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政治

イラクで市民誘拐 信念貫く2人

編集部2004/04/30
イラクから帰国後、静養していた今井紀明さんと郡山総一郎さんの記者会見が4月30日夕、東京・霞ヶ関で行われた。(この件に関するご意見の書き込みは、「イラクで市民誘拐」掲示板にお願いします
イラク 戦争 NA_テーマ2
「責任は自分の目で見たイラクの現実を伝えていくこと」

 イラクから帰国後、静養していた今井紀明さん(18)と郡山総一郎さん(32)の記者会見が4月30日夕、東京・霞ヶ関の弁護士会館で行われた。

 200人を超える報道陣。20数台のテレビカメラ。今井さんと郡山さんが現れるのをいまかいまかと待ち構える会場には、緊迫感が漂っていた。会見が始まる直前、2人の席を所狭しと取り囲むカメラマンに、弁護士が席からもう少し離れて欲しいと伝えたが、「我々が信用できないのですか」との声が上がり、取材陣は動こうとはしなかった。

 弁護士と共に今井さんと郡山さんが姿を現すと、絶え間ないフラッシュが浴びせられた。一旦着席した2人は、堅い表情のまま立ち上がり、支援と協力について「ありがとうございました」と頭を下げた。「なぜ出かけたのか」「どこで捕まったのか」「拘束されているときはどんな状態だったのか」「ビデオはどのように撮影されたのか」事件の経緯について、今井さんと郡山さんは代わる代わる、落ち着いた声で、順序だてて説明を始めた。

 冷静に事実説明を行っていた2人の声に力強さが加わったのは、「自己責任論」について述べたときだ。郡山さんは「僕らジャーナリストというのは、危険でも現場に立って伝えるということがあるのではないか。そういう信念を持って、リスクをしょって報道します。だから今あがっている自己責任論はちょっと僕らに、あてはまる言葉ではないと思います」とはっきりと言った。

 今井さんは「自己責任というより、今回のことで自分にとっての責任の取り方というのは、今回の体験を日本の人々に伝えること。つまりイラク戦争の現実とかそういうことを伝えていきたい」と述べた。

 また、今後のことについて、郡山さんは「拘束と言う形で、取材できなかったわけなんですけれども、今後も、この体験を生かして、これから先もずっと、イラクとは言わず、世界中を自分の目で見て、確かめて、日本のみなさまに伝えていこうとがんばっていきます」と決意を新たにした。

 今井さんは「僕がやっていることは劣化ウランの問題で、そういうことを調べるためにイラクに行ったわけですから、これからも、その問題を伝えていくようなことをしたいと思います」と話した。

 2人は、これらの言葉を述べるのに、何の躊躇もないようだった。世間で起きている一部のバッシングも承知の上、覚悟を決めてきた。そんな風に映った。

 体調が万全ではないという理由から、質疑応答に入る前に退席しようとする今井さんに、「そんなにしゃべれるのなら、もっとしゃべればいいじゃないか」、会場の後方から、うなるような声が浴びせられた。

 その後、一人で記者団の質問に応じていた郡山さんは、拘束中、日本でこれほどの騒ぎになっているとは思わなかった、と驚きを語った。解放後、テレビを見ることができるようになって、日本での様々な動きを知り、自分たちの信念が否定されたかのように思えることがあった、という。自信喪失という大きなショックを受けたのではないかと、いまだ人前に出られないほど憔悴しているとされる、高遠さんをおもんばかる場面もあった。

 彼らの断固とした姿勢からは、自分たちの信念を伝えたい、という必死の叫びが聞こえてくるようだった。《会見詳細は次のページ》
◇ ◇ ◇
関連資料:
今井さんら3人、イラクでの動き(4/30記者会見資料)

過去記事:
市民団体、政府に申入れ(04/27)
帰国会見、本人出席できず(04/19)
3人帰国(04/18)
全員無事解放(04/17)
3人無事解放(04/16)
必死の思い(04/15)
声を荒げる家族(04/14)
「解放いつ?」3家族ダウン(04/13)
「解放期限」過ぎる(04/12)
24時間以内に解放か(04/11)
今井さんの家族、アルジャジーラ出演(04/10)
小泉首相、「自衛隊の撤退はない」(04/09)
市民記者・今井紀明さんを殺させるな(04/08)


