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「郵政民営化賛成か、反対か」を問う衆院選は議席数では、自民・公明与党で約70%を確保し圧倒的多数で国民は賛成したかに見える。しかし、得票数から考えると賛成49%、反対51%になるし、有権者数から判断すると賛成は33%、反対は34%(勿論投票していないヒトは除く)で、国民の半数は反対している事になる。 郵政民営化反対派に送り込まれた対抗馬の得票数を見ても、地縁、血縁のない選挙区で、良くもこれほど支持票を得ることが出来たものと驚くばかりである。自民党の地方議員が協力したことも大きいであろうが、公示前の小泉劇場の過熱報道が相当の関心を呼んだのではなかろうか。 各報道機関も、刺客報道で、他の予想される候補者もついでに取り上げる事により、公平さを出そうとしていたが、公職選挙法の事前運動に抵触する恐れがないだろうか。HPが問題になったが、それ以上の影響がマスコミの報道ではある。 選挙期間中、反対派は「郵政民営化には賛成であるが、法案には賛成できない」という。 賛成派に「実際に法案を読んで、賛成しているのか」と叫んでいたが、今回自民党に投票した人でも、関係者や、学識経験者の一部を除き、読んだ人は皆無ではないか。 小泉さんと一緒に郵政民営化の本を出版した松沢神奈川県知事が、現在の法案の内容は当初の民営化案に比べ50%程度の出来で、「やらないよりは、まし」という内容であるらしい。 「小さな政府」、「官から民へ」、「民で出来ないものはない」、「民営化で税収が増える」、「官の無駄な事業をなくす」、「利権がらみの政治をなくす」のが何故悪いのかと問われれば、皆良いに決まっている。しかし、実際に突き詰めて考えると「?」ばかりの内容のようだ。 郵政民営化に反対している人が51%もいる。これからの審議で、その内容を国民の前にはっきりさせる事が新しく選ばれた国会議員の責務である。「おかしい」と判断するか、「その通りで、推進すべきである」と判断するかは有権者の責務である。 このような政策を議論するに当っては、往々にして反対派が指摘した問題点が現実のものになる事例が多いようだ。郵政民営化が行財政改革など構造改革全般にわたって整合性された内容になっているのかどうか、 小泉さんは、「自分の在職中は増税しないが、増税の検討はする」といい、財政再建を叫びながら、4年間で170兆円の借金を増やしたし、「小さな政府」と言いながら、官僚の利権から脱却出来ていない。 選挙期間中は、「まずい問題」には、一斉にほおかむりし、やさしい問いかけで、圧倒的多数(?)の支持を得た。しかし、これからもずっと隠し通せるものではない。 これから1年、なにをやるのか。頻繁に国民に説明する義務が、小泉さんにはある。二大政党化してきた現在、今回の民主党の敗北も、「次は我が身か 自民党」になる可能性が大である。 ◇ ◇ ◇
筆者:「衆院選 郵政民営化 賛成49%、反対51%」の数字の根拠について
2005.9.13 朝日新聞 新たな国会の精力 9月12日現在 小選挙区 投票数 68,066,283票 自民・公明 33,499,493票 その他の党 34,566,790票で計算した。 賛成は33,499,493/68,066,283=0.4922 反対は34,566、790/68,066/283=0.5078 になります。 従って郵政民営化反対は51%としました。 比例区の票もありますが、小選挙区の票で計算するのが妥当と判断しました。 特集「選挙が面白くなる!2005総選挙全情報」 |