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東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか?

姜咲知子2007/04/06
国民投票法案に関する街頭アンケートに参加しました。“憲法”という日本で暮らす全ての人々にとって大切なきまりごとを変えるための法律が、主権者である国民にきちんと理解される事なく決まってしまうのは見過ごすことができません。
日本 憲法 NA_テーマ2
 4月5日に憲法改正のための“国民投票法案”について、憲法調査特別委員会による公聴会が開催されました。この公聴会というのは、国会で審議されていることについて、広く国民の声を聞くために開かれるものですが、こうした場があること自体、あまり知られていないのが実情です。

 しかし今回東京で開催された公聴会で意見を述べる公述人の募集には、なんと120名以上の応募があったそうです。

 この公聴会の前日4月4日(水)には、東京、岐阜、京都、静岡で国民投票法案に関する街頭アンケートが行われました(主催は、日弁連憲法委員会の弁護士や市民で構成される“国民のための国民投票法を考える会”)。私は東京・池袋の街頭調査に参加しました。
東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか? | 街頭でアンケートへの協力を呼びかける田場弁護士
街頭でアンケートへの協力を呼びかける田場弁護士
東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか? | とても寒いなか、2時間横断幕を持ち続けていました
とても寒いなか、2時間横断幕を持ち続けていました
東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか? | 意外と若い人が立ち止まってくれていたように思います
意外と若い人が立ち止まってくれていたように思います
東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか? | 東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか? | 東京・池袋などで街頭調査―国民投票法案を知っていますか? |
 午後から黒い雲が空を覆い、降り始めたヒョウまじりの雨が辺りの気温をぐっと下げ、4月とは思えない寒さと雨の中、午後5時から、池袋西口で街頭アンケートがはじまりました。

 会の代表を務める東京弁護士会の田場暁生弁護士は、「憲法改正のための国民投票法案について、知っている方も知らない方もアンケートに協力してほしい」「このアンケートの結果が明日の公聴会で議員たちに報告されます」と道行く人に熱心に語りかけ、さらに、「国の一番大切なルールである憲法を変えるための法律について、本当に論議が充分なされたのか? 国民はどれくらい法案の内容を知っているのか?」と疑問を投げかけ、アンケートへの協力を呼びかけていました。

 このようにアンケートの意図を広くアナウンスすることで、警戒心が少しやわらぐのか、待ち合わせのため立ち止まっている人などは、概してアンケートに協力的でした。また今回集まったスタッフは、弁護士事務所の職員や弁護士だけでなく、一般市民や、NGOスタッフなどもいて、みなさんとても熱心に声をかけていました。

 当初取材のために出かけてきた私でしたが、その熱心な姿を見ていて、自分でもアンケート調査に挑戦してみることにしました。

 アンケートの質問項目は大きく4つです。1つ目は、“いま国会で憲法を改正するための“国民投票法案”という法律が審議されていることを知っているか?”、2つ目は、“この法案が通った場合、憲法改正案が提案されてから、国民が投票するまでに考える期間は何日か?(選択肢あり 60日、90日、180日、知らない)”、3つ目は、“国民投票では〔過半数〕の賛成がなければ決定できないことになっていますが、この〔過半数〕を今回の法案ではどう定めているか?(選択肢あり※省略)”、そして4つ目は、“この法案が国会や国民の間で採決されていい程議論尽くされたか?”という質問です。また末尾には自由回答欄もありました。

 少し質問内容が難しいという印象もありましたが、そう感じてしまうこと自体が、この法案の内容が一般的に知られていないということだとも思いました。

 30分ほど行き交う人に声をかけ続けたところ、2人の方に協力して頂くことができました(30代女性と10代男性)。2人とも、この法案が審議されていることは知っていましたが、法案の中身までは知らないということでした。10代の青年に何かご意見ありますか?と尋ねたところ「僕は憲法改正自体に反対です」とコメントしてくれました。

 残念ながら私は2人からしかお話を聞くことができませんでしたが、この調査活動に少しでも参加できてよかったと感じています。“憲法”という日本で暮らす全ての人々にとって大切なきまりごとを変えるための法律が、主権者である国民にきちんと理解される事なく決まってしまうのは見過ごすことができません。

 このアンケート調査の結果は、弁護士猿田佐世氏が運営しているサイトから見ることができますが、3月28日から4月4日までで、全国21箇所で実施され、総回答者は1247名だったそうです。そして回答の9割が、国会と国民の間でこの法案が「審議が尽くされていない」「分からない」という結果になりました。

 この記事を書いている今、公聴会が開催されています。この公聴会の報告や、今後の法案の行方に引き続き関心を持ち続けたいと思います。


関連リンク:
国民投票法 憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報
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