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【追跡・イージス艦】 父子生存「可能性低い」と海保捜索打ち切り

田中龍作2008/03/03
イージス艦「あたご」と衝突後、行方不明になっている漁船「清徳丸」の吉清治夫さん・哲大さん父子の捜索を第3管区海上保安本部が打ち切った。「事故後13日経過し、生存の可能性はきわめて低い」ためという。
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【追跡・イージス艦】 父子生存「可能性低い」と海保捜索打ち切り | <center>海上自衛隊横須賀基地に停泊中のイージス艦「あたご」(3月2日、筆者撮影)</center>
海上自衛隊横須賀基地に停泊中のイージス艦「あたご」(3月2日、筆者撮影)
 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突した事故で、第3管区海上保安本部(3管)は行方不明になっている吉清治夫さんと哲大さんの捜索を2日、打ち切った。同日の記者会見で明らかにした。海上自衛隊や深海探査船を出している海洋調査機構は捜索を続ける。

 捜索打ち切り理由について、3管の秋本茂雄警備救難部長は「発生から13日という日数が経過している。シケもあった。気象や海上の状況を考え合わせると、行方不明者の生存の可能性はきわめて低い」と無念さをにじませながら語った。

 海上保安庁では事故発生の先月19日から今月2日までに巡視船・艇のべ52隻、航空機34機を出して、現場海域を中心に北海道の面積の2倍にあたる15万2千平方キロメートルを捜索した。現場海域は時速3ノットにもなる黒潮が流れているため、捜索範囲が広くなった、という。

 現場海域でこれまでに3管が回収した物品は、「清徳丸の船舶検査証」「クーラーボックス」「吉清治夫さんのウインドブレーカー」など。

 3管は「清徳丸」が所属する「新勝浦漁協」には1日、捜索打ち切りを知らせた。吉清さんの家族からは「力を尽くしてくださって有難うございました」と言われという。

 現在続けている乗組員の事情聴取について、秋本部長は、今月一杯はかからない、との見通しを示した。
【追跡・イージス艦】 父子生存「可能性低い」と海保捜索打ち切り | <center>衝突後、海面を漂う清徳丸の切断された船尾部分(第3管区海上保安本部提供)</center>
衝突後、海面を漂う清徳丸の切断された船尾部分(第3管区海上保安本部提供)

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