3月に京品ホテルを訪ねた時は、板で閉鎖され人影は見えなかった。1月の強制退去でこの京品ホテル闘争も終わったと思っていたが、そうではなかった。まだ続いているのだった。
京品ホテルの現状(6月3日、矢本真人撮影)
6月3日、JR品川駅で降りて、京品ホテルに向かうと、「リーマンブラザーズは京品争議を解決しろ」という横断幕が掲げられ、15人ほどの組合員の皆さんが活動していた。500円のワンコイン弁当で京品ホテルを応援しようと、」先月25日からカンパが始まっていた。
「リーマンブラザーズは京品争議を解決しろ」の横断幕が広がり、組合員が活動している
その後の状況をリーダーに聞いてみた。「もうこの闘争は終わったのかと思いました」と言うと、
「そんな事はありません。我々は雇用の補償を求めて戦っています」という。
先月25日からワンコイン500円弁当カンパが始まった
リーマンブラザーズは民事再生計画を5月15日までに裁判所の提出する予定であったが、未だ提出できていない。組合員の雇用問題が解決しなければ、買い手がつかないのだという。そのため、組合はリーマンブラザーズに雇用の保障を求め、奪われた職場を取り戻そうとしているのだ。
参加者は15人ぐらいだが、皆生活があるので、アルバイトをしたりしながら交代で運動に参加し、自分たちの職場を取り戻すため、最後までがんばるという。
そして彼らは、リーマンブラザーズが京品ホテルで行おうとしている反社会的な債権回収を許さないことはもちろん、リーマンブラザーズの被害を受けている人達と連携して、その責任を追及していくとし、「リーマンブラザーズに抗議し、一緒に戦いましょう」と訴えている。
1月の強制立ち退き執行で、経営者側の思惑通り行ったかに思えたが、リーマンブラザーズグループの責任を追及し、雇用保障を求める闘争はまだ続いている。