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日本 裁判 記者会見
20行のコメントに“5000万の損害賠償”の理由
2007/02/08


 雑誌『サイゾー』に掲載されたコメントが名誉毀損にあたるとして、音楽情報を提供する『オリコン』が、インタビューに答えた一介のフリージャーナリストに5000万円の損害賠償を求めた裁判の第1回目の口頭弁論が13日、開かれる。訴えられたフリージャーナリストの烏賀陽弘道氏が7日、東京・有楽町の「日本外国特派員協会」で記者会見を行った。

 訴状によると被告の烏賀陽氏は、月刊誌『サイゾー』(2006年4月号)に「『オリコンの数字はある程度操作が可能だ』というレコード会社員の話を複数聞いたことがあります」「そもそもオリコンは統計方法を明らかにしていない」などのコメントを寄せた。

 原告のオリコンは、事実無根で名誉・信用を著しく毀損された、としている。

 烏賀陽氏のコメントが掲載されたのは「ジャニーズはVIP待遇!?事務所とオリコンの蜜月関係」と題する記事(月刊誌『サイゾー』2006年4月号)だ。烏賀陽氏によるとサイゾー編集部の電話インタビューに答えたもので、わずか20行、字数にして300字余りに過ぎない。

 被告代理人の三上理弁護士は「名誉毀損の対象は出版社だけ、あるいは出版社と記者というのが普通。今回のように雑誌のインタビューにコメントした記者だけが対象になったのは、これまでに例がない」「明らかにSLAPP(訴訟権の濫用=高額の損害賠償で批判を封じる恫喝訴訟を意味する)としか考えられない」と話す。

「大手メディアはコンタクトしてこない」

 記者会見には50人余りの記者・カメラマンが出席したが、大半は海外のジャーナリストだった。日本の大手メディアにとって「ジャニーズ」は最大級のタブーだが、異国のジャーナリストには奇異に写るようだ。「ジャニーズ」と日本のメディアとの関係を問う質問が際立っていた。

 記者会見に同席した『サイゾー』の揖斐憲編集長はジャニーズ事務所の巧妙な出版社対策を明らかにした。「10グループほどあるジャニーズのカレンダーを出版社におろす(※)のだが、意向に沿わない記事を載せた出版社からはカレンダーを引き揚げる。本が売れなくなっている今、カレンダーがなくなると出版社には痛手となる」。
※制作する権利を与えるという意味(編集部注)

 烏賀陽氏も「主要テレビ局はじめ大手メディアは私にコンタクトしてこない」とジャニーズに頭が上がらない日本の大マスコミの現状を嘆いた。

 烏賀陽氏は記者会見で「CDの売り上げを計測するにはPOSシステムだけで統計を取る『サウンド・スキャン』と『オリコン』があるが、『ジャニーズ』を比べた場合『オリコン』だけ数字が多い」と言い切った。

 『オリコン』の広報担当は筆者の電話取材に「烏賀陽氏のコメント部分について問題があった」と話す。また「論点を明瞭にするため『サイゾー』を発行している株式会社『インフォバーン』は訴外とした」とする趣旨のプレスリリースを発表している。

 烏賀陽氏が果たして「ジャニーズ」という虎の尾を踏んだため訴えられたのかは、永遠に藪の中だ。

(竹谷昇)

Vサインを出して自信をのぞかせる烏賀陽氏(日本外国記者クラブで。いずれも竹谷撮影)







「オリコンにノー」オリジナルのポスターを持参した。







「オリコンは『SLAPP=訴訟の濫用』」とアピール。




ご意見板

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[26741] ついでに
名前:井之上文
日時:2007/04/14 15:59
電通もタブーです
[26695] 確かに
名前:山上行雲
日時:2007/04/13 10:45
吉本タブーもあるな。
[26684] ヨシモト
名前:井之上文
日時:2007/04/13 00:36
ジャニーズも出ないけど ヨシモトも出ないですね?
[24612] 素晴らしい
名前:佐藤折耶
日時:2007/02/09 22:00
この記者会見の全部を見せるというこの方式は大変素晴らしく、今後も続けて欲しいと思います。


しかし、この記事がなければ、この問題がジャニーズがらみだと全く気付くことがありませんでした。日本のマスメディアでのジャニーズタブーの凄まじさに、改めて唖然としてしまいます。


この点だけでも、日本の全マスコミ人は、恥じ入るべきだと思いますが、そんな声は聞いたことがありません。
[24577] 記者クラブ制度がなければ・・・
名前:永野薫
日時:2007/02/08 20:02
特派員協会へ取材にいらしたのでしょうか。記者クラブ制度がなければ、私たち市民記者も、ずいぶんと取材できるでしょうにと思います。