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「仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな 5.11緊急集会」参加報告
2006/05/15

 4月30日、フリーターの労働組合が行ったデモで仲間が不当逮捕されたとして、自由と生存のメーデー’06実行委&メーデー救援会主催による「仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな 5.11緊急集会」が、5月11日(木)午後7時より大久保地域センターにて開催されました。当日のデモの様子を撮影したビデオ上映後、参加者によるお話がありました。

■実行委員会より事実経過の説明

 実行委員会の説明によると、4月30日午後、原宿の神宮前穏田区民会館に100余名が集まり、昨年に引き続いて「自由と生存のためのメーデー06」を開催し、集会のあと、サウンドカーを使いデモをしていたところ、突然、道路交通法違反などで仲間3人が警察に逮捕されたそうです。サウンドデモは2003年から10回以上行っており、「まさか弾圧してくるとは思わなかった」と驚きと怒りの声をあげながら、不当な弾圧にひるまず「来年も自分たちの声を自分たちのやり方であげていきたい」と訴えました。

 100余名の参加者に対し、160〜180名の警官や公安警察や機動隊が配置されるという異常な状況の中でデモが行われたそうです。サウンドカーを使ってデモをすることは事前に警察の許可を得ていたにもかかわらず、当日になって反故にされたそうです。抗議をすると、「アンプに触ったら捕るからな」の一点張りで、まったく聞き入れてくれなかったそうです。予め警察はプラカードを用意していたことなど、デモに対する弾圧は最初から予定されていたものであるとの認識を示しました。事件の背景として「格差社会や不安定雇用が問題化しており、リアルタイムの政治状況と合致した」との見方を示し、サウンドデモによって不安定雇用にある人たちの抗議の声が、渋谷など若者が多く集まる町で広まることを怖れたのではないか、との認識を示しながら、「表現の形式に対する弾圧」と厳しく批判しました。

■解放された仲間からの発言

 サウンドカーに乗っているところを公安警察に引きずりおろされ、2日後に保釈されたDJの「本庁199号」さんは、「サウンドデモでパクられたのは初めて」と述べながら、人がワーッと入ってくるサウンドデモは面白いので、これからも「ひるまずにやっていきたい」との考えを示しました。

 渋谷ハチ公前で逮捕され、渋谷署の代用監獄に12日間拘束された「渋谷24号」さんは、バルーンを警察に奪われ、取り返しに行ったところ、突如「逮捕!!」と言われ、それを合図にどっと機動隊が襲いかかってきたそうです。仕事もあったので、逮捕されたときはさすがに動揺し、落ち込んだそうですが、外で激励行動をしている仲間の声が聞こえてきて勇気づけられたそうです。

 代用監獄の生活や取調べの様子を説明しながら、「拘留自体が刑罰であり、拷問である」と、「渋谷24号」さんは強い口調で訴えました。検事の取り調べは30分ほどだったそうですが、手錠をかけられたまま固いイスに朝9時から夕方5時まで座らされ、検事からの呼び出しがあるまで待たされたそうです。「自分は黙秘を通したが、弁護士もなく、検事のいうままに調書をとらされる人もたくさんいた」と述べ、「留置はひどいもんだなあ」と思ったそうです。弾圧に屈せず、「サウンド、バルーンはこれからもやっていきたい」と述べ、「いろんなところでいろんなことをやっていこう」と参加者に呼びかけました。

 逮捕された3人は、検事や警察から「仲間の名前をしゃべろ」と言われたそうですが、3人とも最後まで黙秘を通して帰ってきたそうです。

■毛利嘉孝さんのお話(東京芸術大学教員)

 イギリスのデモに参加した経験のある毛利さんは、デモを警察が取り囲み、衆目の目から遮断して隔離し、追い詰めて行く今回の警察のやり方は、イギリスから学んだのではないか、との見方を示しました。毛利さんによると、日本と同じようにイギリスでもデモに対しては厳しい当局の圧力があるそうです。ただ、イギリスの場合、騒ぎが大きくなるような行動をとるとか、暴力的な行動をとるといった場合であり、なにもしない人たちを逮捕し、拘留することはないそうです。また、翌日には保釈されていることが多く、長期拘留や家宅捜索まで行われることはないそうです。

