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高知白バイ事件―冤罪に手を貸す大マスコミ?

田中龍作2008/10/16
警察・検察が裁判所に提出し有力な証拠とされた「スリップ痕」は捏造の疑いが強いことが、交通事故調査人など専門家の実験で明らかになっている。この事件、冤罪とすぐに決めつけることはできないにしても、冤罪の疑いは濃い。にもかかわらず、大マスコミの記者たちは事実を追及しようとしない。
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高知白バイ事件―冤罪に手を貸す大マスコミ? | <center>スクールバス運転手の片岡晴彦さん(相模原市で筆者撮影)</center>
スクールバス運転手の片岡晴彦さん(相模原市で筆者撮影)
 スクールバスに高知県警の白バイが衝突し警察官が死亡した「高知白バイ事件」はバス運転手の業務上過失致死罪が確定し、10日、収監状が届いた。

 警察・検察が裁判所に提出し有力な証拠とされた「スリップ痕」は捏造の疑いが強いことが、交通事故調査人など専門家の実験で明らかになっている。

 事故当時スクールバスの乗っていた生徒たちは未成年であるため裁判には出廷せず、事故を目撃していた校長の証言は採用されなかった。警察・検察のペースで裁判は進み、バス運転手の有罪が確定した。

 冤罪とすぐに決めつけることはできないにしても、冤罪の疑いは濃い。にもかかわらず、大マスコミの記者たちは事実を追及しようとしない。

高知白バイ事件―冤罪に手を貸す大マスコミ? | <center>スリップ痕再現実験。取材に来たのは週刊誌やワイドショーなどだ。</center>
スリップ痕再現実験。取材に来たのは週刊誌やワイドショーなどだ。
警察の言いなりになる体質

 警察という組織は身内の不祥事を最も嫌う。昇進にモロに響くからだ。そのため不祥事はなりふり構わず揉み消そうとする。企画監察という「警察内警察」セクションまである。

 20数年前、西日本のある地方でこんな「事件」があった。暴走族の少年を懲らしめようと、警察官が警棒を少年のバイクの前輪に投げ込んだ。猛スピードで走っていたバイクは転倒し、少年は道路に激しく体を打ちつけて即死した。取締りを超えて警察官による人殺しだった。

 この後、警察は証拠を隠滅するため一緒に走っていた少年たちを皆逮捕した。容疑は「集団暴走」。その場ではない。数日後だ。おそらく不祥事になると考え、それを揉み消すために少年たちの身柄を押さえたのだろう。

 もちろん警察は自分に都合の悪い事案は発表などしない。深夜だったので警察官以外、誰も見ていなかった。少年たちの家族も警察から「暴走していたから逮捕する」と言われ、それを信じた。「息子が警察のご厄介になった」ことは秘密にしておかねばならない。

 こうして事件は闇から闇に葬られるはずだった。ところが父親の一人がたまたま筆者と知り合いだった。父親は息子が警察に連れていかれる直前に一緒に走っていた仲間の名前と連絡先をメモに残させていた。当たれる家族は、ことごとく当たった。息子が家族に話した当時の状況はすべて一致した。

 筆者は記事にした。というより記事にできた。隣県で起きた隣県の県警による不祥事だったからだ。自分がカバーしている県警の不祥事だとこうはいかない。取材の過程で警察幹部の知るところとなる。早速、広報官や所属長(本部の課長、警察署長)から「ネエネエ、田中ちゃん。今度特ダネあげるからさあ、あれ書かんといて」と耳打ちされる。

 拒否すれば特オチをチラつかされる。特オチとは、他社は皆知っているのに自分だけが知らないことだ。記者にとっては最悪の屈辱で、特オチが重なった記者は、記者職を外されるケースが多い。我が身可愛さで記者は警察の不祥事を書けなくなる。

 マスコミには自分の飲酒運転を揉み消してもらっている記者もザラにいて、彼らは書けない。警察の不祥事を書けば飲酒運転の過去がリークされるからだ。「●●社」の看板を背負っている以上、それは自殺行為につながる。社の幹部が飲酒運転を揉み消してもらっていることもある。上司による“教育的指導”で警察不祥事は書けなくなる。

