トップ > メディア > ここまで「捏造」するか大マスコミ
メディア

ここまで「捏造」するか大マスコミ

新城宏2008/02/16
朝日新聞の「声」欄に投稿したら大幅に書き直された。ここまで書き直さなければならないのなら、こちらから掲載を断わる、と引き揚げた。読者の声をねじ曲げ、事実と異なった方向に誘導する、このような直しは大マスコミでは日常茶飯事なのかもしれない。
日本 マスコミ NA_テーマ2
 昨年のことだが、朝日新聞の「声」欄に投稿した。何日かして電話があった。「XX日付に掲載予定になっている。ついては多少手直しするところがあるので、 ファクスするから検討して欲しい」とのこと。送られてきたファクスをみると新聞の紙面通り1行12字で割り付けてあった。

 手直しされた部分が文章として不自然になっていたので、電話で指摘した。相手も納得し再度手直ししてファクスしてきた。見ると、大幅な書き直しである。これは私の文章ではない。私の「声」ではない。了解取りつけの電話がきたので、その旨伝えた。

 時あたかも自民党の総裁選の最中だった。書き直された稿には小泉、福田、麻生などの個人名が出ているが、私は、誰がどう言ったということは言うつもりもないし、言いたくもない。第一、彼らがそんなことを言ったということを私は知らない。担当記者は「個々の発言は新聞に載っているので間違いがない」という。了解できなければ不採用だという。何といわれようと、これは私の「声」でないことは事実だ。ここまで書き直さなければならないのであれば、こちらから掲載を断わる、といって決裂した。

 これでは読者の声をねじ曲げ、事実と異なった方向に誘導したことになる。投書欄というコップの中の出来事かも知れないが、メディアがもつ、やらせ、捏造の体質に、これでいいのかという疑問が残った。些細なことかもしれないが、この程度のことは日常茶飯のことなのかもしれない。黙っていてはいけないと思って、朝日新聞の編集トップに届くようなメール受信ボックスがないか、ホームページ上で探したが見あたらなかった。

 メディアのなかで一番信頼していただけに、このことがトラウマとなって、以後投稿ができなくなっている。この記事が朝日新聞のトップの目にとまることを期待してJANJANに投稿することにした。

 以下に私が朝日新聞に投稿した原文と書き直された最終稿を掲げる。

(投書の原文)
改革は痛みをともなうのか

 ここ数年、政治の世界では「改革」という言葉が錦の御旗のように掲げられて、多少食傷気味である。
 戦後わが国は平和の道を選び、廃虚から立ち上がって豊かな中流社会を築いてきた。そこにはそれなりの理念があった。「改革」は、その秩序を破壊して深刻な格差社会をつくってしまった。今、国民が一番閉塞感を感じるのは、「改革は痛みをともなうのが当然」と平然といってのける政治家が多いことである。そしてそれを多くの国民がなんとなく納得してしまっていることに救いがたい無力感を感じるのである。痛みをともなうことを当然視する発言の中に、弱者切り捨てという結果が潜んでいることにわれわれは気づかなければならない。
 よく考えてみると、これほど政治家として無責任な言葉はない。「手術は痛みをともなうのが当然」という外科医がいるだろうか。痛みをともなわない改革を行うのが政治ではないのか。われわれはもっと言葉の意味を吟味して、「痛み」の部分を返上しようではないか。そうしないと、このままでは格差は固定化して、アメリカ社会のように治安の悪化が常態化してしまう。

(書き直された最終稿)
改革の痛みは返上をしよう

 ここ数年、政治の世界では「改革」という言葉が錦の御旗のように掲げられて、多少食傷気味である。戦後わが国は平和の道を選び、廃虚から立ち上がって豊かな中流社会を築いてきた。そこにはそれなりの理念があったが、改革は格差社会を作ってしまった。
 「構造改革には痛みを伴う」と小泉前首相は改革を進めた。痛みは、深刻な格差社会を生んだ。しかしながら、郵政解散では自民党が大勝する。多くの国民は痛みになんとなく納得したようで無力感を感じた。そして、先の参院選でやっと痛みの後遺症に気づき始めたのだろう。
 今回の自民党の総裁選ではどうだろう。福田康夫元官房長官は「格差が開きすぎるのは弊害だ。ただ、改革は続行する」。麻生太郎幹事長は「構造改革によって生じた暮らしの不安と格差の解消を急ぐ」という。
 痛みを伴わない改革か、その言葉の意味を吟味したい。そして、痛みをきっぱりと返上しよう。このままでは格差は拡大、そして固定化されてしまいかねない。
(「構造改革.......」以下は書き直された部分)

