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■「高速道路無料化」に“否定的”な論調が目立つマスコミ 新政権発足を目前に控え、民主党マニフェストの実現の可能性について、新聞各紙等マスコミでは財源問題をはじめとして“否定的”な報道が続いている。 なかでも「高速道路無料化」については、「財源」に加えて「渋滞」や「環境」の問題なども持ち出しながら、“否定的”な論調が際立っているように感じられる。 9月10日の九州バス協会による国土交通省への「高速道路の無料化見送り」の陳情を例に挙げ、「無料化は地域路線の維持にも影を落としかねない」と報道した全国紙もあった。 ■民主党のマニフェストの本旨は「地域活性化」 しかし、「国民の生活が第一。」と政権公約を掲げ「政権交代」を実現した民主党が、先の報道のように「地域路線の維持を危うくする」ために「高速道路無料化」を公約に掲げたのでは無論あるまい。 今一度、「民主党のマニフェスト」を紐解いてみると、「民主党の5つの約束」の中の4番目「地域主権」のなかで、「高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします」と訴え、「高速道路は段階的に無料化し、物流コスト・物価を引き下げ、地域と経済を活性化します」と公約している。 決して、「地域路線の維持を危うくする」ためや「首都高速や阪神高速など都市部で渋滞を引き起こす」ためではないのである。 ■せっかく出来た道路は「使ってナンボ」では? 高速料金の「上限1000円」で、夏休みやお盆時期には、大都市圏の日帰りエリアで「大渋滞」が発生したが、一方で、大都市とは“縁のない”地方の末梢の路線では、依然として“閑古鳥”状態が続いている。地方生活者には「上限1000円」やETCの設置費さえ「大きな負担」なのである。 しかし、高速道は現に「存在している」のである。こういう地方路線こそ、「無料で開放」することが「税金の無駄遣いの解消」につながるのではないか? ■“保守系全国紙”の民主政権「ネガティブキャンペーン」が始まった? 一連の「政権交代」報道がひと段落ついた中、新聞各紙の論調は、今度は民主党を中心とした連立政権の「政権担当能力」を問う論調に変わってきている。 それ自体は報道機関の「現政権のチェック機能」として正当に評価したいが、この「高速道路無料化」の報道などは、“枝葉末節”の矛盾をあげつらい「大樹を観ず」の論調にも思える。 “民意”の圧倒的支持により、ようやく実現した「政権交代」である。国民は、ある程度の期間を新政権に任せて「お手並み拝見」したいのである。 新聞各紙等マスコミには、「現政権のチェック機能」を意識しながらも、新政権の「出鼻をくじく」ような“ミスリード”は、しばらくは「自重」なされるよう、特に“保守系全国紙”にお願いしたいものである。 |