小泉純一郎さん。官邸HPより。この人が作った「自己責任」の風潮は、身内の党員も切り捨てた?!
■共産党に駆け込んだのは「賢い」選択
広島でもわたしも参加して反貧困ネットワーク広島が立ち上がり、「まちかど相談会」などを定期的に実施しています。
反貧困ネットワーク広島
また、わたしも呼びかけて独立系のメーデーを開催させていただいています。
「生存のためのメーデー」 原爆ドーム前で開催
しかし、残念ながら、広島市と福山市以外では知名度はまだまだ低いのです。広島市や岡山市なら、カトリック教会信徒を中心とした炊き出しや夜回りもあります。
岡山・野宿生活者を支える会・炊き出し参加記(6)お彼岸編
野宿労働者の人権を守る広島夜回りの会
しかし、人口が少ない都市では、そういう取り組みもあまりない。(さらに、今回の彼の場合まだ、家は失っていません。)
わたしが所属する民主党は、「サポーター」は多いのですが、党員(年間6000円)の数は共産党の足元にも及びません。組織的に一般市民相談を受け付けたりする体制はまだまだです。所属する労働組合の連合にしても、電話相談などの受付はしていますが、やはり、草の根への浸透度は低いのが現状です。
「困ったときは共産か公明」これが残念ながら、実情です。借金、税金、生活保護・・・。役所も、これは本当はあってはならないことですが「一人では行きにくい」雰囲気がある。ですから、共産党に相談されたのは賢いと思います。
自民党支持者というのはとくに年配の方は、共産党に対するアレルギーが激しい場合が多い。従ってよくぞ勇気を出して相談に行かれたと思います。
もちろん、民主党を中心とする政権の下で、中小企業経営者も含めて、そういう困窮する人が出ないような仕組みを作っていかないといけません。しかし、どうしても、行政にすぐ相談しづらい雰囲気が残念ながらある。
とくに、小泉時代はひどかったと思います。生活保護費の国庫負担削減や地方交付税カットの中で、いわゆる生活保護の水際作戦も激化していました。
■「それでも自民党は辞めない」というが・・・
さて、今回困窮された方が抱える問題は、無事に解決したそうです。しかし、「自民党は辞めない」という言葉を残して帰られたそうです。でも、その方が、万が一この記事を読んでおられるならば、冷静に考えていただきたい。あなたが、支持してきた議員が幹部を務めてきた自民党こそが、中小企業を切り捨てる政治を行い、あなたは生活に困ってしまったのではないでしょうか?
たしかに、今までは、地縁・血縁や、仕事をしていく上で、自民党を応援しないと「むごい目に遭わされる」という風土が広島県内でも強く残っていたのは事実です。
■野党転落で存在価値失う自民党
しかし、もう自民党は野党です。いくらしがらみに囚われて、野党を一生懸命応援しても仕事はもらえません。というより、「民主党政治」では、そういうことで仕事を渡したりはしません。みんなで話し合って決めたルールに基づいて、仕事や暮らしを全ての「個人」に保障するように変えていくのです。
わたしは、彼が所属している自民党に心から怒りを覚えています。もう、利権はないから再分配は出来ない。さりとて、一生懸命、議員が体を張って彼のように困窮した方を助けようとしているわけでもない。もし、そうなら、共産党に相談に行きませんが・・・。
自民党は、野党として軸をはっきりさせ、民主党を国民の目線から批判しようというわけでもない。伝え聞くところでは、まだ総選挙敗北の原因をマスコミのせいにしている議員が多いようです。
「利権」だけが存在意義だった政党だったので、利権を失ったら存在価値がない、というところでしょうか。
■共産、公明のほうが「人助け」する分「まし」
わたし自身は(幅広い思想の人がいる)民主党員で、あんまり強い組織的な統制は好みません。その点、共産党さんも公明党さんとも違う。
しかし、共産党でも公明党でも、「人助け」をする、という意味では、自民党よりはマシではないかと心の底から思います。彼らに党利党略の意図があろうがなかろうが、人助けはいいことじゃないですか。人助けさえしないし、身内の相談にさえ乗らない自民党よりはましでしょう。
もちろん、公明党はこの10年間、与党に入って自民党を助け、結局回りまわって、庶民を苦しめた「前科」がありますから、褒められませんし、わたしも好きになれませんが。
■小泉側近の「センセイ」、小選挙区落選は当然
庶民は切り捨てる一方、自分の息子はちゃっかり、地盤も政治資金も継がせてしまった小泉純一郎元総理。まさに、「自分に優しく、他人に厳しい改革」を進めてきたのが小泉さんです。
小泉純一郎さん登場以降、自民党幹部が冷たく言い放った言葉に「自己責任」があります。イラクでの人質。派遣切り被害者・・・。多くの人に「自己責任」という言葉が浴びせられました。
しかし「自己責任」とは、派遣切りに遭った人だけではなく、身内の自民党員にも適用される言葉だった。そういうことを今回の件で確認させていただきました。
そんな風潮をつくった小泉さんに幹部に取り立てられたのが彼が後援会幹部を勤められている「センセイ」です。
共産党に駆け込んだ彼は、まだ、同議員に対して未練がある。しかし、世の中、彼のように温厚(?)な人ばかりではない。怒って同議員から離れていった人も多いでしょう。
小選挙区で、同議員が落選したのも当然だ、と思わされました。