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鳩山政権はいっそのこと「日米安保条約」破棄を

山崎康彦2009/10/26
 11月中旬のオバマ大統領来日を前にして、米海兵隊普天間移設問題でゲーツ米国防長官が来日し、続いて米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長が来日して鳩山政権へのプレッシャーを強めています。

 ゲーツ米国防長官は次のように言っています。
 「2006年に日米で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設計画が唯一実現可能な案だ」「普天間飛行場が移設されなければ日米合意に含まれた在沖縄海兵隊のグアム移転もない」「普天間移設がなければ沖縄の兵員縮小も土地の返還もない」 

 マレン統合参謀本部議長は「軍事的観点から日本や地域への十分な安全保障提供が難しくなる」と脅しをかけました。

 また岡田外相が進める「核密約調査」についても、ゲーツ国防長官は「日米関係に悪影響を与えないようにしてほしい」と言い、マレン米統合参謀本部議長は「慎重に行動すべきだ」と露骨に牽制しました。

 なぜならば、「核密約調査」の結果米軍による日本領土への「核持持ち込み」が日本政府の暗黙の了承のもとに実行されていた事実が暴露されれば、「非核三原則の遵守」がより厳格に適用されて米空母などの米核搭載艦の日本寄港ができなくなるからです。

 「米海兵隊普天間移設問題」と「核密約調査」に対する2人の米高官による一連の発言を聞いていますと、米国政府が独立国政府へ何かを要求するというより、宗主国が植民地国政府へ脅しをかけて無理やり要求を飲ませようとする傲慢な姿勢が見て取れます。まるでやくざが素人を脅かして要求を飲ませるやり方にそっくりなのです。

 米軍産複合体の代表である2人の米政府高官の傲慢で無礼な態度に対して、鳩山首相はじめ岡田外相も北沢防衛相も何ら抗議せず、北沢防衛相などはむしろ彼らに迎合するような、おもねるような態度をとっていました。

 日本の大手マスコミは、米国政府高官の無礼な態度を批判することもことなく「日米の同意を尊重しない鳩山政権」とか「日米関係に悪影響」とか言って鳩山政権を批判する論調に終始しています。

 歩調を合わせるように米国大手マスコミも鳩山政権批判を強めてきています。米国発の意図的な鳩山政権批判記事を日本の大手マスコミは何の解説も付けずにそのまま垂れ流し「米国がこれほど怒っているいるのだから鳩山政権は考え直すべきだ」との世論形成に誘導しています。

▼ 「日米安保条約」はいつでも破棄できる

 来年2010年は「日米安保条約」が1960年に締結されたから50年になるとのことですが、鳩山政権はいっそのこと、この機会をとらえて「日米安保条約」を破棄したほうがよいのではないかと思います。

 「日米安保条約」は1970年に自動延長されましたが、その後は毎年どちらか一方が破棄を通告しない限り永遠に自動延長されるようになっています。逆にどちらかの政府が条約破棄を相手国に通告すれば1年後には正式に破棄されることになります。

 日本国民の首に50年間巻かれて来た「日米安保条約」という重い首輪がはずされると、我々の生活がどのように劇的に変化するのか、一度考えてみる必要があると思います。

 歴史的な政権交代で「自民党独裁政治」を終わらせた今回の「民衆革命」は、次のステップとして「日米安保条約」を破棄して「米国の日本支配」を終わらせ、本当の意味の「日本の独立」を実現する必要があります。

▼ 劇的な変化とは何か?