ご意見板

この記事についてのご意見をお送りください。
(書込みには会員IDとパスワードが必要です。)

[41750] 偏向報道
名前:蒔田まりあ
日時:2009/02/28 04:36
はじめまして。
私は、日本のマスメディアの報道体制に疑問を抱いています。
現在、オンライン署名サイト「署名TV」で、偏向報道に対する署名活動が行われています。是非、ご協力ください。

署名TVの認知度が低い(?)せいか、なかなか集まりません。出来たら、広めてくださいm(__)m
[32930] 朝日のやり口は伝統です
名前:岡田克敏
日時:2008/02/23 11:11
 以前、私も同じような経験をしました。担当者全員とはいえませんが、全体として、同様な改変は「常習的」と考えられます。下の参考資料はその当時の様子を記したものです。


「朝日の投稿欄「声」、ここまで書き換えるか」


これを読んだ方が「私もやられました」と連絡されてきました。
[32845] 江口征男様へ
名前:入江康司
日時:2008/02/18 20:40
 建築については私は全くの素人でよくわかりませんが、問題になりました当初から興味あり藤田東吾さんの「耐震偽装」に関する投稿を可能なかぎりフォローいたし、また江口様の記事についても読まさせて頂いておりますが、最近の新聞報道における劣化あるいは既に修正不可能な時代かもしれないと非常に危惧しております。
[32840] 残念なことです
名前:江口征男
日時:2008/02/18 13:55

 新城宏さま

 「声」には、過去10数本投稿してきましたが、私の場合はそのようなことはありませんでした。
 担当者は地方の総局長を経たぐらい?の経験の人で、1〜2年で変わっているように思われます。
 内容確認の電話は、毎回違う声の人でした。

 原稿の採用率は、相当低いと認識しています。
 しかし、新聞社はどこも投稿欄を重要に考えているようです。
 新聞社のスタンスにより、朝日に使用されても読売には採用されなかったり、その逆もあると思います。
 読者の声を通して、新聞社のスタンスを表現することもあるようです。
 従って、担当者には採用の可否を判断できるような識見を持つ人を配置していると思います。
 しかし、今回の担当者は思いが強すぎて、一線を越えてしまったのでしょうか。ひどすぎます。
 無断でなかったのは救いですが。


[32793] 入江康司さま
 「ニュースがわからん」については、私も記事にしました。
 「建築確認」の解説で朝日新聞に重大な誤り

 いずれにしても、こういうことを続けていれば、せっかくの読者を失うことになりますネ。

 私はまだ購読は続けていますが(こどもの頃からすっかり洗脳されているので)、
 「声」には2年以上投稿していません。
 5本か10本に1本しか採用されないので、ボツにされると徒労感が強いということもあって・・・

 投稿者のそんな想いはわかっていないでしょうね。
[32832] 私も朝日の記事で抗議したのですが無視されました。
名前:秋葉氷市
日時:2008/02/17 21:27

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



このペンネームは規定外です。

規定に基づくペンネームにご再考をお願いいたします。3日以内に、記者IDをお書き添えの上、ご希望のペンネームを edit@janjan.jp までお送り下さい。(編集部)

3日を経過してもご連絡をいただけない場合、この書き込みは削除されます。

【ペンネーム規定】
 『JanJan』の署名は、本名を原則とします。ただし、記事の内容によって筆者を保護する必要がある場合には、登録したペンネームを許可します。ペンネームは1人1つに限り、著名人と紛らわしい名前、記号的な名前、ふざけた名前、下品な名前は認めません。ペンネームは、姓と名の両方をもち、一般的に使われている名前の範囲のなかで考えていただくようお願いします。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



