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11月19日に行われる沖縄県知事選挙で沖縄社会大衆党(社大党)など野党5党が擁立した、社大党副委員長で参議院議員の糸数慶子氏(58)の出馬表明が1日午後2時から那覇市内のパシフィックホテルで行われ、8年ぶりの県政奪還を目指すことを強調した。 糸数氏は基地問題を最大の争点に挙げ、米海兵隊普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設に反対し、国や県、名護市が8月に設置した協議会が新基地建設を目的にしたものであるならば「参加できない」ことを明確にした。 続けて糸数氏は稲嶺県政の基地政策について、「中央政府や自公政権の言いなりになっており、沖縄県としてのリーダーシップを発揮してこなかった」と強く批判した。また北部市町村が新基地受け入れを容認していることに対しては、「最終的な権限は県知事にある」として名護市と額賀前防衛庁長官とが合意したV字形滑走路に反対していく方針を明らかにした。さらに、「各種世論調査によると、県民の7割以上が新基地建設に反対しており、普天間飛行場はグアムを含む海外への移転をすすめたい」と主張した。 糸数陣営は「平和と共生」「自治と自立」をキーワードに掲げ、5党を交えた話し合いで15日ごろまでに具体的な政策を決め、発表する。出馬表明の記者会見には社大党、社民党、共産党、民主党、自由連合、連合沖縄、市民団体などが出席したが、野党の人選協議会に加わり、候補者人選に一石を投じた政治団体”そうぞう”は出席しなかった。「”そうぞう”を含め6者が一致すれば出馬すると言明していたが、”そうぞう”はなぜ出席していないのか」との記者からの質問に、糸数氏は「”そうぞう”の内部調整ができていない」と答えた。 沖縄県知事選挙には元法政大学教授の比嘉実氏(62)、琉球独立党の屋良朝助氏(54)、前沖縄県商工会議所連合会長の仲井真弘多氏(67)、参議院議員の糸数慶子氏(58)の4人が立候補を表明している。 マスコミは保守勢力が押す仲井真氏と革新勢力が押す糸数氏の事実上の一騎打ちと報じているが、両者とも複雑な内部事情を抱えており、従来の県知事選挙とは多少異なる要素も含んでいる。革新側が振り回された政治団体”そうぞう”などの動きも注目される。 糸数氏は1947年、読谷村生まれ。読谷高校卒業後、平和ガイドを経て、1992年に沖縄県議に当選(連続3期)、また2004年には参議院沖縄選挙区で当選している。初登院後、沖縄に帰る飛行機の中で「県知事選挙に出たい」と語っており、早くから県知事選挙に意欲を燃やしていた。 下馬評では、当初から有力な知事候補と見られていた。スムーズな候補者選考のために社大党から候補に挙がっていた同党委員長の喜納昌春氏と共に、一度は立候補を断念したが、結果的には事態を混乱させた。 ◇ ◇ ◇
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