三原駅にて。
右の写真をご覧ください。「サミット開催特別警戒警備実施中」のポスターが張られています。下左の写真は「北海道洞爺湖サミット関連の警備にご協力を」のポスターです。
貼られている場所はどこでしょうか? 北海道洞爺湖周辺? 北海道庁? どちらも「ブー」です。
東京都心? それとも財務省会議が開催される大阪の都心? 答えはどちらも「ブー」です。
右の写真はJR三原駅(広島県三原市)、下は東尾道駅(広島県尾道市)のそれぞれ駅内です。サミット開催地の北海道でもない。要人が多く集まる東京でもないし、財務省会議が開催される大阪でもない。
9月2日にG8議長(広島市長が誘致したこともあり、反グローバリズム勢力の反発もさほどではない)サミットが開かれる広島市からさえも70km以上離れている。多くの東京の人から見れば「田舎」という印象があると思います。広島県外の方は、よほどの鉄道オタクでもないかぎり、「東尾道」ときいて、「どこや、その駅」と思う人も多いでしょう。「三原」も、どれほどの方がご存知か怪しいものです。
そんな場所にこんなポスターを貼って「協力」を呼びかけています。これは、常識的に考えて、ちょっと異常ではないでしょうか? 多くの人は、こうした光景になれてしまっているかもしれません。でも、20年前を思い出したら、ここまでするのは、やはり異常です。
東尾道駅にて。
たしかに、昔、中核派が東京サミットを狙って、新宿区のマンションから迫撃弾をぶっ放したのは、私も記憶しています。私は当時、小学5年生くらいで、東京・世田谷区に住んでいました。友達が「東京サミットごっこ」と称して、学校の屋上から、ほうきを空に向けていたのを記憶しています。
しかし、まさか、サミット妨害を狙う人が広島県のこんなところから迫撃弾でもぶっ放したとしても、とてもではないが届きません。それこそテポドンでもなければ洞爺湖や東京まで届かないでしょう。
それは冗談としても、三原や東尾道で何かやらかして、それがサミットへの威嚇になるのでしょうか? もっと、近くでやったほうが効果的でしょう。反サミットを訴えるデモ隊も、こんなところには来ないでしょう。
そんなことを思っていたら、ここ数日、きな臭いニュースが、友人からメールで入ってきました。
そのひとつは、奈良県警により、大阪などで活動している労働運動活動家が、運転免許証に記載してある住所が実際と違うという理由で逮捕された、というニュースです。
参考:
速報:奈良県警郡山署に勾留されていたTさん釈放!
免許証の住所が違っているくらい、よくある話です。看護師などの免許の書き換えを氏名が変わってから1ヶ月以上してから、都道府県や市に申し出にこられる方もよくいます。本当は、1ヶ月以内に書き換えないと法律違反ですが、「遅延理由書」を書けば済むようになっています。そんなものです。その程度のことで逮捕とは…絶句です。
サミット関連の会議が近い「都会」では、たいした罪にもならないことで逮捕。サミットと何の関係もないような「田舎」では、役にも立たないポスターの掲示。何のための警察でしょうか? そう思ってしまいます。
土浦での通り魔事件。東京江東区での女性行方不明事件。警察がしっかりしていれば、防げたかもしれない犠牲者が出ているのではないでしょうか?
警察の皆さんには、税金をつまらないことに使うより、市民の安全を守ることに使っていただきたいものです。そして、何でもかんでも「関連」警備、ということで横車を押すようなことは慎んでいただきたいと思います。公務員が「関連事業」と言いだしたら、いくらでも理由付けができるのは、私は良く知っています。
それとも、もっと上(政治家、高級官僚など)が、国民に対していい政治をしていないということを自覚しているのかもしれません。「おれたち、ひどい政治しているから、国民に恨まれているかもしれない」
そこまでは思っていないかもしれないが、「不満分子が多いだろう」と思っているかもしれない。だから、こんな過剰なことをするのかも知れないと勘ぐってしまいます。
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