1)沖縄を初めとする全国の米軍基地・施設が撤去され米軍兵士がいなくなり日本は本当の意味の独立国となります。

2)返還された膨大な米軍基地・施設の土地は国民経済の活性化のために活用されます。

3)米軍基地や軍事演習がもたらす騒音や事故や米軍兵士による犯罪がなくなります。

4)不平等条約である「日米地位協定」が破棄されます。

5)年間2000億円の「思いやり予算」と6500億の「在日米軍支援金」が必要なくなり、医療、介護、福祉、教育などの国民生活資金として活用されます。

6)毎年、米国政府と軍需産業から強制的に買わされている高価で無駄な米国製兵器(1兆円のミサイル防衛システムなど)を買わないで済みます。

7)米軍が日本から出撃して先制攻撃することがなくなります。

8)「永世中立国」として「憲法9条」を武器に独自の平和外交や紛争調停を展開できます。

9)自衛隊を改編し「専守防衛隊」と「災害救助隊」に分割できます。

10)最大の脅威と想定していた北朝鮮と中国との外交関係をゼロベースで再構築できます。

 1.北朝鮮とは戦争加害を謝罪し戦争犠牲の賠償金を支払った上で「日朝不戦平和条約」を締結して正式な国交を回復します。

 2.中国とは戦争加害を謝罪し賠償金の代わりになる各種援助を実施したうえで「日中不戦平和条約」を締結し「東アジア共同体」をともに構築します。

 日本は敗戦直後から戦勝国米国の支配を受け1952年の「サンフランシスコ講和条約」で独立国となってからも一貫して米国の支配が続いてきました。

 2009年8月30日の総選挙で自民党政権が敗北し、民主党中心の鳩山新政権の誕生したことは、日本の政治・経済・社会全般に革命的な変化をもたらしています。

米国の日本支配の要である「日米安保条約」は米国民にとっては何の意味もありませんが、日本国民にとっては生活全般にわたり強い影響力を持ってきました。「日米安保条約」が無い生活がいったいどのようになるのか、我々は真剣に考える時期に来ていると思います。

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[53139] 外交戦略はリアリズムを基に
名前:井澤利行
日時:2009/10/27 07:40
国内は憲法(国民による国家支配)一般法(国家による国民規制)による法の支配が成立しているが、国家間の規制は精精の所、安保理の全会一致による合意がある程度の規制力を持つ程度だ。

一方、理念もそれなりに影響力を持つので本音を建前に隠す必要もある。従って、各国家とも国益を追求するにしても、それなりに理念を装う必要が生まれる。

そのような目で、例えばオバマの核軍縮戦略を分析してみる。
現状、アメリカは国内経済の建て直しに精一杯であり、対外的(軍事を含む)には注げる余力はそれ程無い。
精精の所、9.11テロの再来は許されないので、アフガンからは手が抜けないだけだ。
イランに対しても、既に対話路線に転換(対イランでロシアとの協力、イラクでの安定の為イランとの対話)し、ゆくゆくは対アルカイダに問題を限定していく流れになって行く。

このような状況をカバーするのが核軍縮戦略だ。
これはあくまで中長期的な理念で具体的な予算枠が少なくて済む事。実際の軍事面では、米国の質的は優位(圧倒的)は確保された上で米露の圧倒的な量(両国の1万発前後に対して他国の所有は百とか十単位)を削減する事により、新たな核拡散に縛りをかけるという戦略だ。

さて、このような目で見れば、この記事の理念倒れは明らかで、日米安保を破棄した後の軍事的外交的変動を全く考慮していない。
しかし、この種の意見もそれなりには役に立つ。
吉田茂首相が米国から軍事増強、あるいは応分負担を強いられた時に、当時の社会党に反安保運動の強化を頼んだという事だ。
アメリカの軍事負担の軽減化の流れの中での条件闘争の一面があるのは確かで、その面での意義はあるのは確かだ。

一方、アメリカが東アジア問題を中国を政治パートナーとして任せる傾向が出ている以上、従来の対アメリカ気遣い路線が破綻しつつある事も確かだ。それ故、相変わらず日米共同による対中国封じ込めなどに縋っている保守勢力も哀れな存在となっている。
今後の日本は、多くの国のアジア秩序の安定という国益を共にしながら、独自の戦略手段が求められていくのだろう。
[53126] 村上兵法ってのは水軍のことですか?
名前:斉喜広一
日時:2009/10/26 18:02
中国が言うところの分割案は、第2列島ライン(小笠原諸島〜マリアナ諸島)で分けるってことでしょ。
アメリカがみすみす、沖縄を捨てますか?
アングロサクソンはそんなヤワじゃないでしょう。
[53120] 題名だけで即賛成です
名前:藤重典子
日時:2009/10/26 17:45
理由を考えてくださってありがとうございました。
[53111] とりあえず一点
名前:瀬田隆一郎
日時:2009/10/26 16:12
> なぜならば、「核密約調査」の結果米軍による日本領土への「核持持ち込み」が日本政府の暗黙の了承のもとに実行されていた事実が暴露されれば、「非核三原則の遵守」がより厳格に適用されて米空母などの米核搭載艦の日本寄港ができなくなるからです。

現在の米軍の空母および軍艦には核ミサイルは搭載されていません。ロシア(旧ソ連)との核軍縮協議により全て放棄されました。現在、米海軍の船で核ミサイルを搭載しているのは潜水艦のみです。なので調査結果に関係なく空母は日本に寄港できます。
[53109] アングロサクソンの社交の上手さ
名前:村上久三郎
日時:2009/10/26 15:38
斉喜さん

