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石油で作るコメ、切迫している日本の食糧危機 ≪私の試算・日本の食糧供給力は3000万人分≫

篠原信2008/06/06
様々なデータを検討すると、わが国の食糧問題は、実際には危機的な状況にあることが浮かび上がってくる。やや楽観的ともいえる農水省の予測を信じていると、とんでもない「餓鬼道」が出現しかねないほど、深刻な事態が迫っている。多くの人に現実を知ることで、備えを始めて頂きたい。
日本 食 防災・復興
目 次
1.価格高騰する石油で米を作る危うさ
2.戦前でも不足だった国内の米生産量
3.食料輸入に使えぬ膨大なドル資産
4.食糧危機の対策考え、実行する時期に

 私の試算では、日本は3000万人分しか食糧を生産する力がありません。現在の食糧生産は、「石油からコメを作る」技術になっているからです。このことは、多くの人に知っておいて頂きたいことです。そして、現実を知ることで、備えを始めて頂きたいと考えて、この記事を書きました。

 原油高騰、環境問題、食糧危機が、クローズアップされています。相互に絡み合った複雑な問題ですが、ここでは、わが国の食糧問題に焦点を絞って考えます。要点を簡潔に記すため、一問一答の形式にしました。

石油で作るコメ、切迫している日本の食糧危機 ≪私の試算・日本の食糧供給力は3000万人分≫ | <center>「雨の早苗と屋敷林」(宮城県)  陸羽東線、車窓より 2008年5月31日 撮影:荒木祥</center>
「雨の早苗と屋敷林」(宮城県)  陸羽東線、車窓より 2008年5月31日 撮影:荒木祥
価格高騰する石油で米作る危うさ

問1.日本だけでどれくらいの食料が生産できますか?。
 答.石油が安価に手に入るなら、なんとか9,000万人分くらいは大丈夫かも知れません。1960年代は食料自給率が非常に高かった(カロリーベースで79%=1960年=)時期ですが、その時代が、このくらいの人口でした。しかし、石油が高騰するなどで手に入りにくくなれば、3,000万人も難しいかも知れません。

問2.なぜ石油と食料が関係あるのですか?
 答.肥料や農薬を作るのに石油が必要です。農業機械などの動力もそうです。

問3.どのくらい石油が必要なのですか?
 答.化学肥料を使う現代農法では収穫物の2.6倍(1970年)ものエネルギーを投入しなければなりません([1]:参考文献。タイトル一覧は記事末尾に)。1キロカロリーのお米を作るのに石油を2.6キロカロリー使うのですから、化学肥料・農薬・トラクターで育てたお米は石油でできている、といってよいでしょう。

 農業全体では国内の収穫が519000億キロカロリー(2000年)になりますが、石油は1450000億キロカロリー(1998年)使用しています[2]。収穫の2.79倍も石油エネルギーを使うわけですから、「エネルギーベース食料自給率」を計算すれば、マイナス279%です。現代農業は、石油漬けになっています。

 ちなみに、まだ化学肥料の使用が比較的少なく(約7.2kgN/10a、[8])、有機農法的な栽培が残っていた1955年には投入エネルギー(労働など)の1.11倍の収穫が得られていました[1]。

問4.では、有機農業にすれば食料問題は解決ですね?
 答.そう単純にいきません。有機農業に必要な有機肥料は国内でまかなえません。現在の日本には生ゴミがあふれかえっていますが、これは海外から大量に食料を輸入しているからです。牛糞も、元は海外からの輸入飼料です。食料や飼料の輸入がなくなれば、有機肥料は国内から消えてなくなります。

問5.山や海も恵まれているのですから、国内だけで有機質肥料をまかなえるのでは?
 答.その前例として、江戸時代を考えてみましょう。江戸時代は鎖国だったのでほぼ完全な自給自足でした。人口は享保の頃(18世紀半ば)に約3,000万人に達し、その後は明治維新まで100年以上も人口が増えませんでした[3]。江戸時代は5年に1度ほどの頻度で飢饉があり、山林の下草から糞尿、カマドの灰まで、肥料としてリサイクルを徹底していたのに、3,000万人以上養えなかった。有機質肥料は、日本の国土だけでは確保が難しいでしょう。

問6.江戸時代よりも技術が発達しているでしょうから、食料をもっと生産できるのでは? 。
 答.江戸時代より進歩した技術は、石油エネルギーが前提になっています。化学肥料も農薬も農業機械もそうです。石油がなければ使えない技術です。また、バイオ燃料も代わりになりません。トウモロコシからバイオエタノールを作って得られるエネルギーは投入エネルギーの1.3倍です[11]。つまり、6ha以上を燃料用に準備して初めて食料用に1ha耕せる勘定です(トラクターのエネルギー効率50%の場合)。食料以外の原料でバイオ燃料を作っても、事情はあまり変わりません。

