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名古屋越冬闘争2日目・活動の成果? 市内野宿者は減少傾向

Esaman2009/12/30
前回記事:越冬闘争始まる、雇用情勢依然厳しい名古屋

 名古屋越冬の2日目(12月29日)の報告を行います。

 今年で35回目となる越冬の2日目は、前日の強い風に寒々しかった天候と打って変わって、風もなく、寒さをあまり感じない、おだやかな一日となりました。

 この日の午前は、急遽開催が決まった法律家の人たちによる法律相談が開催されました。
 3人の法律家のみなさんがスタンバイをして、多重債務、交通事故、家族のことや生活のこと、なんでも相談に乗ってくれる、たいへん心強い相談が行われました。

 野宿に追い込まれてしまう人の中には、借金や家族のことや事故、解雇など、法律家や誰かの援助があれば解決できたかもしれない方、法的なことが最初のつまづきとなってしまい、そのあと福祉の窓口でも「水際作戦」などで追い払われてしまって延々と野宿生活から脱出できなくなってしまった、というパターンの方も、一定数おられるので、法的なサポートで生活が楽になったり、野宿から脱出できる例も少なくないそうです。

 ホームレスの人たちは「なまけて」いるのではなく、実際には、逆に生真面目すぎて、要領がよくなく、少しのつまづきでホームレスになって、人に迷惑をかけるのも気が引けてそのまま、という人も少なくないようです。

 お昼前には、中村福祉事務所で行われている、行政による緊急相談窓口(29日・30日のみ)に行っていたスタッフが報告をしてくれました。

 昨年の今頃の相談数からみると、数は約半数と少ない状態なので、いま相談に行けば、無料宿泊所でも余裕を持って宿泊できるので、ぜひ参加してほしい。
 数年前に無料宿泊所を利用して窮屈な思いをした人も安心して参加してほしい。
 これだけ相談数が減ったのは、この一年、中村区役所などで生活相談を継続したことによって、生活保護を獲得できた仲間が多くなったということだと思う。
 無料宿泊所を利用したあとも、生活保護の申請などを行うことができるし、数年前のように、何ヶ月も施設に入った後でないと生活保護がとれない、ということはなくなっている。
 現在は、申請から2週間ほどで法律に書いてあるとおりに、生活保護を受けることができるので、ぜひ利用してほしい、ということです。

 昼食は「共同炊事」といって、越冬の現場で皆で作った食事を配食しました。
 この日のメニューはカレー。
 180人近くの、たくさんの仲間が並んでいました。

名古屋越冬闘争2日目・活動の成果? 市内野宿者は減少傾向 | 昼の共同炊事の配食の模様。メニューはカレー。(撮影すべて筆者)
昼の共同炊事の配食の模様。メニューはカレー。(撮影すべて筆者)
 午後は、特に大きなイベントもなく、少し寒さも和らいでいたので、のんびりと過ごしました。

 夕刻、えぐれささしまさん、ボリさん、大西さん、笠寺で活躍している芸人さんが、歌を披露してくれて、とても賑やかになっていました。

名古屋越冬闘争2日目・活動の成果? 市内野宿者は減少傾向 | 歌で会場を盛り上げる、えぐれささしまさん達。えぐれさんが持っているのは、楽器ではなくスコップである。
歌で会場を盛り上げる、えぐれささしまさん達。えぐれさんが持っているのは、楽器ではなくスコップである。
 夕食は、炊き出しグループの人たちが作ってきてくれた「牛丼風豚丼」でした。夕食は越冬現場ではなく、ほかの場所で作って持ってきてくれます。
 この日の配食数は140食ほど。180食ほどあった昨日よりも少し減ったので、これは年末相談窓口を利用して、施設に入った人の分が減ったのではないか、という話でした。

 夜間、21時より「広域夜回り」が行われました。
 夜回りというのは、あちこちで点在して生活している、野宿生活をしている人たちのところを回って、
 お茶やカイロを配ったり、越冬活動や利用できるサービス情報のチラシを配布したりして、どのような人たちが何人いるか、病気の人はいないか、亡くなっている人はいないか、などを見て回るものです。
 寒さが厳しいときには、亡くなっている方が時々います。

