大手量販店の広告より。ネットと親和性の高いHDMI端子、D5端子付きの大画面薄型TVが主流に。
ここ最近、ネットサーフィンを行うと、ポイントサイトやCMサイトへのリンクに多く出会うようになった。そこで、通信環境やコンテンツなどがもたらす、市場の変化について考えてみた。
ネット広告視聴でお金が貰える――。実は、これを知ったのはごく最近のこと。考えてみれば、民放TVが無料なのはスポンサーの広告料があるからである。一方、ネット広告はネットの持つ最大の特性である「双方向性」を使い、視聴者にその広告料の一部を直接払ってくれるシステムだといえる。これは、TVは流しっぱなしでCMが入るが、ネットは視聴者のアクセスという「主体的行動」が伴って成り立つ、と言うことも関係があるのだろう。
数年前に遡るが、ある大手家電メーカーが「インターネットTV」を売り出した。しかし、当時はまだコンテンツ不足とインターネットへもダイアルアップ接続が主体だったため、ヒットしなかった。技術力に定評はあったが、市場が読めないメーカーだったのである。
それが今、デジタル化に伴ってインターネットTVが大量リリースされた。これは常時接続環境の整備・普及に加え、映像コンテンツも充実したためで、その結果、インターネットTVは、かつてのような「一部のPCマニアのもの」から「家電の一種」となった。
普通、市場は黎明期、急拡大期から淘汰、成熟期、衰退期をたどるものだが、ネットCM市場に関しては、淘汰も伴いながらの急拡大期を迎えていると思われる。またネットCMが、それへのアクセスが多くの場合、紹介制(誰かのリンクを踏んでいる)となっているのも、その市場フェーズと大いに関係がある。それは自社だけの拡大努力ではとうてい市場拡大についていけないからだと思われる。
一方、新たな時代を担う子供の世界を見ても、オンラインのネットゲームだけでなく、YouTube等の動画共有サービスサイトでの、流行コンテンツの視聴が「進んだ」話題のひとつになっているようだ。
地上デジタル放送への移行も目の前に来ているが、TVのデジタル化はますますネットとの相性が向上することを意味する。本紙「堺屋太一のビデオコラム」も視聴したが、画像も鮮明で動きも自然、TVニュースと遜色ない。また読者投稿画像や動画など、大画面のリモコン操作で大手キー局に伍して視聴される時代も近いのかも知れない。
言い換えると、TVのPC化は従来の広告市場を視聴者参加型に激変させる可能性を秘めているだけでなく、メディアの主流も紙メディアから本誌のような市民参加型のメディアへと大きく転換していく可能性もあると思う。
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