【ご意見の書き込みについて】
 イラクで日本人が誘拐された事件に関して多くの方からご意見をお寄せいただいております。より多くの方のご意見をまとめてご紹介するため、こちらの掲示板に一本化させて頂きたく思います。
 また、編集部が報じました「イラクで市民誘拐」に関する記事も集約させていただきました。そのため「信念貫く2人 責任は自分の目で見たイラクの現実を伝えていくこと」など個別の記事に、すでにお送りいただいたご意見も、こちらにまとめさせていただきました。どうぞご了承下さい。こちらの掲示板のご活用をよろしくお願い致します。(05/07)
イラクで市民誘拐 信念貫く2人
今井紀明さん
イラクで市民誘拐 信念貫く2人
郡山総一郎さん
イラクで市民誘拐 信念貫く2人
記者会見で配られた拘束地点を示した地図

ご意見板

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[1542] 明日16日郡山さんが九段会館に
名前:安住るり
日時:2004/05/15 16:58
[明日のイベント]のところにも出ていますが、そこには書いてない新情報です。
***********************************
平和政策塾・Peace Policy Planningセミナー
タイトル:スーパートーク・天木直人&伊藤真
サブタイトル:「オンリー・ワンでいこう! 〜外交×憲法=平和〜」
日時:5月16日(日)14:00〜16:00
会場:九段会館
〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-5 TEL 03-3261-5521
交通:地下鉄 東西線・新宿線・半蔵門線 九段下駅(4番出口)から徒歩1分
お話:天木直人(前駐レバノン特命全権大使)、伊藤真(司法試験塾・伊藤塾塾長)
司会☆木村晋介(弁護士)、猿田佐世(弁護士)
特別ゲスト:郡山総一郎さん(ジャーナリスト、イラク人質事件)
特別企画:アメリカの戦争ウラ工作の歴史を暴く映画「テロリストは誰」ダイジェスト版上映
参加費:当日=2000円、前売り・一般=1500円、学生・伊藤塾塾生=800円
チケットぴあにて発売中 0570(02)9999 
★Pコードは602−821
主催 平和政策塾 http://heiwajyuku.hp.infoseek.co.jp/
連絡先 090−9964−5024(タケムラ)
協賛☆(株)法学館 伊藤塾
連絡先 03−3780−1717
前売り扱いでの申し込み希望者はFAXで名前・住所・電話を044-865-9457へ。
[1488] 1406の荒谷内(アラヤウチ)さんへ
名前:安住るり
日時:2004/05/11 23:05
以前に別のスレッドであなたに質問をしたのですが、お気付きにならなかったかもしれませんので、ここに書かせていただきます。
草壁聖一さんの「戦争とジャーナリスト」という記事のところ、4月24
日に私が「パウエルの発言」というタイトルで、1194のあなたのご意見のすぐあとに1198でいくつかの点について、あなたに質問を出しております。できればお答えください。

1406の「今度は」のご意見ですが、「普通の18歳の少年を必要以上に美化」とは、具体的に、どんな報道だったのでしょうか?
ご意見の主旨がよくわからないので、お尋ねします。
よろしくお願いします。
[1406] 今度は
名前:荒谷内徹
日時:2004/05/07 01:33
報道ステーションやニュース23が普通の18歳の少年を必要以上に美化し始めましたね。批判も事実以上に非難または美化を行なうのは、何か他に目的がある者がよく使う手ですね。
[1389] 人質の方々には感謝しております!
名前:Diogenes
日時:2004/05/05 19:49
下の方々のご意見には賛成です。中でもオレンジ麒麟さんの「3人に勇気をいっぱいもらいました!」には涙が出そうなくらい嬉しくなりました!大人ぶった連中より高校生の方がずっと立派です。ところで今回の自己責任論騒動(議論というにはあまりにもレベルが低いので騒動と呼びますが…)は、まったくナンセンスで無責任な責任回避のレトリックにすぎません。そもそも「自己責任」という言葉自体がトートロジーで意味のない言葉です。「責任」といえないから(自業自得ではあまりにも品性が疑われるし…)「自己責任」などともっともらしい言葉を使うのです。自己責任とは自分に対する責任ということで、本人が使うならまだしも、他人に対して使う言葉ではありません。その意味では、人質の方々は見事に自分に対して自己責任を果たしていますし、誰にも何の迷惑もかけていません。それどころか、彼らは日本人のイメージを高め、若い人に勇気を与え、人々にイラクの現状の一端を伝え、政府の危機管理能力の欠如に気づかせるなど、命がけで素晴らしい貢献をしたのです。彼らを非難する資格のある人などこの国には一人もいません。彼らの勇気には心から感謝するとともに、同じ人間としてとして誇りにさえ思います。どうか胸を張って大いに発言して下さい!
[1378] お礼が遅れまして申し訳ありません
名前:東堂一
日時:2004/05/05 04:43
当地、電話事情が悪く、何度投稿しても途中で「タイムアウト」となり、明快、ご丁寧なReへのお礼が送れまして申し訳ありません。