 人力だけで耕す場合、人間1日分の労働は石油コップ一杯程度(0.086〜0.26リットル)ですから[4]、たいして耕せません。

問7.しかし、江戸時代より耕地面積が広がっていますよね。
 答.確かに広がっています。江戸時代が約300万ha、2002年は476万haです[8]。しかし、いくら耕地が広くても肥料をまかなえなければ収量は落ちます。江戸時代と比べて山林はスギなどの針葉樹ばかりで、肥料に適しません(スギ堆肥は植物に生理障害を示すことがある)から、国内でまかなう肥料もその分少なくなり、江戸時代より厳しいかも知れません。

 また、石油がないと広い面積を耕せません。一人で耕せるのは江戸時代同様、0.14ha程度だとすると、今の農業就業人口は330万人ですから、現在の耕地の一割、46.2万haしか耕せません。現在、農家の69%が60歳以上で高齢化が進んでいますから、耕せる面積はさらに狭いでしょう。

 機械動力を使わずに広い面積を耕すには牛馬が必要ですが、いまの日本に農耕用の牛馬はいませんし、扱い方も分かりません。農水省は現在、農業の大規模化を図っています。この政策は石油が安い間は正しいし、推進すべき理由があるのですが、石油がなくなると耕せない耕地が大量に出るおそれがあります。

(次ページに続く)
◇ ◇ ◇

ご意見板

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[55030]  
名前:藤田千秋
日時:2009/11/28 13:13
 
[35760] >[35702] 遅くなりました
名前:篠原信
日時:2008/07/14 22:18
小倉様

すばらしいですね!
愛媛県から、石油依存から脱却した農業が始まり、全国に広がっていくことを願っています。
小倉さんや石井先生と、コラボして、日本で始まろうとしている食糧危機の緩和をどうにかして達成できればと存じます。

あと、宣伝。
明日、TBSの「ピンポン」という番組で、九鬼信のペンネームで出演します。
[35759] >[35702] 遅くなりました
名前:篠原信
日時:2008/07/14 22:17
小倉様

すばらしいですね!
愛媛県から、石油依存から脱却した農業が始まり、全国に広がっていくことを願っています。
小倉さんや石井先生と、コラボして、日本で始まろうとしている食糧危機の緩和をどうにかして達成できればと存じます。

あと、宣伝。
明日、TBSの「ピンポン」という番組で、九鬼信のペンネームで出演します。
[35702] 遅くなりました
名前:小倉正
日時:2008/07/11 12:19
篠原様
 すっかり忘れていましたが、確かに以前枝広さんのメールニュースを紹介している中で、書いていました。
 先日のフジテレビ系列の日曜夜の番組に出演されていましたね。

さてさて、宣伝です。
「県議会に農業政策についての請願書」
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/forum2/14345.html
[34988] ブログに
名前:篠原信
日時:2008/06/15 20:51
小倉様

ブログを拝見すると、以前、どなたかが私のレポートを紹介してくれていますね。
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/forum2/7409.html
四年前、環境ジャーナリストの枝廣淳子さんのホームページに紹介して頂いたレポートです。
[34987] >[34979] はじめまして
名前:篠原信
日時:2008/06/15 20:02
小倉様

書き込みありがとうございます。
石井先生とは面識がございませんが、
「理戦」81「石油枯渇時代がはじまった」
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-916043-79-5.html
で、石井先生が寄稿されているとき、私も同じ号で寄稿させて頂きました。
この文章でも、石井先生のデータをかなり参考にさせて頂いております。

結局、「緑の革命」は石油があってはじめて成り立っていたことを考えると、「石油ピークは食糧ピーク」。
まさにその通りですね。

食料自給率が低く、しかも贅沢に慣れてしまった日本は、この苦難を乗り越えることは非常に困難でしょう。
どうしたものか・・・?
[34979] はじめまして
名前:小倉正
日時:2008/06/15 14:06
篠原さま

 「石油ピークは食料ピーク」ですよね。
 石井吉徳先生の石油ピークの話を、以前記事にしたこともあります。
http://www.news.janjan.jp/living/0612/0612096182/1.php

最近ではJanJanBlogの中で、『ん!-ピークオイル時代を語ろう-』
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/forum2/
というブログでもっぱら書いています。
[34918] ミツバチの失踪
名前:篠原信
日時:2008/06/13 00:03
6月12日NHK「クローズアップ現代」でも放送されましたが、
「アメリカ発 ミツバチ“大量失踪(しっそう)”の謎」

ミツバチが大量に失踪し、重要作物の受粉ができない恐れが出てきています。
http://www.xn--7ckf0b6c.com/
http://news.ameba.jp/2007/04/4299.php

