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「カラスの行水」なんて言わないで

中村眞樹子2006/09/30
「カラスの行水」とは失礼な。実際の水浴びは丁寧で、とてもきれい好きです。体をきれいに保つため、煙や蟻まで浴びるのです。
日本 動物 NA
 「カラスの行水」という言葉を聞いたことがあると思う。「入浴時間が短いこと」である。本当にカラスは水浴び時間が短いのだろうか? そんなことを考えようともしないのが普通である。

 しかし、実際にカラスの水浴びを見ると、とても丁寧に行っているのが分かる。1回の時間は思ったほど短くはなく、何度も何度も水浴びを繰り返す。水浴びが終わって羽繕いをしていたかと思えば、また再び水浴びを始める。

 この水浴びの方法も、種によって様々だ。カラスのように水に浮くことができない「山野の鳥」と、カモメのように水に浮くことができる「水鳥」では違いがある。機会があったら、じっくりと違いを見て頂きたいと思う。

 水浴びのほかにも、「浴びる」行為がある。通常、鳥は水浴びだけすることが多いのだが、「スズメ」は「水浴び」と「砂浴び」をする。この両方ができる鳥は、スズメだけだと言われている。乾燥した土がポッコリと窪んでいるのを見たことはないだろうか?

 では、カラスは水浴びしかしないのか?いやいや、決してそんなことはない。カラスは、水浴びのほかに「煙浴び」「蟻浴び」をやってのけるのだ!!「煙浴び」とは言葉のままで、「煙を浴びる」ことである。銭湯の煙突に止まり煙を浴びる。人間も神社などで似たようなことをしていないだろうか?
 
 「蟻浴び」も言葉の通り。蟻の巣をつつき、蟻を巣の外へと追い出し、その上へ翼を広げつつ体に蟻を這わせるのである。「蟻浴び」には「蟻が出す『蟻酸』によって寄生虫を追い払う」効果があると言われているのだが、真相は定かではない。この蟻浴び、じっくりと見ていると浴びながら美味しそうに採食もしている。これは一石二鳥ではないか!!

 生きとし生ける者、すべて何らかの形で身の清潔を保とうとする。特に野生動物は体が不潔になると、寄生虫などに攻撃される危険がある。そうなると命を落としかねない。だからこそ、常に体を清潔に保とうとする。そう考えると人間の方が、はるかに不潔なのかもしれない。
◇ ◇ ◇
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[21829] 個性的です
名前:中村眞樹子
日時:2006/10/01 20:39
田中秀郎さま

カラスの行水は個体によって様々なんです。じっくり観察すると何気ない行動に驚かされる事がたくさんあります。私はそんな個性的なカラスに魅力を感じてしまいます。
[21826] なるほど
名前:田中秀郎
日時:2006/10/01 18:42
カラスの行水は、についてのレポートは楽しませてもらいました。
実際に、伝統的な「カラスの行水」をしている個体もいたかも?
しれませんが、じっくり調べないといけない、ってことを
しめしてますね。
現場をしっかり見ることが大事と改めて思います。
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