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談合事件で市長が不在の大阪府枚方市で市長選挙が16日、告示された。23日に投開票され新市長が決まる。立候補したのは「平和な枚方をつくる市民の会」共同代表の大田幸世氏(58)、前大阪府教育長の竹内脩氏(58)=自民、公明、民主推薦、元大阪府職員の野田隆治氏(60)=共産推薦(以上、届出順)。中司宏前市長(51)が逮捕・起訴され談合事件の再発防止が大きな争点となる。 枚方市役所では期日前投票ののぼりが掲げられるなど市長選ムードも盛り上がっている。市役所の最寄駅の京阪枚方市駅前では早速、候補者の1人が市民に政策などを訴えていた。 市役所前の公園で市民に聞いた。 50代の会社員男性は「枚方市民ですから関心はありますが、候補者は1人も知りません。ですからまだ誰に投票するか決めていませんが、推薦する政党は参考にしますね。投票日までに家に配られる選挙公報などを参考に決めたいと思います」と話していた。 70代の無職の女性は「中司市長には清潔なイメージを持っていましたが、事件が起きてからはドロドロとした事が次々に出てきましたよね。だから次の市長は市民のことをよく考えてきちんと市政を任せられる人を選びたいと思います。政党や経歴にはこだわらず、人物本位で選びたいですが、候補者の皆さんのことはよく知らないので困りますね」と不正を起こさない市長を望んでいた。 30代の主婦は「私は関心はありません。今、市役所前の看板を見てこういう人たちが立候補されているのは分かりました。でも選挙には行きますよ」とあまり関心はないものの有権者としての義務は果たすとしている。 12日に市民会館で開かれた今回の立候補者3人による公開討論会でも談合の再発防止はトップのテーマだった。全員が「税金をムダにした談合は許せない。談合について徹底的に調査する」という点では一致した。しかしその中味は微妙に違い大田氏は「百条委員会を設けて市議会で徹底的に究明を求める」とし、竹内氏は「事件は人に起因したもので、市役所内の風土改革をする」、野田氏は「今ある調査委員会は解散して新たな委員会で究明と再発防止をする」としている。いずれにしても談合を許した中司市政の刷新が求められる。 有権者は約32万7000人だが、前回選挙では中司氏が圧勝、今回は氏が獲得した約10万票をどう分け合うか注目される。市内には京都や大阪に通勤する人も多く、大都市の衛星都市だけに無党派層の動向が選挙戦の行方を左右しそうだ。 ◇ ◇ ◇ 一方、市長が市議会で不信任決議され失職した大阪府東大阪市の市議会議員選挙も16日、告示された。23日に投開票される。議員定数は46で大阪府下では大阪市、堺市に告ぐ規模。市長不信任は共産党員市長に対する対抗意識も後押ししたため、不信任を決議した議会に対しての市民の意向も市議選から汲み取ることができるだろう。 参考: 市長選挙のお知らせ(枚方市選挙管理委員会) 東大阪市議会議員選挙のお知らせ(東大阪市選挙管理委員会) 関連記事: 枚方市長選で立候補予定者が公開討論会、談合防止などで意見を表明 東大阪・長尾市長、失職選び出直し市長選に出馬へ:不信任は「数の暴力」と強く非難 ◇ ◇ ◇
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