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東京「日暮里・舎人ライナー」が開業 事業費削減額は新銀行東京への追加融資額と同じ

西島俊太郎2008/04/10
東京に、道路特定財源も投入された公共交通「日暮里・舎人ライナー」が開業した。都の財政難から、総事業費は当初計画から約400億円削られたが、この金額が新銀行東京への追加融資額と同じことでも話題を呼んでいる。
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東京「日暮里・舎人ライナー」が開業 事業費削減額は新銀行東京への追加融資額と同じ | <center>(AFLO)</center>
(AFLO)
 都市化の後も長年、鉄道系公共交通に恵まれず、都バスは渋滞に苦しんだ東京都足立区西部地域。3月30日ついに「日暮里・舎人ライナー」が開業した。いわゆる新交通システムだ。

 都の財政難から、総事業費は当初計画から約400億円削られたが、400億という額が新銀行東京への追加融資額と同じであることでも話題を呼んでいる。計画の見直しによって5両編成に短縮されたことで、ラッシュ時の輸送力不足を懸念する声も出ている。

 新交通システムは、1980年代ごろは地下鉄より安い建設費などが注目をあつめ、所管していた建設省道路局などの奨励もあって以後、全国に13路線が開業した(うち、桃花台線(ピーチライナー/愛知県)は2006年に廃止)。「日暮里・舎人ライナー」を含め多くの路線は、道路渋滞を緩和するという名目で、建設には道路特定財源も使われた。

 しかし現在、既存の新交通システムの多くは、需要予測の甘さや見込みより高かった建設費などが経営を圧迫、路線の多くで車両や設備の老朽化にも苦しんでいる。他の鉄道路線との相互乗り入れの困難や、高架式であることのデメリット(駅にエスカレーターなどが必要、建設費も高い)、あまり速くはない欠点なども指摘されるようになった。

 近年、公共交通システムでは、ヒトにも地球にもやさしく建設費も安価と「手軽で便利で速い」LRT(軽量軌道輸送/次世代路面電車)の優位性に注目が集まっている。建設が遅れた分、「日暮里・舎人ライナー」は開業時にはいささか古いシステムとなってしまった。沿線地域の期待が大きい「日暮里・舎人ライナー」だが、見込み通りに建設費を償還することができるのか、その経営などが注目される。


【フォトウォッチ】:この記事は通信社が配信した写真に基づき、編集部と市民記者が補足取材して作成しています。

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