名古屋越冬闘争2日目・活動の成果? 市内野宿者は減少傾向 | 夜回りの報告の様子。それぞれの地区を回った人たちが人数や状況を報告しあう。
夜回りの報告の様子。それぞれの地区を回った人たちが人数や状況を報告しあう。
 広域夜回りというのは、名古屋で夜回りをしているグループが多数参加して、広い地域をカバーする夜回りをするという意味です。
 次回は1月3日の夜に行われます。

●Aグループ(毎回実施)
場所・野宿している人・スタッフ・配った毛布
名駅西 18人(11人)2枚
六反 14人(2人)2枚
長者町 11人(4人)
栄北 27人(5人)3枚
栄南 27人(3人)1枚

□小計 97人 

●Bグループ(広域日のみ実施)
場所・野宿している人・スタッフ・配った毛布
名城 10人(3人)
つるま 18人(5人)2枚
中村 7人(4人)
金山(神宮) 18人(4人)
金山(アスナル) 3人(3人)
金山(第三) 14人(6人)2枚

□小計 70人

■合計 167人

 167人も、この寒空の下で野宿していると聞くと、多いなと思ってしまいますが、実はこの人数は、普段の数からは半減しているそうです。 

 無料宿泊所への入居を勧めたり、生活支援の活動をしているので、それで野宿している人が減っているのと、あとは越冬の現場にやって来ているのとで、減っているのだろう、ということでした。

 この日筆者は、なぜかカンパ物資の山の中から出てきた「生のマグロの頭」と格闘して、刺身を切り出すという作業をしました。
 なかなか好評でした。残りは明日、カブト焼きにする予定です。

●第35回・名古屋拠点越冬闘争

 会場となっている西柳公園の地図はコチラの記事にあります。とても狭い公園で、周囲は一方通行が多いので、ご注意ください。

・スケジュール
12月28日(月) 西柳公園拠点設営。越冬突入集会(17:30-)
12月29日(火) 散髪(10:30-)、法律家による法律相談(10:00-13)、夜回り(21:00-)
12月30日(水) 法律家による法律相談10:00-13)、街頭情宣(12:30-)
12月31日(木) 散髪(10:30-)、夜回り(21:00-)、年越しイベント
 1月 1日(金) もちつき大会・カラオケ大会、ノリパン演舞、夜回り(21:00-)
 1月 2日(土) 船見寮交流会(13:00-)
 1月 3日(日) 散髪(10:30-)、街頭情宣(12:30-)、夜回り(21:00-)
 1月 4日(月) 西柳公園拠点撤収作業
 1月 5日(火) 中村福祉にて生活保護申請(8:45-)

・物資と活動資金カンパをしてください!
注:越冬会場の西柳公園は三方が駐輪場となり、大変狭くなりました。そのため、布団と残材は受け付けていません。
★毛 布(不足しています!!)
★男性用冬物衣類(ジャンパー、セーター、ズボン、靴下、マフラー、手袋、毛糸の帽子等)
★使い捨てカイロ
★食料品(お米・お米券・みそ・醤油・砂糖・野菜・乾麺等)
【期間・届け先】
12月28日(月)〜2010年1月3日(日)まで、現地の西柳公園(オケラ公園)で受け付けます。
※郵送・宅配も期間内到着なら可能です。
住所:名古屋市中村区名駅4ー12西柳公園内 名古屋越冬実行委員会
仮設電話:052−571−1108(12/28〜1/3)
★現 金
【送金先】郵便振替口座00840-9-11541 名古屋越冬実行委員会

・第35回名古屋越冬実行委員会
住所:名古屋市中村区則武2の8の13笹島労働者会館2階
問い合わせ先:笹島日雇労働組合052-451-4176 笹島診療所(火・金9時半〜12時半)052-451-4585
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