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米海兵隊基地・普天間飛行場の代替移設に伴う名護市辺野古にあるキャンプ・シュワブ内の文化財調査の着手を阻止しようとして、公務執行妨害の容疑で名護署に逮捕された日本キリスト教の「うふざと教会」牧師・平良夏芽(たいら なつめ)容疑者(44)が27日午後1時に釈放された。留置されている2泊3日の間、留置場側の塀の外から支援者たちが大声で励ますなど、平良さんへの支援の輪が日ごとに増えていったという。 釈放された平良さんは元気で、支援者20人余に囲まれる中で、逮捕から留置場での様子、取調べの状況などを詳しく語った。それによると、文化財を調査するため名護市教育委員会の職員が乗った車を基地内に入れさせないため、車の前に立ちふさがった。車が平良さんにぶつかったので、「ひき逃げだ」と叫んだ。平良さんは「運転手を呼んでくれ」と警察官に再三言ったが聞き入れず、その警察官は「あなたからだ」といい、そのまま平良さんを警察車両に押し込んだ、という。逮捕されたのは午前9時55分。警察では時計とベルトをはずされた。警察官は「サイフは持っていないか」ときいたが、実際に持っていなかったので、「持っていない」と答えた。平良さんは1人だけ120番の留置場に入れられた。 逮捕後、弁護士の選任のため名前と牧師であることを告げた。その他は「完全に黙秘した」と説明。2日目は那覇市楚辺(そべ)にある那覇地方検察庁に移送され、田淵大輔検事の取調べが行われた。田淵検事は「自分のやったことは正しいじゃない」と誘導的な質問をしたが、平良さんは「黙秘します」と何も話さなかったという。 逮捕されたあとは、朝から夜9時ごろまで毎日、支援者が大声で平良さんを激励した。名護署は留置場内にわざと音楽を流して妨害したという。逮捕初日には沖縄の革新運動の指導者で、元読谷村長・元沖縄県出納長の山内徳信さんが激励に駆けつけ、支援者といっしょに留置場の平良さんを励ました、という。 キャンプ・シュワブ内には2カ所に文化財があり、いずれも兵舎の移転、V字型滑走路の建設予定地に位置している。その日、名護市教育委員会は文化財の位置確認の調査でキャンプ・シュワブ内に入ったが、那覇防衛施設局は場所を特定しておらず、結局職員たちは引き返えさざるを得なかったという。 基地移設問題に絡んで逮捕者が出たことで、名護市教育委員会の稲嶺進教育長は「職員が一番ショックを受けている」と話しているという。また、名護市民の間でも「警察はやりすぎ」との批判の声が聞こえた。 ◇ ◇ ◇
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