トップ > 世界 > 「米国学位商法」の危険性〜福永法源の博士号
世界

「米国学位商法」の危険性〜福永法源の博士号

メアリー加藤2005/07/18
福永法源の「巨額詐欺」は東京地裁で懲役12年の実刑判決となった。その悪行の手口の権威付けに「アメリカの大学の学位」が利用されていたことは表に出ていない。
米国 教育 NA_テーマ2
 はじめに

 宗教法人「法の華三法行」の元教団代表福永法源に対して、15日、その「巨額詐欺」が「著しく反社会的」と断罪され、東京地裁で懲役12年の実刑が言い渡された。

 その悪行の手口は各報道に詳しいが、実はその権威付けに「アメリカ(ハワイ)の大学の学位」が利用されていることは余り表に出ていない。

 筆者は長年太平洋を挟んで対岸にあるアメリカから母国日本を見ていて、近年、ことにインターネット時代における「無防備の国際化」に危うさを感じることが多い。ことに「教育」という視点からすると、Degree Mill/Diploma Millと称されるアメリカの「学位商法」が問題である。

 右写真はズバリDegree Mills(学位製造業)と題した本で、著者のAllen Ezell氏はFBIにあって長年この問題を追跡してきた。この表紙の写真はいわゆる「私書箱」であり、要するに郵便を使って通信制の「架空の大学」を作り、そこから「(怪しい」学位」を販売する、という商売を象徴している。見出しには「100万枚以上の偽学位を売った億万ドルの商売」とある。

 共著者、John Bear氏も25年の長きに亘りこの問題を追及、「Bear’s Guide」という通信教育での学位についてガイドブックを発行し、既に15版を重ねている。
http://www.degree.net/

 今般の『JanJan』での連載にあたり、Ezell氏からは「世の中少しでも善人が多くなるよう努力しよう」と、Bear氏よりは「学位商法の歴史は700年昔に遡る課題で、今や、アメリカでは700例に上る。少しでも多くの人々にその実体を知らせることが重要」と、それぞれメッセージを寄せてくれた。

 まず第1回目は、今回の福永法源元教団代表に対する実刑判決の機会に、このアメリカ製学位商法、なかんずく、既に日本において活動をしているものについて、下記を報告をする。

福永法源
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%B0%B8%E6%B3%95%E6%BA%90
http://khon.at.infoseek.co.jp/chosha/h036.html
http://members.at.infoseek.co.jp/tomo1970pp/fukunaga.htm

ホノルル大学
http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/honolulu.html
PWU(パシフィック・ウエスタン大学)
http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/pwu.html

 もとより種々のケースがあり、一律に悪徳商法と断定するのは早計である。本稿では客観性を確保するために、公表されているURLを示し、それに基づく調査報告とし、筆者自身の私見はできるだけ抑えることとする。

 したがって、その評価は読者各位の判断に任せることとし、これをベースに活発な論議が行われれば幸いである。

 いずれにしても公正、公平を期するために、各位(当事者、読者)からの何なりの指摘、訂正削除要請を歓迎し、それが妥当、正当なものであれば、直ちに対応することとする。
◇ ◇ ◇
「米国大学(院)学位商法」の危険性
(2)薬学博士と謎の研究所
「米国学位商法」の危険性〜福永法源の博士号
学位商法(Degree Mill)の追及本

ご意見板

この記事についてのご意見をお送りください。
(書込みには会員IDとパスワードが必要です。)

メッセージはありません

下のリストは、この記事をもとにJanJanのすべての記事の中から「連想検索」した結果10本を表示しています。
もっと見たい場合や、他のサイトでの検索結果もごらんになるには右のボタンをクリックしてください。