 以上は圧力によるものだが、近頃の記者は不祥事を追う取材力がなくなっているようだ。もう15年以上も前のことだ。ある警察の副署長が「今の記者さんたちは、こちらが言った通りに書いてくれる。もう楽よ」と話していた。

 この世代が今では取材デスクとなって一線の記者を現場で指導しているのだ。自分ができなかったことを部下に指導できるはずがない。口では「ジャーナリスト云々」を言ってみても、権力から見れば怖くも何ともない体制になっているのだ。

 警察の言いなりになるメディアは、結果として冤罪に手を貸すことになる。

◇ ◇ ◇

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[41686] 日本の警察の長い歴史 虚偽公文書作成罪並びに行使罪の合理的な疑い
名前:山下アンネ
日時:2009/02/26 18:05
徒然憲法草子 〜生かす法の精神〜

        請願書「修復的正義は機能しないのか」

 警察が権力を乱用し、無辜の市民を犯罪者に仕立て上げる。これは、決してあってはならない権力による犯罪行為であろう。ところが、日本では、そんな冤罪が発生し続けている。

 昨年、雑誌『冤罪File』が初刊行された。そこに高知と愛媛での白バイとの交通事故の詳細が掲載され、この事件に関して、全国で、検察側主張に対して「合理的な疑い」が沸き起こっている。

 高知の事故は、スクールバスがレストランから道路に出て、右折確認のため停止していたところ、バスの右前に、白バイが衝突し死亡したもの。ここでは、検察側証人として、対向車線の遠方にいた別の白バイ隊員が事故の一部始終を目撃したことになっている。

 まず、どれだけの確率で、白バイ事故を別の白バイ隊員が直接目撃する可能性があるのだろうか。高知県の白バイ事故は年間1件あるかないかであり、ましてや死亡事故という特殊なケースである。あまりにも出来すぎた偶然ではないか。

 さらに、この白バイ隊員の証言は、複数の周辺目撃者の証言と矛盾しており、左右確認したバスの運転手は、その存在を見ていない。存在していなかったハズの目撃白バイ隊員の出現。これは著しく不自然ではないか。

 他にもバスの運転手は、急ブレーキで白バイを1mも引き摺った物証として提出されたスリップ痕の存在、その形状にタイヤの溝痕が無いなどは、科学的にあり得ない、人為的な捏造の疑いがあるとして、鑑定証拠をつけて、「証拠隠滅罪」で県警を告訴。が、不起訴処分。

 その後、検察審査会へ異議の申し立てをし、1月29日「不起訴不当」の決定が出た。

 裁判員制度に先立つ市民が司法に参画する検察審査会制度。この審議の結果を、知事と県公安委員会、検察庁、高知県民はしっかりと見据える必要があるのではないだろうか。

 また、この事件の背景には、県警の白バイには任意保険が掛かっていなかった実態が大きく影響しているようである。しかし、それがために物証と証人までデッチ上げる県警であるとしたならば、この現状で、県警車両との交通事故に遭遇した市民の当然の権利と平和は保障されるのだろうか。

 愛媛県での白バイ事故は、現在、国家賠償訴訟として係争中である。全国の同様の事件において、「虚偽公文書作成罪及び同行使罪」が頻繁にあるという「合理的な疑いの証拠」の数々が浮上している。

 この法益侵害は甚大である。なぜなら、詐欺目的の公文書を作成の上、行使し、警察が裁判官を欺き通し続けた結果、この冤罪の構造的暴力を実現させたことを意味するからである。

 本罪の犯罪の主体は県警、犯罪の客体(被害者)は、裁判所と相手方であり、この保護法益は「公文書に対する公共的信用」である。

 これまでの日本の冤罪事件の構図を振り返ってみると、どれだけの不実な証拠が作成された上、行使されたのか。本当に恐ろしくなる。

 これをこのまま放置してはいけないことは、自明の理である。

 従って、もう一度改めて、白バイ事件の証拠捏造の疑義については、独立した機関である公安委員会の監察の指示、並びに、独立した検察庁による捜査への着手が必要であろう。

 主権民は、この修復的正義を要求していかなければならない。

                      2009年2月15日

高知・コスタリカ友好交流を創って行く会 山下安音(由佳)


