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私は、絵本作家を志す30歳の男性です。現在、清掃業で生計を立てているため、決して裕福とはいえません。 ある日、会社のデスクにあった朝日新聞の広告に大手自費出版社「新風舎」主催のコンクールがあり、作品を見てもらえるだけでもありがたい、と応募させてもらいました。 しばらくして「1次審査を通過しました」との封書が送られてきました。その後「2次審査を通過しました」と再度、手紙が送られて来たため、「これはいけるのでは」と淡い期待を抱いておりました。が、結果は惜しくも落選でした。 落選通知には「S」と名乗る女性担当者のメッセージが添えられていました。「審査会場でもかなり評判が良く、送られてきた多くの作品の中でもひときわ輝きを放っていました。今回は惜しくも賞を逃しましたが、ぜひ共同出版という形で新風舎から世にお出しして頂けないでしょうか?ぜひお会いしたいので、東京までお越しください。返事を楽しみにお待ちしております」 このような経験は初めてでした。私は何の迷いもなく、描きためた作品をカバンに詰め込み、夜行バスで東京・青山にある「新風舎」へ足を運びました。この時ばかりは「自分にもやっとチャンスが巡ってきた!」と思い込んでおり、疑う気持ちはまったくありませんでした。 到着して最初に感じたことは「想像していたより、はるか小さい会社だな」と言うことでした。大きな看板が出ているわけでもなく、1階にある新風舎の「直営店」と呼ばれる書店も、畳四畳半あるかないかといった感じ。照明が異様に暗く、今にしてみれば「開店休業状態」といったところでしょうか。 その後、2階ラウンジで「S」と名乗る女性担当者(30代後半か)が現れ、作品の交渉に入った訳です。ところがこの担当者、作品の批評はほとんどせず、いきなり「製作費用はいくらまで出せるか?」と切り出してきたのです。 私は勉強不足から、絵本出版費用の相場を知りません。 「大体いくらぐらいするのでしょうか?」と逆に問いました。すると「最低300万(円)はします。高いように聞こえますが、他社ではこの倍の金額を掲示されますよ」とのことでした。 私は「300万円はとても無理なので、今回はなかったことにして下さい」と丁寧に断ったのですが、担当者は「これだけの作品を眠らせておくのは、あまりに惜しいですよ。どうでしょうか、200万(円)で手を打ちましょう。他社ではなく、うちと契約結んでください」と言うのでした。 あまりに熱心に勧めるため、仮に新風舎から共同出版した際、どのようなメリットがあるのか、と聞きました。すると、全国に協力書店が800以上あり、どこでも好きなところへ必ず本が並ぶこと。海外にも支店があり、アメリカ・台湾から世界に向け、作品を最大限にアピールすることが可能であること。新風舎の扱っている本はどれもレベルが高く、他社から毎日のように問い合わせの電話がかかって来ること──など、夢のような話を言うのでした。 私にはお金がありませんでしたが、全国800以上の書店に必ず並ぶのならと、予算135万円で商談が成立しました。 しかし、問題はこれからでした。当初135万円で手を打ったはずでしたが、135万円を口座に振り込んでまもなく、同じ担当者から手紙で「よりクオリティーの高い作品づくりを検討した結果、あと10万円必要となりました。デザイナーもこの作品にかなり興奮しております。至急、送金ください」と申し入れがありました。その結果、145万円を支払うこととなりました。 この時、私の頭の中にたえず響いてきた言葉は、担当者「S」の「全国800以上の書店に本が必ず並ぶ」でした。 しかし、さすがにこれ以上請求されても困るため、追加の10万円を振り込む際、新風舎に電話で「本の販売は任せて安心できるか」と確認を取りました。この時、「S」は「私を信じてください。一緒に頑張りましょう。興奮しています」と語りました。 それからまもなく、本の制作が始まりました。絵本担当のデザイナーを名乗る男女2人組(共に30代前半)が、いかに私の作品が他に比べて秀でているか、漫才師のように交互に語ってくれました。 私にしきりに意見を求めるので、返答いたしますと、目を丸くしてオーバーな身振りで「すばらしい!どこからこのようなアイデアが生まれてくるのですか?」。横で聞いていた担当者「S」は「この作品、小学館から引き抜きあるかもしれない」とかなり興奮気味でした。 正直、本の制作は初めてだったこともあって「最低でも3カ月くらいはかかるだろう」と想像しておりましたが、わずか1カ月半で半ば強制的に完成させられました。当然、こちらの意見など何ら反映されません。 送られてきた本に満足がいかなかったため、担当者に電話で抗議を試みましたが、時すでに遅し。なんと「S」が先週、新風舎を退職したというのです。代わりに「O」なる人物が新しい担当者に決まったとの話でした。