記者会見に臨む「原告と弁護団」
今年10月13日、東京「なかのZERO」で『断ち切れ!核軍拡競争と大戦の危機 <戦争と貧困強制> に抗する10・13怒りの大集会』(主催:10・13集会実行委員会)が開かれ1000人余りが参加した。
しかし、この会場入口前の道路数mの向かいに、マスクやサングラスに帽子などで顔を隠し、単眼鏡での監視やメモを取るなど、異様な数十人の私服警察官が参加者をチェックし監視、威圧していた。
この集会には今までも同様の監視や威圧の妨害が続き、主催者や弁護士が度々止めるように申し入れていた。今回の集会でも事前の10月6日、警視総監、公安第二、三課長、中野警察署長に威圧行為や過剰警備を行わないよう文書を送付し、中野警察署には6日に弁護士らが直接文書を交付し口頭でも申し入れ、同署は「適正な警備に当たり、関係部署に伝える」と回答したが守られなかった。
しかし、今回はこれだけではなかった。
「記者会見」(弁護士会館)
JR中野駅南口から会場に向かう道路の会場手前約250mの喫茶店「ベローチェ」のカウンターに、衣類で隠し道路に向けた2台のビデオカメラで盗撮しているのを集会実行委員が発見した。店内に入り抗議すると中にいた3人の私服警察官は慌てて顔を背け、抗議する実行委員を突き飛ばし、床に押し倒して「脱兎の如く」逃げ出したのである。下記の記者会で当時の盗撮ビデオカメラや、顔を背ける私服警察官などの写真が公開された。
この状況に、集会「呼びかけ発起人」の土屋公献(元日弁連会長)、森井眞(元明治学院大学学長)ら4氏が原告となり「集会の自由」などを侵されたと12月3日、東京都を相手に一人110万円の賠償と、映像やそのコピーなど一切の廃棄を求め東京地裁に提訴し、民事33部に35164号として受理された。
これを受け同日午後、弁護士会館508室で報道6社と支援者など50人余りが参加し記者会見が開かれた。小塚陽子弁護士の司会で西澤圭助弁護士、森井眞(原告)、矢澤昇治弁護士(弁護団長)、崔善愛(「支援する会」共同代表)、寺崎昭義弁護士の各氏が、集会参加者のプライバシーや肖像権を侵したのみならず、憲法21条の「集会・結社・表現の自由」を侵害し、また、それは「集会を主催する自由」をも侵すものだと訴えた。
記者会見後、同所で「10・13集会妨害国賠を支援する会」の集会が開かれ、同「支援する会」の共同代表の池田龍雄(画家)、伊藤成彦(中央大学名誉教授)、信太正道(戦争屋にだまされない厭戦庶民の会)、崔善愛(ピアニスト)、橋本勝(イラストレーター)が、その不当性を訴え賛同・協力を呼びかけた。
「国賠を支援する会・共同代表」
(記者私見)
いま時、こんな事が許されていいのか。参加者は素面で参加しているなか、彼らは何時もマスクとサングラスに帽子など異様な姿で会場前で監視・威圧している。盗撮を抗議され逃げ出したことは、彼ら自身が「不当」であることを自覚していたからである。裁判所はこの人権や民主主義を蹂躙する権力の行動に「鉄槌」を下すべきである。
得意の「イラスト」で訴える、橋本勝さん
|
|
|
◇ ◇ ◇