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「生きていてくれたら それだけでいい」仙台で自殺者遺族の全国フォーラム開催

猿ヶ澤誠2008/06/02
全国の自殺者遺族の相互交流を目的にした民間団体「全国自死遺族連絡会」が、5月17日、初めての全国フォーラムを仙台で開催した。自身も長男を自殺で失った、世話人の田中幸子さんに話を聞いた。
日本 家庭 NA_テーマ2
自殺者遺族の全国グループ
 全国の自殺者遺族の相互交流を目的にした民間団体「全国自死遺族連絡会」が、5月17日、初めての全国フォーラムを仙台で開催した。全国から150人が参加し家族を自殺で亡くした苦しみとどう向き合っているかなど体験談を紹介したり、自殺予防の活動について話し合った。

「生きていてくれたら それだけでいい」仙台で自殺者遺族の全国フォーラム開催 | <center>5月17日に行われた「全国自死遺族フォーラム2008」の様子(全国自死遺族連絡会提供)。</center>
5月17日に行われた「全国自死遺族フォーラム2008」の様子(全国自死遺族連絡会提供)。
事実と向き合う苦しさ
 連絡会の世話人は、仙台市に住む田中幸子さん。自身も当時34歳だった長男を自殺で失い、助けられなかった自分を責め続け、苦しみぬいた。

「自分の命より大切な我が子の死。想像を絶する永遠の別れ。毎日が鋭い刃物を次々と飲まされているような心の痛み。死んだ事実。生き返ることのない二度と戻らないいのち。会いたいのです」

寄り添うことで生きられる
 『自死遺族を救う場作り』を行政に訴えたがまったく聞き入れられず、結局自分で遺族の自助グループ「藍の会」を仙台市で設立したのが06年7月。その活動を続けていく中で、全国の遺族の苦しみの声が田中さんのもとにあつまるようになり、全国組織の自助グループが集まり「全国自死遺族連絡会」の設立につながった。

 自殺で大切な家族を失った多くの遺族に共通するのは、家族を救えなかったという自責の念と、自殺をタブー視する世の中の風潮からの苦しみだ。

 「経験した人達でなければ決してわからない胸の内を少しでも同じ悲しみ同じ苦しみ 同じ憤りを持つ者同士で話し、聞き、一人では抱えきれない苦しみ悲しみを分かち合いながら支え合いながら、共に生きて行く力を感じたい。一人では生きられない重さの悲しみや苦しみを分かち合う事で生きられるのです」

 遺族同士がつながる意味について田中さんは話す。さらに組織を設立することで遺族の声を国や地方行政機関に直接届けることも可能になるのではないか、という。

一人たりとも死なせたくない
 一緒に語り、一緒に泣き、寄り添って共に生きたいと、田中さんは、仙台で活動する遺族の自助グループ「藍の会」で月に一度、交流サロンを開いている。集まったひとは様々な悩みを打ち明けあう。

 また、田中さんは自宅の電話番号も公開し、つねに相談を受けられるようにしている。受ける電話は遺族だけではなく、「死にたい」という悩みにも寄り添う。

 田中さんは『一人たりとも死なせたくない』そう強く願っている。

●全国自死遺族連絡会
http://ainokaisendai.web.fc2.com/renrakukai.html
●問い合わせ先 全国自死遺族連絡会 世話人 田中幸子 
TEL/FAX:022−717−5066

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[35243] 生きていればなんとかなるよ
名前:猿ヶ澤誠
日時:2008/06/25 21:29
伊藤様。コメントありがとうございます。


「生きていればそれでいい」というのは簡単な事のようで、今の世の中では難しくなっているのが現状のようです。

豊かなはずの現代で、なぜこんなに気持ちにゆとりがないのでしょう。本当に不思議です。私が個人的に思うのは、成果だけが求められる経済界の風潮もあるし、そして国民自身の「中流層意識」があるような気がします。僕自身もそうですが人並みの幸福感や贅沢を求めてしまうし、自分が下流層だとは思いたくないし、なりたくない。

だから何かに絶望したとき「生きていれば何とかなる」というところまでは考えがおよばないのですね。当然かもしれません。

だけど僕はあえて言いたいのです。

「生きていればそれだけでイイ」僕自身に言い聞かせていることでもあります。
[35207] いい記事ありがとうございます。
名前:伊藤学
日時:2008/06/24 01:25
猿ヶ澤様

市民新聞らしいいい記事だと思いました。ありがとうございます。

うちの職場、自殺者が少ないとは言えない職場です。長時間勤務、なれない仕事、大量の仕事etc。調子を崩す人も多いです。

「死ななければそれだけでいい。」こんな簡単なことに気付かない程追い詰められる人は決して少なくないはず。私の直属の上司も実はうつで薬を飲んでいると最近、知らされました。

ここまで殺伐している世の中、自分のことで精一杯で意外とまわりに気づいてあげられないかも知れません。この記事を読んで改めて自分を気遣おうと思うとともに、もう少し回りを見渡す余裕を持ちたいものだと思いました。