下記は、世界各国語の翻訳サイトです。ご活用ください

http://free-translation.imtranslator.net/default.asp?ldr=en_ja&loc=ja
[38530] 話は変わるけど
名前:別府有光
日時:2008/10/29 19:04
週刊朝日で三井さんの収監の記事を見ました。
市民感覚なら、三井さんの個人的問題より、検察の裏金のほうがよっぽど問題!
[38519] この事件は疑わしきは罰せずで不起訴にすべき
名前:高橋弘子
日時:2008/10/28 20:51
校長先生の証人の証言を取り上げない裁判所がおかしいと思う。
まさしく疑わしきは罰せずにしなければ、法律違反に相当する。
裁判官の自由心証主義といっても、証拠が裏づけされたものでなければ、裁判官の国家権力の私物化となり、暗黒裁判につながると思われます。
このケースは給料を貰っている職業裁判官が判断するよりも、国民が判断した方がよっぽどましな判決になった事件であると思われます。
[38424] 人権擁護しない人権擁護委員会
名前:井之上文
日時:2008/10/24 10:32


結局、ここまできても日弁連の人権擁護委員会も動かなかったね。

ここは二瓶さんが委員長なんだけど、何も仕事しない。

ブログでがんばってる弁護士も居るけど、彼も何もしない。




国民の皆さん、これが現実なんですよ。



日弁連といいながら、人権擁護委員会という看板を上げながら、ブログで正義の味方を演じながら、現実に人権を踏みにじられるような事件があっても、何もしない。


こいつらが正義であるかのように装いながら、実は、、、、ですね。


日弁連はないほうがいいね、何もしないんだったら、看板下ろせよ。
[38390] 田中さんと小倉さんへ
名前:清水保久
日時:2008/10/22 19:49
改めて私がこの記事を読んでコメントの載せたことについて

 私は今回 片岡さんの事故から裁判にいたるまででこの事件は冤罪だとそれをしっかり報道しないのはマスコミも冤罪に手を貸しているとだからマスコミの警察と同罪だと主張しているものと感じてコメントをさせて頂きました。
 私は今のメディアに対して「新聞が売れる」「視聴率があがる」ような取材はいいが、それが実現できないマイナーなものはあまり取り上げない、そのような感じを受けます。
 なので今回の記事は片岡さんのこれまでの報道機関の取り上げ方がどうなのか。もっとしっかり伝えるべきと今のメディアを批判したものだと思ってコメントしたものです。
 なので 田中さんが私のコメントで警察関係と言われることが
理解できないのと、「捜査一課長から何もしゃべらないでおこうと思う」と言われたとありますが、別に言われてもいいじゃないですか。メディアは権力の監視が目的で本来は戦わなければならないものです。
 それを今は権力とよりそえば情報は入るし楽だからやっているのだと思います。
 なので田中さんは他県のことでも暴走族のことを書いたことはいいことだと思います。
 次に小倉さんへの質問ですが信頼関係、裏切るということばからなぜ「近視眼的で、視野が狭すぎるように感じる。警察は犯罪組織なんですか?」ということになるのかがわかりません。
 後 警察が見張っているというメッセージというのもよくわかりません。
 僕は一般的に記者は今サラリーマン化していて組織に反骨する精神もなく昔のように一つの事件を追っかけるようなことはなくなってきていると感じています。
 その観点からなぜこのような「メディアが手を貸す」ように感じてしまうのかを少しでもわかってもらうために書いたつもりです。
 なので小倉さんの言いたいことが申し訳ないですが、私にはわかりません。
[38371] 清水さんと田中さんへ
名前:小倉文三
日時:2008/10/22 07:44
清水さんのコメントに田中さんは黙っていないだろうな、とは想像しましたが、やはり黙っていなかったですね。


『警察は相手との信頼関係で情報のやりとりをするので 、一度裏切ると回復するのに非常に時間がかかります。』という文章の「信頼関係」「裏切る」という言葉の中身ですが、近視眼的で、視野が狭すぎるように感じます。警察は、犯罪組織なのですか?


