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神奈川の横浜・そごう美術館で明日30日(金)から、写真展「ロバート・キャパ 戦争と子供たち そして、9.11」が始まる。 写真展は、東京富士美術館のコレクションから「戦争と子供たち」をテーマに、キャパと、キャパが創始者の一人に名を連ねる国際写真家集団「マグナム」の会員たち、そしてキャパの死の翌年に創設されたロバート・キャパ賞の受賞写真家たちの計23名の作品150点が出品される。 1913年生まれのロバート・キャパは、その撮影活動の場の多くを戦場に求めた。スペイン内戦中の1936年、敵弾に倒れる兵士の瞬間を捉えたとされる「崩れ落ちる兵士」で有名となったキャパは、1954年にインドシナ戦線で撮影中に地雷を踏んで亡くなるまで、日中戦争、第2次世界大戦、中東戦争と、戦争の姿を撮り続けた。 「戦争写真家」の代名詞と言っても過言ではないキャパだが、彼がファインダーにとらえたのは、戦場や兵士の姿ばかりではない。戦火から避難する家族、難民センターでうずくまる少女にも、深い眼差しを向けている。 戦争をテーマに取り上げた報道写真が、平和と対極にある状態とはどんな姿かを知らしめる媒体として存在することは、衆目の一致する所だろう。武器が並ぶ殺伐とした戦場、激しい戦闘場面、破壊された街並み、横たわる兵士の遺体。そうした日常で見慣れない光景に、私たちは目を奪われがちだ。 だが、戦争で傷つくのは人の肉体や街の建物といった、形のあるものばかりではない。築いてきた日々の生活、心、人と人とのつながりなど、形のない、だが大切なものも破壊されていく。そして、その影響は、社会的に力が弱い者に、より大きな波となって襲いかかる。 イラク戦争が完全に終結したとはいえない今、写真展を訪れ、人と社会を脅かす戦争の姿と、その犠牲となった子供たちの姿を見て、さまざまな事に思いを致すのも必要なことかもしれない。 展覧会名:ロバート・キャパ 戦争と子供たち そして、9.11−東京富士美術館コレクションより− 会期:2004年1月30日(金)〜2月29日(日) 開館時間:午前10時〜午後8時 ※2月17日(火)は午後3時開館 入館料:大人800円、大学・高校生600円、中学・小学生400円 問い合わせ先:そごう美術館045−465−5515 |