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無実の人に死刑を執行してしまった疑いが極めて濃い「飯塚事件」を、死人に口なしとしてうやむやにしては絶対にならないと思います。 現政権の法務大臣が執行を指示したのです。それが冤罪であったなら取り返しのつかない由々しきことであり、責任云々以前の殺人事件として追及されてしかるべき大問題です。 当時は、画期的な鑑定方法であると言われたDNA鑑定が導入されて間もないころでした。しかし今にしてみれば、当時の装置は未発達の部分があり、また鑑定人の不慣れが重なり、事実を歪めた結果が出された可能性が非常に大きいと判断されています。 つまり当時のDNA鑑定の方法は、いまからすれば非常に幼稚なものでした。それにもかかわらず、「世界の最先端を行く装置」という名前だけが先走って、それに圧倒されてしまって冤罪を生み出したのが飯塚事件と言えます。 しかし当時まったく同じ装置や方法で鑑定した結果、その当時のDNA鑑定法では信用できないとして無罪となったのが足利事件です。 飯塚事件のKさんの死刑が執行されたのは昨年の10月です、事件当時のDNAの鑑定方法がいかに幼稚なものであり、証拠能力がないものであったかは、死刑執行の時点では分からなかったではすまされません。 足利事件で当時のDNA鑑定に疑問がもたれ、再鑑定を決定したのが昨年の12月です、つまりこの間わずか2か月です、死刑を執行する前にもっと慎重に審査していれば当時のDNA鑑定の不備を発見できたはずです、いやそれができなければ司法として失格です。 飯塚事件は国家のミスで、冤罪の人の命を奪った可能性が極めて高い事件です、徹底的な解明と責任の追及を強く強く要求すべきであり、絶対に闇に埋もれさせてうやむやにしてはならない事件です。「人には間違いがつきもの」では済まされない問題です、地球よりも重いといわれる人の命を奪ってしまったのです。取り返しがつかないことをやったのです。Kさんの冤罪が明らかになったら、国はどう対処するつもりなのでしょうか。 死人に口なしで、決して闇に葬ってうやむやにしてはならない事件です。徹底的に追及すべき問題です。冤罪事件がきっかけとなって死刑が廃止された国もあるのです。「Kさんをまちがって処刑してしまいました。これからは気をつけます」では済まされる問題ではありません。 Kさんの無罪を証明し、国の責任を徹底的に追及していくべきだと思います。 |