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東京 自治体 NA_テーマ2
東国原知事が外国特派員協会で会見
2007/03/15










 そのまんま東こと東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)宮崎県知事が14日、日本外国特派員協会(千代田区)で記者会見を開いた。

 12時15分ごろ、有楽町電気ビル20階の外国特派員協会の廊下に知事が姿をあらわすと一斉に報道陣が詰め寄った。周りを囲んだのは主に国内のマスコミだ。宮崎の地鶏を使った昼食会のあと、同協会のDennis Normileさんが司会を務めた。

 知事の第一声は「It's fine today」。大学受験のとき学んだという英語で冒頭しばらく話した。日本語では半生を語った。

 小学2年生のとき、将来の目標はフランス人になることで、それを聞いた教員は「頑張ればなれます」と言った。小学5、6年生のころに目標が変わって「政治家とお笑い芸人」と文集に書いた。中学2年生になると、芸人を志して宮崎から家出をしたが北九州で保護された。「そこから警察との長いお付き合いが始まるわけです」と会場を笑わせた。

 ビートたけしとビートきよしの漫才を見て「北野武は日本のお笑い文化、サブカルチャーを牽引していく人間だ」と22歳の知事は確信し、ビートたけしの弟子になった。ここで空気の読み方、チームリーダーの心得、笑い、話の構成などを学んだという。ほかに「フライデー事件」の裏話などもした。

 宮崎県知事になろうとした理由と地方自治については、「小さいころから育った宮崎を変える、宮崎から日本を変えるという壮大な夢を持って東京の生活を捨てて宮崎へ帰った。宮崎は旧態依然として保守的な県。あれが戦後日本を支えてきた。だが、先人たちが創り上げてきた宮崎はそれ相応に賞賛されなければならない。これをどう変えていくか、というのが我々が立ち会っている問題。

 バブルが崩壊してから国民のなかに不満感、閉塞感のようなものが溜まっていったのではないか。これをなんとか変えなければならないと思ったのが10年ぐらい前。そういう気持ちが自分のなかでふつふつと大きくなって、それを行動に移すときがきたということで現在に至る。この宮崎をどう活力のある自治体にしていくのか、これが私に課せられた最大の任務ではないかと思っている」

 外国人記者たちからは、知事のふだんの仕事、慰安婦問題における安倍首相の発言、宮崎の伝統文化への認識、などについての質問が寄せられた。

 笑いの絶えない会見が終わって後片付けのときに気づいたのだが、知事の熱意なのか報道陣の熱気なのかはわからないが、知事が座っていた席の周りの窓だけが白く曇っていた。

(黒井孝明)