目次
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農業体験農園とは
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農家のメリット−相続・担い手対策
・まちづくり支援機関も若者も「農」に注目
・畑から広がるコミュニケーション
農業に参加したいと希望する消費者が増えています。
関東農政局が今年1月から2月にかけ、インターネット上で都市農業に関するアンケートを実施、「条件次第では援農ボランティア、または有償のパート・アルバイトで農業に参加したい意向が高い」という結果となりました。
関東農政局が開設している「あぐりテーブル関東」ウェブ会員、および農林水産情報交流ネットワーク事業モニターという、もともと農に関心の高い人々が回答者であったために出た結果とも解釈できますが、それでも条件つきで参加したい人を含めると8割にも達します。農業に興味のある都市住民は決して少なくないということが、うかがえます。
筆者の住む東京都練馬区は、23区内で最大の農地面積を誇り農業も盛んですが、全国的な傾向と変わらず、農家戸数および農業従事者数は、ともに年々減少しています。
ですがそんな中、消費者側の農への関心を巧みに取り入れ、都市農業の生き残りをかける試みを始めた農家も数多くいます。
農を求める消費者と、都市農業を続けたい農家のコミュニケーションがつくる試みを、練馬区農業体験農園園主会会長の白石好孝さんにうかがいました。
農業体験農園「大泉 風のがっこう」園主・白石好孝さん(写真はすべて筆者撮影)
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農業体験農園とは
白石さんは、東京都練馬区で白石農園を営んでいる都市農家です。友人の加藤義松さんが発案した「農業体験農園」という考え方に共感し、平成9年に練馬区と提携した「農業体験農園・大泉 風のがっこう」を開園、精神障害者社会適応訓練事業の受け入れも行い、また平成15年にNPO法人「畑の教室」を仲間と立ち上げ、都市と農村の交流事業を展開しています。
現在、「大泉 風のがっこう」では、50aの畑で、子育て中の若い夫婦、熟年夫婦など利用者125家族が白石さんの指導を受けて野菜づくりをしています。
農業体験農園に参加するには、区報の利用者募集に申込み、抽選に当選後、1世帯4万3,000円の年間利用料金を支払います(練馬区民は補助あり)。この料金のなかには、入園料、野菜代金(収穫した野菜は利用者のものになる)、種子代、肥料代、資材等が含まれています。
市民農園との違いは、作付け計画の作成、種子等の買い付け、堆肥散布、耕耘、講習会、収穫祭を、農園主が行います。
「大泉 風のがっこう」では今までに、畑の上の落語独演会、ビニールハウス内でのコンサートを開催したそうです。「農業体験農園はサービス業」と白石さんは言います。
(次ページ「
農家のメリット−相続・担い手対策」に続く)
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