ちなみにこの担当者「O」、いまだに名刺どころかメール1通送ってきません。 新風舎のいい加減な対応は、さらに続きました。 本の発売日が決まったものの、待てど暮らせど書店にも本は並びません。書店に問い合わせると「マイナーな書店ですので、本を取り寄せられるかどうか責任は持てません」との返事。私は「まさか詐欺にあったのではないか」と不安になり、新風舎に「書店に本が並んでないがどうなった」と問うたところ「現在、営業しておりますのでしばらくお待ちください」との返答がありました。 それから約1週間後、近所の書店に本が3冊届けられました。しかし、絵本であるにもかかわらず、郷土のコーナーに置かれました。当然、誰の目にもとまらず、翌週には書店から姿を消しました。 不信感を抱いた私は、東京・大阪・北海道・広島の友人に私の本が販売されているかどうか確認を取りました。結果、全国800はおろか、地元の書店3件のみの地域限定販売であることが発覚しました。 この時、初めて私は「新風舎に詐欺にあった」と確信しました。 この件について、新風舎は手紙で「800以上の協力書店に、ファクスと電話でちゃんと営業しております。契約書をもう1度よくお読みください。どこにも『800以上の協力書店に必ず本が並ぶ』とは明記しておりません。また、担当プロデューサーの口頭説明内容を調査致しましたが、そのような事実はありませんでした。説明不足で誤解が生じてしまったのではないでしょうか?」と全面否定するのだ。 私以外にもこの「800以上の書店」の話をしていないか、独自で調査したところ、「週刊文春・11月30日号」34ページにあった「朝日がもてはやす詩人経営者」という記事が目に飛び込んできました。記事によると、250万円で絵本の出版契約を結んだ主婦(47)に「全国に800以上の協力店があり、どこでもあなたの好きな書店に本を置くことができる」と語ったとあります。 記事をもとに新風舎に再び電話で抗議したところ「契約書、よう読んでみい、どこにも書いてないやろが、ちゃんとネットで販売しよるがな、アンタひつこいぞ、50万(円)払え、いつでも解約してやるわ!」と、ヤクザ風の口調で逆に脅迫されました。 その後、何度も新風舎に抗議の電話を入れましたが「担当者不在のためお答えできません」の一点張り。やむなく、新風舎社長の松崎義行氏に電話を取り次ぐよう求めるも「多忙のため、電話に出ることはできません」と、まるで取り合おうとはしません。 なお、新風舎が言い張る「800以上の協力書店にちゃんとFAXで営業した」について、どこの書店に営業をかけたかは「情報保護の理由からいっさいお答えすることはできない」と言うのです。よって、こちらは本当に現在、ちゃんと営業しているものか、確認すらできないのが現状です。 長くなりましたが、これはすべて事実です。 ネットで、「新風舎 詐欺」と検索してみて下さい。私以外にも大勢の被害者がいることが、お分かりになると思います。 新風舎は現在、新たな金儲けのため「新風舎・出版賞」を再度募集しております。大手マスコミの朝日新聞に広告を載せておりますので、また新たな被害者の方が大勢増えることは確実です。 今週、私の元へ「新風舎・出版賞」への申し込み用紙が送られてきました。同封の冊子には「エッセイスト・井狩春男」なる人物が「新風舎は本を出版するすべての人の味方である!」と片棒を担いでいる記事が掲載されていました。 私は、この出版社「新風舎代表取締役社長・松崎義行(自称・詩人)」が許せません。詩人や絵描きを名乗るのは勝手です。ただ、人の夢を食い物にして自分の私腹を肥やし、平気な顔していられる人に、詩人だなんて語って欲しくはないです。 この人達の手口は、読んで頂けたらお分かりと思います。悪質なうえ巧妙です。事実、警察も消費者相談センターもなかなか手を出せずにいます。しかも、弁護士と結託して詐欺を働いているため、私のような貧乏人には到底、勝ち目はありません。今のままいけば、脅されたのと同じように逆に営業妨害・名誉棄損などで訴えられるでしょう。 でも、彼らが恐れていることもあります。 「マスコミやメディアの力」です。今はインターネットの時代ですから、いかに弁護士で身を守り裁判で勝訴しようが、我々がメディアを通して世間に真実を訴えれば、詐欺集団(新風舎)は孤立し、悪質極まりない詐欺行為は行えなくなります。 すでにある被害者の方は、マスコミ何社かと新風舎の詐欺対策に動き出していると聞きます。 私も、現時点ではっきりしたことは言えませんが、取材を受ける予定です。もしこの記事を目にして下さった方で、自分も新風舎の被害者であるという方、おられましたらぜひJanJanあてにメールを下さい。 これ以上、犠牲者が出ないよう力をお貸しください。よろしくお願い致します。 ◇ ◇ ◇
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