[35202] また気づかせていただきました
名前:猿ヶ澤誠
日時:2008/06/23 17:38
西桂様

コメントありがとうございます。
私からのコメントが遅くなってしまってスミマセンでした。

あなたのコメントを拝見して自分自身を苦しめるのは「自分自身が持っている自殺への偏見」だということ。重く受け止めます。
自殺願望で苦しんだことがある私でも偏見は強くあると思います。たぶんその偏見は消すことはできませんが、私の場合はこうやって書くことで理解しようとしているところです。
そして、「自分自身を救うことが出来るのは自分自身だけだ」ということ。
そのことは、僕が偉そうに記事に書いても伝えることは難しいですよね。皆さんが、当事者グループの活動をしていく中で、悩んでいる多くの方に伝えて欲しいと思います。気づかせてあげて欲しいと思います。

私の記事やコメントが皆さんを傷つけてしまっていたら、ごめんなさい。これからも、関連の記事を書くと思います。また何かありましたら、コメントしていただきますようお願いします。
今回は、ありがとうございました。
[34773] 自分自身の問題だということに気づくこと
名前:西桂
日時:2008/06/08 18:39
猿ヶ澤誠様


はじめまして、全国自死遺族連絡会と藍の会の両方に関わっている自死遺族当事者です。
記事に私が撮った写真を使ってくださって、ありがとうございます。



猿ヶ澤様の書かれた記事とコメントに少々ひっかかる部分がございまして、
悩んだのですが、コメントを書かせていただこうと思いました。




私が苦しい思いをしているのは、
「自責の念」も、「自殺をタブー視する世の中の風潮」ももちろんあるのだと思います。
でも、最大の原因は、「自分自身が持っている自殺への偏見」でした。
自死遺族当事者グループに出会うまでは、私自身が、
「社会が悪いのだ」と大きな勘違いをしていました。
自分自身が自分を苦しめているという事実に
たくさんの当事者の方々とたくさんの会話をさせていただく中で気づかされました。
(↑「傾聴」ではなくて、「会話」であることがポイントです)



また、精神科医療のお世話になった時期もあるのですが、
そこでも勘違いをして泥沼にはまりました。
「医師やカウンセラーが病気をなおしてくれる」と思い込んでいて、痛い目にあいました。


病気を治す主体は間違いなく自分自身であって、
医師もカウンセラーもそのための手助けをしてくれるだけだということ、
治るために必要な技術やサービスを自分自身が選び取り、
医療費やカウンセリング料という名目のお金を出して買い取っているだけだ
ということに気がついて、状況は大きく変わりました。
これは精神科だけでなく他の診療科でも同じことなのだと思います。




どちらも、自分自身の問題でしかありませんでした。
自死遺族当事者の方々との交流がそのことに気づかせてくれました。


医師やカウンセラーやボランティアなど、
自分以外の誰かが自分を救ってくれると思うのは幻想でした。
そして、自死遺族当事者グループに関わりながら思うのは、
自分より不幸に見える誰かを救ってあげようというのは傲慢でしかないということです。


「自分自身を救うことができるのは自分自身だけだ」ということ。
「誰かを救ってあげることなど所詮できはしないのだ」ということ。
そう肝に銘じながら日々を過ごしています。
[34509] 寄り添う気持ち
名前:猿ヶ澤誠
日時:2008/06/03 08:34
村上様、コメントありがとうございます。

その若い男性は、あなただったら心を開いて話してもいい。と思ったのでしょう。話を聞いてもらいたかったのでしょう。
カウンセラーじゃなくても素人ができることは、あなたがしたように話を聞いてあげることです。むやみに励ますことなく、死にたいという気持ちに寄り添うことです。だから、実は誰でも自殺を防ぐことができるのですよね。
そして病気を治してあげるのは、医師やカウンセラーです。

村上さんのように、死にたい気持ちに寄り添ってあげられる人が増えれば、きっと世の中の自殺は減るのだと思います。
[34492] 自殺防止
名前:村上久三郎
日時:2008/06/02 17:51
 年間、自殺される方は非常に多いです。困った問題ですが、「現代社会」を変えることは非常に難しいです。私としては、自殺予防には「現代社会と異質の社会の構築」と思っています。
@何とかして自殺者を減らそうと、私なりに考えています。
まずは、小規模ですが「現代社会」と異なる「社会(原生村)」の構築を考えていますが、最大のネックは「彼らに、ある程度の収入を確保させること」です。これをクリアする方法を考えていますが、なかなか難しい問題です。
A私は自殺願望者のカウンセラーではなく、素人です。
私が以前に所属していた勤務先で、若い男性がウツになり、自殺寸前まで行きました。カウンセラーもお手上げ状態になり、最後に「誰でもいいから、この職場の年配の人と相談されてはどうですか?」と言ったそうです。その男性は私の名前を挙げたそうで、カウンセラーからその旨、電話がありました。私は「びっくり」しました。さらに、びっくりしたことは、その男性が不気味な「自殺マニュアル」らしき本を持っていたことです。「自殺の仕方」をその本に書いてあるのです。
 私は「ど素人的コツ」を駆使して、彼と話しました。1年後、ほとんど回復し、正常に戻りました。それ以後、「もしかしたら素人でも、自殺願望者を直せる」という「妙な自信」をもち、「カウンセラーでなく素人でもできる」と思っています。私はこうした経験が動機で、「自殺者を減らす運動」に興味を持ち始めました。
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