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政治

「高速道路無料化」の本旨は「地域活性化」である

      保守系全国紙の「ネガティブキャンペーン」が始まった?

成瀬裕史2009/09/15
■「高速道路無料化」に“否定的”な論調が目立つマスコミ
 新政権発足を目前に控え、民主党マニフェストの実現の可能性について、新聞各紙等マスコミでは財源問題をはじめとして“否定的”な報道が続いている。
 
 なかでも「高速道路無料化」については、「財源」に加えて「渋滞」や「環境」の問題なども持ち出しながら、“否定的”な論調が際立っているように感じられる。
 
 9月10日の九州バス協会による国土交通省への「高速道路の無料化見送り」の陳情を例に挙げ、「無料化は地域路線の維持にも影を落としかねない」と報道した全国紙もあった。

■民主党のマニフェストの本旨は「地域活性化」
 しかし、「国民の生活が第一。」と政権公約を掲げ「政権交代」を実現した民主党が、先の報道のように「地域路線の維持を危うくする」ために「高速道路無料化」を公約に掲げたのでは無論あるまい。
 
 今一度、「民主党のマニフェスト」を紐解いてみると、「民主党の5つの約束」の中の4番目「地域主権」のなかで、「高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします」と訴え、「高速道路は段階的に無料化し、物流コスト・物価を引き下げ、地域と経済を活性化します」と公約している。
 
 決して、「地域路線の維持を危うくする」ためや「首都高速や阪神高速など都市部で渋滞を引き起こす」ためではないのである。

■せっかく出来た道路は「使ってナンボ」では?
 高速料金の「上限1000円」で、夏休みやお盆時期には、大都市圏の日帰りエリアで「大渋滞」が発生したが、一方で、大都市とは“縁のない”地方の末梢の路線では、依然として“閑古鳥”状態が続いている。地方生活者には「上限1000円」やETCの設置費さえ「大きな負担」なのである。
 
 しかし、高速道は現に「存在している」のである。こういう地方路線こそ、「無料で開放」することが「税金の無駄遣いの解消」につながるのではないか?

■“保守系全国紙”の民主政権「ネガティブキャンペーン」が始まった?
 一連の「政権交代」報道がひと段落ついた中、新聞各紙の論調は、今度は民主党を中心とした連立政権の「政権担当能力」を問う論調に変わってきている。
 
 それ自体は報道機関の「現政権のチェック機能」として正当に評価したいが、この「高速道路無料化」の報道などは、“枝葉末節”の矛盾をあげつらい「大樹を観ず」の論調にも思える。

 “民意”の圧倒的支持により、ようやく実現した「政権交代」である。国民は、ある程度の期間を新政権に任せて「お手並み拝見」したいのである。
 
 新聞各紙等マスコミには、「現政権のチェック機能」を意識しながらも、新政権の「出鼻をくじく」ような“ミスリード”は、しばらくは「自重」なされるよう、特に“保守系全国紙”にお願いしたいものである。

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[50411] 追記
名前:山本恭平
日時:2009/09/16 23:56
場所によって
プラスになる地域も有れば、マイナスとなる地域も存在する。

無料になれば良いと言うが、
私は高速で走行している分、危険度が数十倍増すので安全性も考えて欲しい。渋滞が無くなると考える人間もいれば、減れば良いと考える事も出来る。


この高速道路無料化がどの様に収まれば成功だと思うのか?
国民側での考えが全く統一されていないと感じるが、
前原氏がその辺りをどう考えているのか?
聞いてみたい気もする。
[50408] ネガティブでは無い。
名前:山本恭平
日時:2009/09/16 23:35
>地方の公共交通の建て直し
地方の私鉄で高速道路と並走している路線では
大きなマイナスとなっています。

物と金と人の流れを大きく変える政策なのだが、
次期政府から、中身が全く見えて来ないし聞こえて来ない。


法を掲げれば、施行日から民主党が掲げる政策は実行される。
これで1つマニフェストの実行は完了である。

果たしてこれでいいのであろうか?
と疑問を持った人間が、例を挙げて批判的意見を述べて
改善と軌道修正を求めているだけである。
[50393] 高速料金ダンピングで、本当に地域活性化されたのでしょうか?
名前:荒川光線
日時:2009/09/16 20:36
高速道路無料化に対する批判記事が目立つようになったのは、選挙期間中のお盆前の時期ではないのでしょうか。
リベラル系、保守系ともに批判的な内容だったように思います。

あと、記者氏のお住まいの地域はわかりませんが、高速料金1000円施策で大きな地域振興が本当になされたのでしょうか?
単に、目先のわずかな日銭が惜しいだけでなければよいのですが。

確かに、地域経済の疲弊は大きな問題ではありますが、建設業に偏り、また工場誘致をしないと成り立っていかない体質にしてしまった問題の本質を考えないといけないと思います。

明らかにオーバースペックな道路を造るよりは、既存道路の改良程度にすれば、子々孫々に大きな負担を強いることはなかったのではないかと思います。

おっしゃるとおり、現実に造ってしまった高速道路を有効活用すると言う意味での無料化はやるべきだとは思いますが、ごく限られた地域に限定し、その上SA/PAの所有権は一般開放を前提とすべきでしょう。

それよりも喫緊の課題は、超高齢化社会では必ず必要となる地方の公共交通の建て直しで、壊滅状態からいかに回復・発展させるかが必要だと思います。
そういう意味では前原国交相に期待しています。
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