この現象はアメリカだけでなく、日本、スイスなどでも観察されています。
原因は不明で、現時点では対策のとりようがないようです。

食糧危機を深める一つの要因になりかねない状況です。
[34917] リン鉱石だけでなく
名前:篠原信
日時:2008/06/12 23:53
中国が5月にリン鉱石の輸出に100%の関税をかけ、実質的な禁輸措置。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080611-00000001-dol-bus_all

リン、カリウム、窒素がどんどん値上がりし、化学肥料も高騰しています。このレポートの内容通りの事態が、始まっています。
[34809] 「四つのパラダイム崩壊」
名前:篠原信
日時:2008/06/09 21:22
世界、というより人類は、世界史的な大変化に巻き込まれることになる。
四つの大きなパラダイム(思考の枠組み)変化が不可避と思われるからだ。

一つは、「石油で食糧を作るパラダイム」の崩壊だ。
たとえば、現在の食糧は「石油」でできている。
コメ1キロカロリーを生産するには、2.6キロカロリーの石油を消費している。
農業全般だとさらにひどく、1キロカロリーの農産物を得るのに、800キロカロリーの石油を使っている。
800倍もの石油エネルギーを使って、食糧を作っているのだ。
実にばかげているではないか。

どうして農業にそんなに大量の石油が必要なのか?
農薬、トラクターなどの動力の燃料もあるが、もっとも石油エネルギーを必要とするのが、肥料だ。
化学肥料を製造するには、大量のエネルギーが必要なのである。
こんなばかげた農業が成立できたのは、何より、石油が安かったからだ。
石油を湯水のように使用しても、十分採算がとれるほど、石油が安かったのだ。
第二次大戦後、「緑の革命」で世界的に食糧生産が飛躍的に伸びたと絶賛されるが、ちゃんちゃらおかしい。
これは、技術的な発展があったわけではない。
簡単に言ってしまえば、「石油から米や麦を作るようになったから」なのだ。
しかし、中国やインドが経済的に発展し、石油をがぶ飲みし始めており、それに伴って石油の高騰が続いている。
今後、多少の変動が途中であったとしても、石油価格は高止まりするだろう。
そうすると、「石油で食糧を生産する」という「もったいない」ことが経済的に見合わなくなり、続かなくなってくる。
また、石油だけでなく、肥料として重要なリン、カリウム、マンガンなどの重要資源が新興国によって次々に買い占められており、金を積んでも入手困難になっている。
資源を大量に無駄遣いして食糧を大量生産する、戦後の農業形態は、持続困難になってきたのである。
「石油や地下資源から食糧を生産する」ということではじめて66億人もの人口を養う食糧を生産できたのだが、今後もそんな「ばかげた」農業を続けられるだろうか?
「石油から食糧を作る」パラダイムの崩壊が始まりつつある。

二つ目は、産業革命以来の、「工業製品が高く売れるパラダイム」の崩壊だ。
考えてみよう。これまで、先進国(ヨーロッパ、アメリカ、日本など)は、どうして豊かな生活を送ることができたのだろうか?
簡単に言ってしまえば、「工業力を独占できたから」だ。
パソコンやデジカメなどの電子機器や自動車など、高度な機械を製造できるのは、先進国だけに限られていた。
だから、そうした製品を欲しがる途上国に、高く売りつけることができた。
他方、食糧や地下資源は誰でも生産できるものだ。
だから、途上国の人たちが供給する食糧や資源は、先進国の人たちに安く買いたたかれた。
工業製品は高く売りつけることができ、食糧や資源は安く買いたたくことができる。
これが、先進国(欧米と日本)が豊かさを享受した最大の理由だと言える。
ところが、産業革命以来のこの世界構造が、激変している。
中国やインドなど、世界の3割にも達する人口を抱える国々が、工業力を獲得したのだ。
結果、世界の半分以上の人たちが工業製品を製造できることになり、工業製品は「誰にでも作れる安っぽいもの」に成り下がった。
たとえばデジカメは、販売から間もないうちに急激に値下がりする。
高値を維持することができない。
中国などが安い商品をどんどん開発して販売するからだ。
工業製品は、安く買いたたかれる時代に突入し始めたのだ。

それとは逆に、食糧や資源は高騰し始めている。
中国やインドが豊かな生活を求め、肉食を始めたりするなど、大量の穀物を消費するようになったからだ。
世界の3割の人口の人たちが一斉に「爆食」を始めたことで、食糧は需給が逼迫し、「食糧は買いたくても買えない高価なもの」に変わりつつある。
資源も同様だ。
工業製品は安く買いたたかれ、食料や資源は高く売りつけられる。
まさに、産業革命以来の逆転現象が始まっている。
こうなると、日本をはじめとする先進国は、「原料を安く買いたたいて、それを加工した工業製品を高く売りつける」というビジネスモデルが成立しにくくなってくる。
産業革命以来の、「第二次産業(工業)が第一次産業(農業、鉱業)より優位」というパラダイムが崩壊し始めているのだ。

