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愛犬、大量出血・ANAの「ペットらくのりサービス」

渡辺圭子2008/02/06
ペットと共にANAを利用した。これが悲劇の始まりとなった。到着地に着いて急いで、獣医に診てもらったところ、ペットの爪が根元から取れていて大量に出血していたのだった。
日本 交通 NA_テーマ2
愛犬、大量出血・ANAの「ペットらくのりサービス」 | <center><b>1・ANAの職員はこれ程の血を本気で隠ぺい出来ると考えたのだろうか。</b></center>
1・ANAの職員はこれ程の血を本気で隠ぺい出来ると考えたのだろうか。

 犬や猫、その他のペットの飼い主にとって、旅行の間にペットをどうしておくかということは、いつも頭を悩ませる問題である。現在はペットと旅行をするというニーズがとても高いので、移動機関はそれに対応してさまざまなサービスを展開している。

 しかし、そのサービスが本当にペットとその飼い主のクオリティオブライフを保証しているかどうかは、まだまだ検討の余地があるのではないかと思う。私たちがペットと一緒に飛行機で旅行するというオプションを選択した場合には、利用する航空会社のペットの受け入れ状況、サービスのクオリティ、つまり大切なペットがどのように扱われるかはとても重要なことなので、よく考えておかなければならない。

 私は東京で2匹のチワワと、2人の間に誕生した生後半年程のやんちゃ娘のFRANと共に過ごしていて、彼らは私にとっては家族同然の大切な存在になっている。そして私は九州の実家へ帰省するため1月8日に羽田―鹿児島便の飛行機に乗ることにした。ペット(FRAN)と共に目的地へ行くために今回はANAを利用することにした。しかし、これが悲劇の始まりとなった。この経緯を、より多くのペットと旅行を考える皆様に伝えたい。そして、まだまだ考慮しなくてはならない点が多々あることを、航空会社にも訴えたい。

 「ペットらくのりサービス」専用のカウンターで「愛玩動物同意書」にサインして料金を支払うと、私のチワワは専用のペットケージへと入ることになった。カウンターにはペットと一緒に飛行機に乗る飼い主たちで溢れ、本当にたくさんの犬がその飛行機に乗せられるようだった。

 ミニチワワはバッグの中に入れて一緒に移動できるほど小さい犬種なので、普段私たちが移動に使っているバッグごとケージへと入れることができた。だが、その際に私が気になったことは、ケージへペットを固定するためにテープを貼り付けるそのやり方が少し乱暴できつすぎるのではないかということだった。だけど、職員はこのようなことに慣れているはずなので、私は彼らのやり方を黙って見ていたのだった。

愛犬、大量出血・ANAの「ペットらくのりサービス」 |  <b>2・真実を伝えるために、私は泣きじゃくりながらこの写真を撮った。</b>
 2・真実を伝えるために、私は泣きじゃくりながらこの写真を撮った。

 カウンターでペットを預けたあとは、彼らは貨物室へ運ばれてしまうので、次に会えるのは到着ロビーとなる。私がロビーへ降り立ったときにはペットケージが既に積まれていて、職員が何か拭き取るような作業をしていた。私はペットのことが気になり心配だったので、早くそちらのほうへ行きたいと思いながら、その様子を見つめていた。

 そしてサインボードの手続きをすませ、バッグを開いてみたところ、驚くべきことにそこは血だらけになっていたのだった(写真1、2)。そして私は職員がケージをふき取る作業をしていたのは、この血をふき取る作業だったのだと気づいた。

 私はその場にいた数人の職員に向かって、このことをなぜ教えてくれなかったのか聞いた。拭き取る作業をしていた職員Aは次のように言った。「ケージに血がついていたので拭き取ったが、このようなことはよくあることなので、以前に付いた別の犬の血が残っていたのかと思った」