本日、他スレにて投稿ができましたので、急ぎ文章をしたためている次第にて、推敲の不足はご容赦ください。

確かに、モラリズムばかりの議論に辟易いたしました。あろうことか与党の重鎮まで・・・(笑)。
今更ながらですが、アル・ジャジーラの第1報映像を見た瞬間に、「犯人は素人、危害を加える意思なし。人質が冷静であれば時間が解決。」と確信しました。(マハディ軍の服装に運動靴、人質の扱い方等々は、「自作自演説」の方々と同じですが、自作自演ならナイフの刃は、首に向けれるでしょう。←峰しか当ててません。)

「自己責任」については、人質の5人は、正に自己責任において今回の事件に陥ったわけで、彼等への批難、批難への感情的反論は、論議のための論議でしかなく、外務省が「国援法」を公表せず、「借金取り立て」のように国内主要各誌が書き立てているため、欧米メディアでは「日本は冷血な国」と酷評されています(欧米なら彼等は凱旋ヒーローです)。
一国民として、情けなく思います。

それではまた、どこかで
[1371] 彼等は自分に内在する怒りの矛先を5人に向けている事に気付いていない
名前:ミミ
日時:2004/05/04 15:12
大山さんの意見に同感です。批判、嫌がらせは自分を尊重出来ない人間がする行為ですよね。自分を尊重し慈しむ事が出来る人間は他人に対しても同じように尊重し理解し寛大になれるものです。前者は心理的にネガテイブな状態(マイナス思考と言うのでしょうか)であるが故に連鎖的に他人を傷つけダメージを与える事で優越感に浸っているに過ぎないのですよ。それが自分自身に向かう自分の中の怒りとも気付かずに。 自分を見つめる必要があるのはまさしく前者達!政府の態度もまた傲慢これもネガテイブな状態。類は類を呼び団結するんです。ネガテイブはポジテイブより強い傾向にあるため、見ていると判りますが屁理屈を言ってそれを通そうと強行的に出るのです。何を恐れているのでしょうね。笑ってしまいますね。 
[1345] 自己責任騒動を見ていると
名前:大山昇
日時:2004/05/03 03:50
はじめまして。
素朴な感想なのですが、なぜこれほど自己責任云々で大騒ぎする必要があるのかがよくわからないのです。
本来ならごく単純なモラルの問題として、一応は公の場で「迷惑かけてごめんなさい」「分かったのならもういいよ。これからは気をつけてね」という会話が一回だけ交わされればそれで十分であって、細かいお金の話云々はあるとしても本質的にはそれで万事終了するだけの話なのではないでしょうか。
たったそれだけのことなのに、政府からマスコミから大騒ぎになって、まるで5人が凶悪犯でもあるかのようにしつこく取り上げる意味が分かりません。
しかも全国からバッシングと称する卑怯な嫌がらせが本人たちの身の回りに殺到しているのですから、殊更今「自己責任論」などと騒ぐこと自体がほんとうに大人げなくみっともない、結果イジメを煽っているだけの恥ずべきことだと思うのですが、いかがでしょうか。
[1340] 「語り得ない事柄についての沈黙」を求めて
名前:川上直哉
日時:2004/05/02 23:55
 すずきさんのno.1288に、心から共感します。「自己責任」を巡る議論をいくら聞いても、空疎な砂を噛む思いをしていました。金子勝氏が、インターネットラジオで「巷の自己責任を言う人たち、そのほとんどはサラリーマン。つまり、自己責任を取りようのない人たちが、盛んに自己責任を論じている」と言い切っていました(http://www.tbs.co.jp/ac/)。厳密にそのことばが正しいかどうかについては、異論もあるでしょうが、私には、現実の一端を上手に切り取っているように思われます。
 そこで私が思い出すのは、哲学者ヴィットゲンシュタインの格言「語り得る事柄については雄弁に語れ、語り得ない事柄については沈黙せよ」です。「自己責任」論とは、「語り得ない事柄」を強弁する歪みを伴っているのではないか。すると、私の良心が命じる私の倫理は、「自己責任論」を語ることへの異議申し立て、その欺瞞を問うことかと、そう考えました。
[1326] 東堂一様 拝見しました
名前:swan_slab
日時:2004/05/02 01:35
こんにちは