 この記事を読んでもはや「大新聞」?は死につつあることがよく理解できました。時は2004年7月5日月曜日の朝刊25ページ生活欄に「氷のカビにご用心」という記事が掲載され結論として「水道水使用と週一回清掃を」と書かれていた。
ところが水道水には直結水道水と受水槽経由水道水が存在し、また水道法の中には大腸菌は存在しないこと一般細菌は100以下となっており「カビ」(真菌)の規定はないし、もちろん測定項目にも入っていないので一トン以上の大型受水槽は1年清掃するが受水槽の環境条件が良くない場合は増える有機物(真菌)が存在しカビた劣悪な受水槽水道水になり冷蔵庫の水には適当でないことを朝日新聞東京本社の読者窓口に伝えて真実を書くようにお願いしたのですがその後3年と7ヶ月経ちますが朝日新聞の読者に事実を伝える気持ちは全くないようです。
 昨年の初夏に山形県酒田市の水道局のホームページに「氷のカビにご用心」と水道水を使うように呼びかけていました。が水道法には「カビ」の規定も測定基準もないので間違っていることをメールにして送ったらそのとおりということで「水情報」から削除してくれたのです。行政も事実は認めるのですがもっと始末の悪いのが「大新聞」?のようです。
[32831] 言論の冒涜
名前:小倉文三
日時:2008/02/17 20:44
 これは、読者の投書と名前を借りて、編集者が自分の意見を述べようとしているという感じですね。修正に応じなければ、載せないという高圧的な態度も、鼻持ちならないですね。


 何より恐ろしいのは、投書の本来の趣旨などどうでもいい、という感性ですね。何のための読者投書なのでしょうか。そう、これは感性の問題なのです。


 これは、言論に対する冒涜です。言論活動は、時には命がけなのです。自分の意見を人の名前で公表するなど、もってのほかです。


 よくないことですが、「ねつ造」とは、ちょっとちがうような気がします。
[32800] これはすごい!!!
名前:田中秀郎
日時:2008/02/16 22:40
これは食品業界ならば、買って来た餃子を
ばらして包みなおして「手作り餃子」と言い切る
ようなものですね(笑)

確かに記事を書くのは難しいです。
書いて伝えたいことを整理して、かつ伝える内容について
ある程度ブレークダウンして、できればその件に詳しくない
人も分かるようにしないといけない。
さらに、書きすぎてもいけない(笑)
知っているからといって何でも書いていいわけでもありませんし。
これを新聞記者は締め切りまでに形にしないといけない。
これは難しいことで、無知や調査不十分だと言うなら
まだ理解はできないこともないし、さらには間違ったと
堂々と表示すればまー仕方ないで済む部分もあろうとは
思います。

でも、読者の投稿欄の記事についてもう、改竄といって
いいレベルまで触ってしまうのはどうなのよ?って感じです。
でもおかげで、また朝日新聞をウオッチしたくなりました。
これはある意味、販売促進効果?(笑)
[32795] 朝昼ではなくてアサヒる
名前:伊藤学
日時:2008/02/16 21:07
 読者が折角丹精込めた文章を「改竄」するとは、もはや何の味方か分からない新聞ですね。
[32793] 朝日新聞報道について
名前:入江康司
日時:2008/02/16 17:17
昔から他紙よりは少々ましかと朝日新聞を継続しているが、特にニュースがわからんの解説では理解に苦しむことが数回あり、疑問点を挙げ説明を求めたが勿論なしのつぶてであった。最近では救急医療に対する報道をみるに、ジャーナリストの最低のモラル自らの足と目と耳で考え直接医療現場から得たものか非常に疑わしい内容が度々で、今回新城記者が指摘されたように、まずは捏造と考え疑い、そして当JANJANや医療維新など他医療に関するサイトより修正再確認しております。
下のリストは、この記事をもとにJanJanのすべての記事の中から「連想検索」した結果10本を表示しています。
もっと見たい場合や、他のサイトでの検索結果もごらんになるには右のボタンをクリックしてください。