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「スワロウテイル」(96年)などの代表作がある岩井俊二監督の映画。繰り返し何度観ても面白いのは、なぜなのか……。 第19回東京国際映画祭で23日、岩井監督の初プロデュース、初の東京国際映画祭出品作品である「虹の女神 Rainbow Song」を観ました。 岩井作品の面白さ。理由の一つに各シーンの登場人物も含めた風景が、単にストーリーの説明のためだけでなく、風景自体の雰囲気が楽しめる。身近で日常的にある景色でありながら綺麗に映されて効果的に映画を引き立てているからだと感じます。 「虹の女神」はマンションから望む空と街並みの光景から始まり、都内の大学構内、公園など、ごく日常的な空間を背景に物語が淡々と展開していきます。 作品を通して雰囲気の面から特に気に入ったシーンを挙げます。映研の部室の落ち着いた感じ、屋根の上のシーン、3人でお祭りに行く場面(岩井監督の「花とアリス」(04年)のような雰囲気)、劇中に上映される主人公が作成した自主映画「THE END OF THE WORLD」などです。 景色、色、木々や窓からもれてくる光。主人公の妹(蒼井優)が目が見えない設定が逆にそうしたものを強調していて、主題の一つだったのかなと思いました。 今回は熊澤監督ということですが、岩井作品の雰囲気を引き継いでいるように思いました。物語の詳細や配役、演出、音楽、等などには触れませんでしたが、これらも言うまでもありませんでした。 ◇ ◇ ◇
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