愛媛県警の捜査費横領を内部告発した現職警官の仙波敏郎巡査部長などは、文字通り、警察を最も愛している人だと考えます。実は、警察組織を批判する人こそ、警察のためになっている人だろう、と考えます。


清水さんのコメントは、「公安警察がJanJanの『白バイ事件コーナー』を見張っているぞ」というメッセージかな、と思って読ませていただきました。
[38340] 清水さま RE:特オチについて
名前:田中龍作
日時:2008/10/20 20:45
清水さま、コメント有難うございます。


清水さまwrote>>特オチよりも 何かがあったときに情報が取れなくなり他社との情報に違いが出てくるでしょう。
また接触できなくなったり、全く相手にされなくなったりして情報をつかんだり確認することができず、記事にすることが出来なくなります。
 事件が大きくなればなるほど 新聞のトップから落ちたりテレビの頭から落ちるなどして大変なことになります。 <<清水さまwrote

  
 これが特オチに即つながります。私が書いたのもこうした意味です。捜査一課長から「もう田中記者には何もしゃべらないでおこうと思う」と言われた時、まさしく上記が頭に浮かびました。

 
 もしかして清水さまは警察関係者それも報道官・広報官経験者ではありませんか。
[38338] 特オチについて
名前:清水保久
日時:2008/10/20 17:45
 この記事のように「特オチにするぞ」というのはないかもしれませんね。
 特オチよりも 何かがあったときに情報が取れなくなり他社との情報に違いが出てくるでしょう。
また接触できなくなったり、全く相手にされなくなったりして情報をつかんだり確認することができず、記事にすることが出来なくなります。
 事件が大きくなればなるほど 新聞のトップから落ちたりテレビの頭から落ちるなどして大変なことになります。
 社内的でもできない記者の烙印が押され、○○地区では内は弱いなとかあの社はダメだなと言われてしまいます。
 
 警察は相手との信頼関係で情報のやりとりをするので
一度裏切ると回復するのに非常に時間がかかります。
 新聞記者なんかは大体3年ぐらいで担当がかわるので一度信頼を失うと自分が担当している間は地獄でしょうね。
 このようなことから各記者は臆病になるのです。
[38260] 元損保会社営業マンの意見として
名前:鈴木博
日時:2008/10/16 23:51
今回、当事者のどちらかが無過失という前提で議論があるようですが、まずは第1段階として、双方がごく一般的な運転をしていたとして、修正材料を考慮しない場合、バス:白バイ=80:20でスタートとなると思います。
修正材料となりうるものとして双方の速度が考えられますが、バス=30〜40km、白バイ=100km超としても、バス:白バイ=60:40程度でしょう。 白バイが公務中で、かつ赤灯をつけサイレンを鳴らしている状況下ですと、ここまでの修正がかかるだけでもいいほうです。
保険会社がなぜ、片岡氏の無過失主張を出来たか・・
@白バイが100km超の走行を行うべき必然性があったか。
A公務遂行にあたって、安全配慮が十分であったのか。
B回避可能性(いかなる注意義務を払っても100%回避不能なら、無過失主張はありうるそうです) バスが走行中ではなく、停車中だったら無過失主張は大いに通る話ですし・・・
古巣の仲間や、知り合いの弁護士さんにも意見を聞きましたが、上記の3点は重要なポイントだろうという見解で一致しました。

保険会社の所見や目撃者の証言を民事で証拠として採用していただき、刑事の再審につながることを祈ってやみません。 
[38250] ひどいね
名前:井之上文
日時:2008/10/16 15:26
本当にひどい話ですね。


警察や検察とマスコミがグルなのは、こんにち子供でも知ってるほど、そのインチキぶりが国民の知るところになってしまいました。

これを恥と思わないジャーナリストとは、どういう人間なのか、情けない思いです。


しかし問題の本質は裁判所にあります。 裁判官がきちっと判決を下し、検察 警察の悪事をあばいて、厳しく処罰し、このような事例が発生しないように社会正義を守る必要があります。


この裁判がインチキであるということこそが、今の日本の抱える最も大きな問題です。


司法担当の記者はもっとひどい状態で、裁判所のインチキを報道もしないし、取材もしない。 ただただ 頂いた情報を垂れ流すのみです。



記者クラブの中で 具体的に どのような手法で 特落ちが行われるのかは、大変興味あります。
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