 ヨーロッパなどではデモは当然の権利であり、警察や機動隊が出てきて弾圧する日本は、先進国といわれているが、その点については「成熟していない、野蛮な国」と厳しく批判しました。今回の事件は「人権侵害」であり、犯罪でもなんでもないものを逮捕するのは「見せしめ」との見方を示しました。

 毛利さんは、弾圧のターゲットは狭い意味での政治やテロではなく、文化や情操といった「心」に対して行われている、との見方を示しました。デモをしている人たちを、デモをしていない人たちに見せたくない。いま国会で審議されている教育基本法改定案や共謀罪は、具体的なものではなく、「心を弾圧するもの」と述べ、想像するだけで逮捕される状況が典型的な形で出ているのが今回の事件である、との見方を示しました。その上で、「戦前の雰囲気に似てきた。不安がある」と警鐘を鳴らしました。

 とりあえず不必要なことをやり、それに付随したものを片っ端からきれいにする。関係するものを全部つぶしてしまう。なぜこれほど権力側がヒステリックになっているかというと、いまフランスやアメリカや韓国などで起こっていることに反応しているからではないか、との見方を示しました。世界中で変化が起きていることを踏まえながら、「彼らがイライラしているのは、我々が勝ちつつあるからだ」との認識を示しました。今回、インターネットに映像が載ったことで多くの人たちがこのことを知り、ショックを受けていたそうです。表現の自由として認められていることをいろんな形でやっていく。「地道なこうした活動を続けていくことが大事である」と強く訴えました。

■最後に

 最後に、全国各地から応援に駆けつけた人たちのお話がありました。ビラを配ろうとすると介入してくるなど、各地で国家権力による弾圧が強まっていることについて、それぞれの参加者から報告がありました。ただ、いままで政治に関心のなかった若い仲間たちがそのことに気づきはじめていることに希望をもっていることや、弾圧に屈しないために自分たち自身が強くなることが大事であるということなどを強く訴えました。

 また、弁護士からのメッセージが読み上げられました。警察がデモを敵視し、最初からこれをつぶそうとしたとした今回の事件は「共謀罪の先取り」であるとの認識を示した上で、憲法で保障されている表現の自由を侵害する「違法行為である」と厳しく批判しました。

 実行委員会から、不当な弾圧に対して抗議をすると同時に、「やられたままでは黙っていない」という集会アピールがあり、集会に駆けつけた大勢の参加者たちから大きな拍手をもって採決されました。

(ひらのゆきこ)

4月30日の集会「自由と生存のためのメーデー06」で発言する毛利嘉孝先生

















ご意見板

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[19297] 反論がどこからもこないのは
名前:田中秀郎
日時:2006/06/14 09:39
この記事に興味があり、しばらく見ていましたが、岡田様
の書き込み以降、なんら反応がないところは、やはり
確信犯であったため、反論ひとつできないということでしょうか。

わざと、警察に手を出させて、「弾圧」と非難する口実を
作ろうとした、などというのは私の邪推だろうと思いますが、
、、、。
一方、フランスや他国で学生が雇用問題をネタに暴れたのは
それほど以前のことではありませんから、警察がガードを
固めるのは当たり前と感じます。
街頭でデモが荒れたら、周りの商店、会社などが困ります。
主義主張はともかく、周りに迷惑をかけないようにしないと
かっての学生運動のように、浮いちゃいますからね。

「やりかえす」云々は、ナチスドイツの街頭宣伝中に
反対派の妨害を排除するため、「突撃隊」が生まれていった
過程と似ていて、イデオロギーはともかく、街頭宣伝活動を
する場合の発想は似ているなと思った次第です。
[18947] 明らかの道路交通法違反です。
名前:岡田功
日時:2006/06/01 19:02
トラックの荷台に乗ってはいけません。
道路交通法に明らかに違反しており、しかも、でも直前に警察から警告も受けたそうです。

自業自得であり、確信犯的犯罪者です。