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文化

中国食品不安の米五輪選手団、築地で食品調達

田中龍作2008/02/10
毒入りギョーザ事件で中国食品への不安が広まり、米五輪委員会は北京五輪の米国チーム用の食材は中国以外の国から調達することを決めた。海産物は日本からで、築地市場になるとみられる。果物類はオーストラリアからの搬入なども決まっている。
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中国食品不安の米五輪選手団、築地で食品調達 | 仲卸業者の「目きき」が高品質を維持、衛生管理につながっている(築地市場で、筆者撮影)
仲卸業者の「目きき」が高品質を維持、衛生管理につながっている(築地市場で、筆者撮影)
 毒入りギョーザ事件で中国産食品への懸念が広がり「北京五輪は大丈夫か」の声も上がるなか、米国五輪チームは北京には中国以外で調達した安全な食材を持ち込むことを決めた。海産物は日本で仕入れ、果物類はオーストラリアから運ぶ計画という。米紙が報じた。

 日本最大の魚河岸・築地の東京中央卸売市場関係者の話によると、昨年夏、中国環境学会の研究者たちが同市場を見学に訪れた。一行はハエが1匹もいない市場の衛生管理に目を剥いた。中国では空前の好景気に連動する「寿司ブーム」の到来で、魚の需要が急速に高まっている。だが、中国の市場では、海産物に黒山のごとくハエがたかるのが普通なのだそうだ。

 五輪前後1カ月にわたる長期間、大量の食品を継続して調達できる市場は、日本だと築地しかない。羽田や成田に近い地の利からいっても、この米五輪チーム用の海産物は築地から仕入れることになるだろうことは明らかだ。

 「昭和10年(1935年)の創業以来、築地では一度も食中毒を出したことがない」が仲卸業者たちの自慢だ。かつてインドネシアから一酸化炭素を吹きつけたマグロが入荷した際、仲卸業者の「目きき」が見破った。一酸化炭素を吹き付けると、腐った魚肉でも鮮やかな赤色になる。マグロの不自然な赤色を、一瞬で見抜いたのだ。研ぎ澄まされた仲卸業者たちの眼力が、徹底した衛生管理につながっている。

鶏肉食べてドーピング検査アウト?
 米国オリンピック委員会(USOC)の食料担当者が昨年、事前調査で中国を訪れた。スーパーで売られている鶏肉を持ち帰って検査したところ、大量のステロイド剤が検出された。ブロイラーを大きくするため、筋肉増強剤のステロイドを大量に投与していたのだ。

 もし選手が食べれば、ドーピング検査で陽性反応が出るのは必至となるほどの量だった。殺虫剤が混入したギョーザ、農薬まみれの野菜も怖いが、ドーピングで選手がメダルを剥奪されたりしたら、ことは国家のイメージ失墜にもつながってしまう。

中国食品不安の米五輪選手団、築地で食品調達 | 国産ギョーザの皮はどこも売り切れ(都内のスーパーで)
国産ギョーザの皮はどこも売り切れ(都内のスーパーで)
 米五輪委員会(USOC)の「食材調達作戦」が起動した背景には、そういう事情が強く働いたようだ。USOCは安全な食材を原則として中国以外の所で仕入れ、北京に運搬することにした。現在までに肉、海産物、果物を中国以外で調達することが明らかになっている。野菜や水など具体的には来月末までに決める見通しだ。

 米チームの栄養士は選手たちの食事メニュー1,500レシピを考えているという。膨大な数のレシピで、選手だけで600人、役員分も入れれば1,000人を超す食事を調理するには大量の食材が必要だ。中国の食材を使わざるを得ないケースも出てくる。ここは頭が痛い。

 食材担当者の心配のタネはまだある。海外で仕入れた食材を中国に持ち込む際は税関を通らねばならず、ここで10日ほど留め置かれる。テロリストや犯罪者に、毒物を混入するチャンスを広げることにもなる。水も問題だ。中国では水道水をボトルに詰め、有名ブランドのラベルを貼った「偽ミネラルウォーター」も、膨大な本数が出回っている、という報道もある。

 冷凍ギョーザに毒物が混入していた事件は、中国での食の安全確保が難しいことを改めて思い知らせた。日本チームは大丈夫か。まだ対策は発表されていない。
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[32708] 安全だけでなく、日本の農業再生のために
名前:坂井貴司
日時:2008/02/10 21:39
 日本の農家は、安い中国産農産物のおかげで、栽培した作物を安く買いたたかれ、所得の減少に泣いています。若者は農業に未来がないと感じて農村を去っています。中国産農産物輸入が急増したここ4,5年、農地の荒廃が加速しています。このままでは日本の農業が壊滅することは明らかです。
 もう日本は中国産を始め安い外国産農産物の輸入して胃袋を満たす事を止めるべきです。日本で生産できるものは日本で生産すべきです。それを消費者が買うのです。それが日本の農業を再生させ、荒廃した農地を甦らせ、農村に活気をもたらします。
 雇用の拡大と過疎化の阻止のために、消費者は国産の農産物をっ買うべきです。
 
 
 
[32691] わが国も自前の補給物資を!
名前:田中秀郎
日時:2008/02/10 11:10
アメリカの対応は当然のことと思います。
わが国も選手団の食料の安全確保のため、
自前の食材を準備するべきと思います。

それを万が一、拒否されたら、検査機材、
スタッフも同行して確認できたものを受領するなど
の、柔軟な対応も必要でしょう。

私は直接訪れたことはありませんが、一緒に仕事を
した先輩などが出張で訪れた際など、街中での食事は
要注意だから、ホテルでの食事を勧めておられたことを
思い出します。
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