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本年3月11日号の『週刊朝日』は「海外大学・大学院eラーニングの『落とし穴』、ブームの陰で『通用しない学位も』」として、学位商法への警鐘をならしている(右写真上)。 前々回の記事で伝えた7年前の『サンデー毎日』では、パシフィック・ウエスタン大学、タイケン・ケンシントン大学日本校、ヒューロン国際大学、ホーソン・ユニヴァーシティー・ジャパン、米国ホノルル大学国際大学と実名が出ているが、今回のこの『週刊朝日』には実名がないためインパクトに欠けるが、記事中、「日本校からダイレクトメールを送り、名誉博士号を贈る米国ハワイ州のある大学」との記述がある。 これは、フィリッピンの大学とも提携を結んでるということなどからして、イオンド大学を指すものと思われる(HPは突然大きな校歌が出るので注意)。 同校のHPで驚かされるのは、紹介されている教授陣のリスト。「教授」だけで約200人。さらに助教授以下50人が挙げられている。 同校からのダイレクトメールの趣意書(右写真中)には、発起人のような形で著名人が名誉博士として記載されている。 大塚正富:大塚化学(株)会長 財前 宏:日本KFC(株)前会長 石井 一:衆議院議員 アフターブ・セス:駐日インド大使 同校関連の活動拠点としては日本校の他、下記のごとく、ハワイや神奈川県三浦市があるが、学校経営のみならず、健康食品、宿泊+レストランと幅広い経営を行っている。 ハワイ本校 先端技術産学協同研究開発機構 イオンド大学高等学院(三浦校舎) 城ヶ島クラブ 健康食品の販売(イオンド大学海洋研究所) 同大については『Bears’Guide』によると、「ハワイにある郵便私書箱を大学キャンパスとする日本が本拠」となっている。 参考:http://khon.at.infoseek.co.jp/daigaku/iond.html 日本校の住所(東京都杉並区高円寺南)は「花月ビル」にある(右写真下)。この花月とは、同地域を本拠とするラーメンチェーン「花月食品」(現グロービート株式会社)のことである。 花月ラーメンの北条晋一社長は「正理会」を主宰する中杉弘博士の実子である。この関係は「有名ラーメンチェーンと“カルト右翼”の奇妙な関係」として2000年の『TITLE』12月号にも記事が掲載されたことがある。 以上に見るごとく、ハワイに本校をおくこの大学の活動実体は、日本における何とも不可解な商法の展開である。そこに挙っている著名、有名な300人近い「先生方」「教授陣」「研究者」はその実態を知っているのであろうか? ※筆者注:本稿は公平中立を期する為、公表されているURLに基づいています。リンクの扱いについては、CRICの見解を参考にしています。内容には十分配慮していますが、事実誤認などあればご指摘ください。 ◇ ◇ ◇
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