 私はこのようなことが多くあるということに驚いたのだったが、チワワのことを考えて、このようなケースの対処法を聞いた。その場にいた職員Aよりは上司風の職員Bが答えた。「今までにこのようなことはなく、初めてのケースです」。あきらかに矛盾したことを職員Bは言ったのだった。

 私はさっきと言っている事が違うと指摘すると、職員Bは目をそらし、黙り込んでしまった。私は逆上し、とにかくなんとかしたいということを言っていたら、別の職員が上司を呼んで来ると言ってどこかに行ってしまった。 男性の責任者風の職員Cがやってきたのだったが、彼は一刻も早く病院へ連れていかなければならないという事態を容易には理解してくれなった。

 一つ一つゆっくりと状況を説明してやっと、近くの動物病院を教えてもらえたのだった。そして職員Cはタクシー乗り場までは同行してくれたのだが、それだけだった。もちろん何かの費用を負担するという提案などもなかった。私はANAの対応をなじるよりも、ペットの容態を優先してタクシーへ乗り込んだ。そして病院へ着いて獣医に診てもらったところ、爪が根元から取れてしまい大量に出血していたのだった。

 「愛玩動物同意書」ではこのような不測の事態に対する責任はANAに問えないことになっている。だから私のケースでは法的な責任をANAに要求することはできないのかもしれない。しかし、いずれにしても状況をごまかそうとしてANAの職員が利用客に対して虚偽の報告をしたことは道義上誠実な対応であるとは決して思えない。そしてまた、このようなケースが比較的多くあることを、この事件は示唆していると思う。

 航空会社が利用者にとって便利なサービスを展開することは望ましいことだ。しかしそのサービスはより多くの顧客、より多くの利益を獲得するためだけのものになっている傾向があるのではないだろうか。「ペットらくのりサービス」については、確かにペットを運ぶというリスクを完全にANAに押し付けることはできず、利用者はある程度そのリスクを共有すべきなのかもしれない。

 しかし、ペットの安全性、何か起こった場合の対応についてANAは最大限の努力を払っているのだろうか。ペットケージの安全性を検証して改良したり、空港近くの動物病院と連携するなど、できることは本当にまだまだたくさんあるはずである。

ご意見板

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[32683] これは可哀想
名前:田中秀郎
日時:2008/02/09 23:01
私は以前の職場で航空貨物の発送、受領をしていましたが、
その際も、ペットなどの動物輸送が難しいことを知りました。
まず預けられた動物は、飼い主と別れて、輸送用のケージに
入れられた後、カーゴドーリーなどの台車で機体に運ばれて、
ベルトローダーで、バラ積み貨物用のバルクカーゴに入れら
れます。その後、薄暗い、カーゴルームで一時間なり、2時間を
過ごしたあと、目的地で解放されます。

この間に、動物に与えられるストレスは相当なものと
思います。
飼い主と離れて、狭いケージに入れられ、さらに「荷物」として
ドーリーでゆれながら運ばれ、さらに薄くらい狭い空間に押し込まれたあと、気圧の変動、機内の騒音(貨物室ですから、、客室ほど
防音など気配りされてないです)やら振動やら、これまた
普段経験することのすくない環境におかれることを思うと
同情したくなります。

たまに実験動物として、たくさんのビーグルが積まれてきたとき
などは特にそれぞれの犬の性格が現れて興味深いことも
ありました。
びびってしまって、しょげているものや、興奮して、キャンキャン
鳴いてるのやら。

たまには、ベルトローダーへの搭載を誤って、ケージが落下、
破損して、びっくりした犬が空港のエプロンを走った
事例も聞いたことがあります。

そのあたりを考えますと、ペットとの旅行には、鉄道のほうが、
適していると思います。
航空業界でご飯を食べたものとしては、言いたくないですが(笑)

それにしても、これほどの出血をしている「お客」を見て、
きちんと対応できなかった現場の担当者は情けないと思います。
プロとして、お客の大事なペットを預かってるのだから、
もう少し真摯な対応を望みたいものですね。





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