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まず経緯を知るためにこちらの記事を見ていただきたい。 文化・エイベックス販売の"のまネコ"、2ちゃんねる"モナー"のパクリと批判の声続出。http://www.janjan.jp/culture/0509/0509072132/1.php 多くの報道機関が「金儲けをしている事に怒っている」という風に書いているがそこで疑問である。では雑誌は電車男や2ちゃんねるを扱って金儲けしてないのだろうか?答えは“NO”だ、問題はそこではない。 タカラギコ<問題>は商標登録による【独占】が問題とされた。一方、エイベックスののまネコ<問題>は、ほんの少しの改変でオリジナル作品として売り出されることにより、本来のキャラクターが【使えなくなる可能性がある】という点が問題なのだ。 例えば、この「ほんの少しの改変によってオリジナルとして売り出される」の部分を文章の事に置き換えてみると、「語尾を変えるだけでオリジナルとして販売するということになる。つまり、【盗作】ということである。しかし、これが作者に敬意を表し、引用元を表記するという手続きを踏み、一部を説明の為に使うのであればそれは法的にも認められた【引用】となる。 今回の件も2ちゃんねるの反応を見ていると、大部分が<オリジナルとして売り出していることはどうなんだ>という意見が問題の核心のように見える。 と、そのような状態で ■のまネコ著作権について 【当社製品に使用されているキャラクター「のまネコ」は、「のまネコ」の著作権を管理する有限会社ゼンと商品化契約を締結した上で使用しております。「のまネコ」は、インターネット掲示板において親しまれてきた「モナー」等のアスキーアートにインスパイヤされて映像化され、当社と有限会社ゼンが今回の商品化にあたって新たなオリジナリティを加えてキャラクター化したものですが、皆様において「モナー」等の既存のアスキーアート・キャラクターを使用されることを何ら制限するものではございません。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。 有限会社ゼン http://www.e-zen.info/ エイベックス ネットワーク株式会社 2005年9月8日 参照元 http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/050908noma.htm】 と同社は釈明を行なったのだ。 「モナー」等の既存のアスキーアート・キャラクターを使用されることを何ら制限するものではございません。この発言はそれまで起きていた反応に油を注ぐことになり、真似した事を認め、モナーの変種であると表記すればいいとの反応であった人達まで強硬な反応を示すようになったのである。 また、既存のということは<今後新しく創造された作品に対しては主張する事もあります>という事を意味し、それに対する反発も相当のものである。 元々、最初に書き込んだ権利者が認めるのであれば商用利用に異議を示さない人達が大半で、また権利者が不明の場合、独占をしなければ問題ないという思っている人は多いのである。実際に、過去にアニメで「ナースウィッチ小麦ちゃん」というアニメの中で2ちゃんねるで生まれたキャラが使われた事ある(※)が、比較的好評な反応であったし、「モナー」や「しぃ」といったキャラが販売されている事に反発などはほとんど起きていない事を見てもらえば判るだろう。 最後に、今回の件でのエイベックスの対応は経営判断としてもクリエイトに関わる企業としても、賢明な判断とは思えないというのが私の感想である。 (今回は法的問題より倫理観について書いてみました、まだまだ私が知らない部分や意味が伝わらない文言があるかと思います。ご意見板にコメントをお寄せください。) ◇ ◇ ◇
※筆者の三浦氏のご意見板での指摘を受けて一部、記事を訂正しました。
※この問題の若干の解説 1.まず、この問題のもとになっている音楽がある。それがO-ZONE(オゾン)というモルドバ(ルーマニアとウクライナの間に位置する国。公用語はロマンス語系のモルドバ語=ルーマニア語=ラテン語に起源を持ち、イタリア語に近い言語)出身の男性グループが歌う"Dragostea Din Tei"(邦名:恋のマイアヒ)という曲である。これを2005年3月2日にエイベックスが発売している。これはヨーロッパを中心に大ヒットした曲である。 2.日本でも当然ながらヒットし、大きな話題になっているが、その理由のひとつに空耳FLASH(ムービー)が作られたことがある。空耳とは、テレビ朝日の人気番組「タモリ倶楽部」の『空耳アワー』(定番コーナーとして外国アーティストの楽曲のフレーズに着目した「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる『空耳アワー』)を思い出してもらいたい。FLASHとは、アニメを制作するソフトであるが、これを使って日本人には意味不明のルーマニア語を日本語に面白おかしく置き換えた歌詞(空耳)に画(イラストや写真などの画像)をつけてアニメーション化したFLASH作品のことだ。 3.FLASHを使いこなせるSEやオペレーターなら誰もが作品を作ることができるわけだが、今回話題になった作家は<わた>というクリエイターである。かれは2ちゃんねらーでもあるそうで、2ちゃんねるでAA(アスキーアート)で作られたネコのマスコット、モナーをヒント(インスパイヤー=マネ=パクリ)にこれを白いネコとして表現し、空耳(わた氏自ら考えた歌詞)に合わせてエイベックスの依頼を受けてアニメ(イラスト化)にしたムービー作品が大きな話題となったわけである。 ムービーには白いネコキャラ「のまネコ(エイベックスがオリジナルだとして著作権を主張)=空耳でネコのイラストとともに『飲(の)ま飲(の)まイェイ!』などと曲に合わせて文字が出る」と名づけられたネコが登場し、人気化。こうした話題性などで、曲自体はオリコンのアルバム週間チャートで1位となったりし、洋楽としては異例のヒットとなっている。 4.で、その作品(わた氏制作)がここにある(他の作品も) 大人気の「恋のマイヤヒー」を使ったフラッシュ作品。. http://f32.aaa.livedoor.jp/~karasu/flashes/flashyahie.html (フラッシュ倉庫kokoroチャンネルより) 5.これに危機感をもったのが2ちゃねらーである。詳細は記事。 6. 問題の「のまネコ」キャラによるグッズ販売が活況だ。ロイヤリティはエイベックス=ゼンに入ることになる。どのような商品展開が行なわれているか。 http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/wMENU.asp?menu=artist&ACode=NN050901&sel=artists http://toyup3.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20050903221303.jpg http://www.geocities.jp/nomamona_hikaku/7.html http://www.geocities.jp/nomaneko_mona/hikaku12.jpg http://image.blog.livedoor.jp/ex11_news4vip/imgs/5/0/50c594bc.jpg 当然、似ている海賊商法にはゼンから警告が出ることが予想される。これが難しい。そのネコキャラの権利者はゼンなのか、2ちゃんねるを源流とするものだから著作権フリーなのか?という問題が惹起するのである。 (編集部) |