もう一つは、「石油兌換紙幣としてのドル」のパラダイム崩壊だ。
私たちはドルや円などの「お金に価値がある」と思いこんでいる。
それが思いこみにすぎないことが、誰の目にも明らかになる時代が訪れようとしている。
お金の歴史を振り返れば、かつては、1ドル紙幣で何グラムかの金(ゴールド)と交換できる、というように、ゴールドによってお金の値打ちを保障する、「金本位制」をとっていた。
しかし、ニクソン大統領が、ドルと金の交換を完全にやめてしまった。
これを、「ニクソンショック」という。
だが、このときアメリカは、実に巧みな手を打っていた。
「ドルでしか石油を買うことができない」という仕組みを作ってしまったのだ。
中東の石油を買おうとしても、ドルでしか買うことができないように、石油産出国に話をつけてしまったのだ。
すると、石油が欲しい国々は、ドルを何とか手に入れなければならない。
アメリカに商品を持っていって、「これでドルをください」という他ない。
アメリカは、ドル札を印刷するだけで(ドルを発行するだけで)、世界中の国々が商品を持ってきてくれることになる。
アメリカはドルを印刷するだけで世界中の商品を買い漁れるという、「借金だらけなのに贅沢三昧」という不可思議な経済スタイルを築き上げることができたのだ。
これが可能になったのは、「ドルでしか石油が買えない」、つまり、ドル=石油兌換紙幣とも言える、石油本位制をとってきたからだ。

ところが、このパラダイムが崩壊しつつある。
EUや中国などが台頭し、ユーロや元などの通貨が力を持ち始め、中東の石油産出国も、こうした強い国々の通貨で石油を直接売り買いできたらよいのに、と考えるようになってきた。
そしてとうとう、クウェートが、ドルだけでなくユーロでも石油を購入できるようにし始めた。
すると、「ドルでしか石油を買えない」という魔法が解けて、「石油を買うためにムリにドルを手に入れなくてもよい」となってきた。
「世界中の人たちがドルを欲しがる」という魔法の崩壊だ。
ドルがどんどん下落していく背景には、「ドル=石油兌換紙幣」の崩壊があるのだ。

すると、日本をはじめとする国々が、「いつか使えるかも」ととっておいたドル資産が、どんどん価値を失ってしまう。
日本は1兆ドル(100兆円)にも上るドル資産(外貨準備高)を持っているが、この資産がどんどん目減りしていく。
目減りする前に使ってしまえ、と考えて、もしドルを大量に使用したら、ドルが市中に大量に出回ることになるので、ドルがさらに値下がりすることになる。
ドルが値下がりする悪循環が、こうして始まりつつある。

ドルが世界を支配するシステムが、音を立てて崩れ始めている。
世界経済を再構築しなければならないが、ドルの支配は世界の隅々に及んでおり、短期間に再構築できるものではない。
世界経済はかなりの期間、混乱することになるだろう。

さらにもう一つが、「地球は無限に大きい」というパラダイムの崩壊だ。
現在の資本主義経済は、「石油などの資源は無限にあり、贅沢は無限にでき、出てくるゴミをいくらでも引き受けることができるほど地球は無限に大きい」ことを前提にして動いている。
近代経済学は、「地球は無限」であることを前提として組み立てられているのだ。
しかし、私たちはすでに知っているように、無毒と思われる二酸化炭素でさえ、地球全体のシステムを破壊しかねないほどに大量に発生させている。
地球は有限なのだ。
石油資源も無限ではなく、食糧生産に必要な水資源も無限ではなく、出てくるゴミをすべて浄化できるほど地球は大きくない。
経済システムを根底から考え直さなければ、地球を人類が住めない星にしてしまうことになるだろう。

以上、四つのパラダイムが崩壊しつつある。
「石油で食糧を作るパラダイム」が崩壊することで、食糧生産が困難になり、世界人口を養えるかどうか、怪しくなってきている。
「工業製品が高く売れるパラダイム」が崩壊することで、先進国が豊かな生活を送れる仕組みは失われつつある。
「石油兌換紙幣としてのドル」パラダイムが崩壊することで、世界経済が崩壊の危機に瀕している。
「地球は無限に大きい」パラダイムが崩壊することで、社会システム、経済システムのすべてを見直さなければならなくなっている。
この四つのパラダイムの崩壊が、同時進行しているのだ。
これで世界が無事に済むと考えることの方が難しい。
私たちは、世界史に残る大激動の時代に巻き込まれつつあるのだ。
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