は未熟さをタナに上げて、これは発言による減点と判定(笑)。

◇◇◇
 
 『和の学校』紹介。
  
 この法人は、上記の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。

1.社会教育の推進を図る活動
2.学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
3.環境の保全を図る活動
4.国際協力の活動
5.子どもの健全育成を図る活動
6.前各号に掲げる活動を行なう団体の運営または活動に関する連絡、助言または援助の活動

●過去の実例

 保育園であそぼ2005(京都府地域発未来っ子応援事業委託事業)

(1)日時:2005年11月22日(火) 午後 5時31分
   場所:A保育園(京都市左京区)
   費用:1家族300円
   内容:スティックトンボ(簡易竹とんぼ)
      ブンブンごま
      抹茶体験、子育て談話
   定員:30名程度


 和の学校 わらべ塾
 稲刈り
 保育園であそぼ

 和の学校 こころ塾
 源氏物語塾 〜 都の四季と名所の世界 〜
 天神塾 〜 都と祟りなす御霊 〜

 多くの参加者があり、着実にこれらの運動が広がりをみせている。

◇◇◇

 和の学校の編集長は、吉田りえこさんという30代の女性。彼女と山下修さんという有能なスタッフが主となってここまでサイトを育ててきた。上司であった故伊住政和社長の遺志を受け継ぐように、真摯な活動を行ってきた。

 筆者は旧くからの知り合いであるため、『和の学校』サイト創設のころからの交流などを少々記録に留めている。以下にその一端を。 

関連ページ
http://tubakiwabisuke.cool.ne.jp/wanogakkou.html
http://tubakiwabisuke.cool.ne.jp/izumisosho.html

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[17447] 当日、「和の学校」シンポジュウムに出席された方から
名前:椿伊津子
日時:2006/04/03 21:12
ここでは未だどなたからも書き込みをして頂けません。
でも、私のサイトの「談話室」のほうに常連さんの男性の方の投稿がございました。

丁度この方も「和の学校」シンポジュウムにお出かけになってたようです。
ご披露させていただきますね。

http://bbs2.ardor.jp/?0207/wabisuke


「和の学校」シンポジュウム。 投稿者:ぞうべ 投稿日:04/02(日) 15:07 PC [返信] [削除]

 椿わびすけ様、談話室の皆様。ご無沙汰しております。今日は朝から雨模様で、咲き始めた桜も心なしか悲しそうです。ここ4,5日表紙の写真が「和の学校」シンポジュウムになっていますが、実は私も先日、参加させていただきました。

 四条烏丸から京都の地下鉄にはじめて乗り、会場の京都国際会館へ。ひょっとしてわびすけ様にお会いできるのではと、あわい期待をしていたのですが残念ながらそれはかないませんでした。読売新聞社長、「和の学校」の故伊住校長の奥様の挨拶のあと、基調講演の山折先生(日本国際文化研究センター)のお話で、今、子供の遊びににらめっこがありますが、これは昔は村々の境界で異界から入ってくる不審者を防ぐ大人の仕事であった、というのが印象に残っています。金剛流の能「羽衣」もはじめて見せていただきました。生で見る能は迫力がありました。能装束もとても豪華で華麗。本来、能は能舞台でのみ行われるもので、今回のように会館の舞台で演じられるのはあまり例がないそうです。

 パネルディスカッションでは司会の草野満代さんが和服で登場。会場には和服の女性も多数見かけました。パネリストとして歌舞伎俳優の市川團十郎さん、メルマガまぐまぐの大川社長、裏千家の千宗室家元が「伝統文化とこれからの社会」というテーマで話し合いが行われました。市川團十郎さんは大病が癒えてあまり日もたっていないのに、声も大きくハリがあって「地獄から浮世へ還ってきました。」といわれ会場から拍手。千宗室家元に草野さんが「茶の湯における伝統文化についてひと言お願いします。」といわれたときは「あなた、控え室での打ち合わせのときと違うことをいわれますね。」と答えられこれまた会場から笑い。

 詳しくはわびすけ様のインターネット新聞の記事をご覧ください。また今月中ごろに、読売新聞に詳報が出るそうです。では本日はこれにて失礼いたします。 ぞうべ
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