 その通りですね。現状ではあり得ませんよね。
今、米国側から「日米安保条約廃棄」をもちかければ、心情的に米国の信頼がなくなり、国際的に不利ですよね。

 ではどうするか?
手のひらで、日本人を躍らせるのですよ。
米中は、日本人自ら「日米安全保障条約」を廃棄することを望んでいるかもね。

 民主党さん。笛や太鼓に、つられて踊らないでね(笑)

 さすがの、斉喜さんも「アングロサクソン戦略」には、うといようだね(笑)。失礼しました。


 民主党の先生方。私のコメントを読んでね。
軍事に関して幼稚園児では困るね(笑)
小沢チルドレンの皆様。よろしければ「村上兵法」を教えますよ(笑)。

「村上って何者?」
 
ははは。

格別、曲者ではないから、ご心配なく(笑)

[53107] 有り得ん
名前:斉喜広一
日時:2009/10/26 15:12
太平洋分割論は、中国側から持ちかけられたらしいけれど、
米側が一蹴したようです。
[53105] 仮想的「軍事戦略」の一つ
名前:村上久三郎
日時:2009/10/26 14:34
 軍事専門家はいろいろの戦略を仮想的に考えます。戦略の目的は「国民の恒久平和生存」です。
もし、私が米国あるいは中国政権の首脳であると仮定すると、戦略の一つとして、「日米安保条約」を破棄し、「米中安全保障条約締結」を考えるでしょう。これにて米国(あるいは中国)はほぼ永久に安全になります。中国は「虎」となり、日本を含めた周辺国は「猫」みたいなものになります。
 米中が太平洋を二分し、原子力航空母艦でパトロールします。
以上はあくまでも「仮想戦略」です。
[53104] 米中安全保障条約のうわさ
名前:村上久三郎
日時:2009/10/26 13:53
  真相は分かりませんが、「米中安全保障条約」の話が入っています。
  太平洋を2分し、東側は米軍が管理し、西側は中国軍・原子力航空母艦が管理する構想らしいです。
 日本にとって最も安全な構想の一つに「日本が中国の一部になること」があるようです。

[53093] 永世中立国=平和国家ではない
名前:明石晶
日時:2009/10/26 12:02
>8)「永世中立国」として「憲法9条」を武器に独自の平和外交や紛争調停
>を展開できます。


未だに永世中立国を「絶対に戦争を起こさない平和国家」と勘違いしてる人が
いますが、全然違いますからね。永世中立国は「どこの国とも手を結ばない」
だけです。従って、侵略されたときに頼る仲間はいないので、逆に重武装国家
となります。
スイスがそうですね。スイスは、第二次大戦時に、自国を侵犯した連合国・枢
軸国の航空機を何度も撃墜してます。
更に、スイスは徴兵制度があり、各家庭には武器が配布されています。「何か
あったらお前ら全員で戦え」ということですね。日本もそれくらいの覚悟があ
るなら、アメリカとの同盟を破棄して、自主防衛に移行してもよいと思います
が、「無防備になれば攻めてくる国はない」などと信じているアホがたくさん
いる現状ではまだまだ無理でしょうね。





> 1.北朝鮮とは戦争加害を謝罪し戦争犠牲の賠償金を支払った上で「日朝
>不戦平和条約」を締結して正式な国交を回復します。


北朝鮮とは戦争をしていませんので、戦争加害などありません。
それから、賠償金を支払うのであれば、日本の投下資本を回収すべきですね。
ダムや鉄道など様々なインフラを日本の資本で整備しました。今の北朝鮮はそ
れを利用しています。それとセットで清算すべきでしょう。
ちなみに、日本のリベラル左翼が大好きなドイツ。「ドイツは日本と違って反
省している」が常套句ですが、ドイツは外国への投下資本を回収した上で賠償
金を支払ってます。
自分たちで発展できず日本に発展させてもらった上で、賠償金を貰うなんて欲
張りすぎです。





> 2.中国とは戦争加害を謝罪し賠償金の代わりになる各種援助を実施したう
>えで「日中不戦平和条約」を締結し「東アジア共同体」をともに構築します。


日中間の問題は、国交回復時に全て終了していますので、賠償金は不要です。
それから、戦争なんていつの時代にも行われていたものです。いつまでも日中
の戦争ばかりが批判されるいわれはありません。



現状では、「反米親中韓朝」か「親米反中韓朝」の選択肢しかありませんが、
本当に独立国家になろうという気概のある人はいないんですかね。山崎さんは
「真の独立国家」と言っていますが、アメリカを離れても中国や北朝鮮のいい
なりになるのでは独立国家とは言えません。
いい加減、共産主義幻想から目覚めましょう。
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