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前回記事:労働者の味方の筈のワーカーズコープが組合つぶし? なごやボランティア・NPOセンター ワーカーズコープが指定管理者を2008年度から引き受けている「なごやボランティア・NPOセンター」(以後、NPOセンター)で、所長の暴走が続いています。 ワーカーズコープは本来「労働者がみんなでお金を出し合い、みんなで討論し、事業を進めていく」ためにあります。それにより、労働者が主体的に事業を進め、生きがいを感じることが出来る、というわけです。 こういう形態を「労働者協同組合」といいます。資本の論理に支配される企業においては、労働者は結局ただ労働を搾り取られ、賃金を受け取るだけになってしまうのではないか。そして、貧困が蔓延してしまうのではないか、という問題意識から生まれてきたものです。 ところが、そうした法人自身が5月にいわゆるKYカット事件を起こしました。これは前回述べたように、柴田太陽さんら職員が「名古屋イキナリ労組」を即席で立ち上げ、撤回させ、コープ側にも不当だということを認めさせました。同労組は名古屋ふれあいユニオンにも合流しています。 参照: ・名古屋ふれあいユニオン 外部から見ても名古屋イキナリ労組は、柴田さんを先頭に、公開講座やユニークな機関紙発行などいきいきとした活動をしておられました。名古屋市の新自由主義的な指定管理者導入の意図は別として、公務員なら、ちょっと二の足を踏むようなユニークな事業を展開されていることに、私も尊敬の念を抱いていました。 しかしワーカーズコープ理事会は、8月になって名古屋NPOセンターについて、松垣所長に独裁的な権限を与えました。所長は25日、まず柴田委員長に自宅待機を命令。26日には、所長への「全面服従」を要求する文書に署名しなかったとして、「KYカット事件」の被害者のNさんにも自宅待機を命令しました。 Nさんは、別に「署名しません」と明確に答えたわけではないそうです。署名するかどうか、労働組合の仲間と一緒に考える時間を与えて欲しかっただけなのに、就業規則にも規定されていないこのような扱いを受けたのです。5月に一度は解雇通告を受けたNさんなら当然ありうる対応なのに「問答無用」の対応を所長はしたのです。 しかし27日、Nさんが署名・捺印した「誓約書」を用意して「なごやボランティア・NPOセンター」に出勤すると、所長は一転「署名はしなくていい。口頭で誓約してくれればいい」と言いだしたというのです。所長自身も自分がやっていることは、「本当はルール違反だ」ということを知っていて、暴走しているのでしょう。 また別の非常勤職員は、今までほぼフルタイムで働いていて残業込みで22万円ほどの給料をもらっていたのに「シフト変更」と称して月6日勤務に変更されると通告されました。月給にして4万円台になり「これでどうやって食べていけというのだ」と当人は泣いているそうです。私もこのような生存権を奪うような行為に、心から憤りを感じます。 このように所長は、職員に対してあの手この手で嫌がらせをしているというのです。 法人側は「なごやボランティア・NPOセンター」が非常事態だ、といいます。しかし、所長独裁による「正常化」は「正常化」ではありません。みんなで話し合って民主的に事業運営を進めるという、「協同労働」の理念に即した正常化が1日も早く行われるべきです。 ◇ ◇ ◇
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