「国の援助等を必要とする帰国者に関する領事官の職務等に関する法律」ですか。

海外交流審議会第2回領事改革部会
平成15年4月15日(火)
の議事録でようやく発見しました。

悲惨な目に会わないとお目にかからない法律ですね。



それはともかく、ご意見に同意です。


私個人の職場がODA関連の業務を数多く抱えていることが一点、国内の業務においても危険な作業が多く、安全管理のシステム構築は必須条件で業務を行っていること、それから、友人知人に紛争地域を取材するカメラマンが何人かおり多くの知見を得ることができた点などから、今回の事件についてはただならぬ関心をよせてみていました。


とりわけ迷惑論やリスク管理が甘いのではないかという批判が出る中で、一部のプロフェッショナルな方々のご意見がメディアで報道されていたわけですが、それにもかかわらず、インターネットの世界は一種独特のムードがあったように思います。


自分の感情を代弁するのに都合のいい言説をコピペしまくるといった情況です。


恐らく安全管理など業務として一度たりとも携わったことがないような市民が、法人の海外業務でのリスク管理について知ったかぶって論評をのべていたり自説の援用にしていたりする。また、紛争地域の渡航の経験もないだろうに、ああすべきだこうすべきだ憶測で持論を展開しているのがしばしば散見されました。


私自身も憶測でいろいろと彼らの行動を批判していた面があったのですが、しかし、実際に紛争地域に取材した経験がある人間とこの件について話し合うと温度差が明確に現れるんですよね。

例えば、安田さんたちが墜落ヘリを取材に行こうとしたのは軽率だったのでは?と私が問うと、「いや。あれこそ、ジャーナリストであれば、やむを得ない行動で重大な落ち度はないのではないか」という反論が返されたりする。
それが妥当なのかどうかをやはりシロウトには判断ができないことが多いと感じざるを得ませんでした。




そういうことから、事実をしっかりつかまずに、あるいは現場の人間の認識、要求される水準を理解することなく、知ったかぶってああすべきだこうすべきだというモラリズム(迷惑論)を噴出させても、安全管理にはひとつも役に立たないと感じていました。


報道機関の報道においても、具体的にどのような情況で、どのような注意をすべきだったかを示した報道は非常に少なかったように思います。

>これら「公正、公平な報道」に反するマスコミの不誠実な態度こそ、追求されるべきではないでしょうか? >東堂一様

おっしゃるとおりだと思います。
[1321] 今回の事件で明らかになった、抗戦しているのは市民だった事実を大事に  個人の責任追及でなく
名前:北誠
日時:2004/05/01 20:14
 何故、今回だけ、税金を使って救出するのは、おかしいのか理解に苦しみます。
大法人であれば、税金を使って救出しても問題ないのでしょうか。

 多額の借金で高額な役員報償を自ら決め、更に法外な退職金を受け取り、これ以上営業は続けられないからと、税金を注ぎ込んでくれと言った会社が何社あったのでしょうか。
 小泉政権はもちろんのこと、それ以前の政権からこのことに、何の個人責任を追及せず湯水のごとく注ぎ込んで来ました。
  
 今回、迷惑だ、自己責任を取れ、費用を払えと小泉純一郎氏とその取り巻きが何故言うのか、見極める必要があります。
 
 本来のイラク復興支援とは何か、そもそもイラクへの予防戦争の是非、その中での自衛隊派、これらから目を反らせるものです。
また、政権の意に反すると、このような目に遭うぞと言われてる様です。

 やはり、今回は個人の云々より、人質事件で明らかになった、ファルージャで抗戦しているのは、小泉純一郎氏の言うテロリストでないとい事を知りえて、これからどうするのか、論議する方が重要かと思います。
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