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米国法人国際地球環境大学(IEEU)という大学は、複雑怪奇な広がり方を見せている。 本校の住所はNY、ロングアイランドのFlushing、韓国街(写真上)の雑居ビルの一室、小さなキリスト教会である。313名の教授団を擁するという同校は、二度ノーベル賞(化学賞と平和賞)をうけたライナス・カール・ポーリング博士(1901−1994)が小牧久時博士と共同で創立した、とHPに記載されている。 ところがハワイ在住のポーリング博士の長男および、オレゴン州立大学ポーリング研究所に問い合わせたところ、いずれも「その事実=共同創立=は確認できない」との回答が寄せられた。 小牧久時氏は「故ポーリング博士との共通の理想」である「絶対平和への四段階」構想を提唱しており、今世紀中に目的を達成したいとしている。 1)人間と人間の間の平和(2010年迄に) 2)人間と動物の間の平和(2050年迄に) 3)動物と動物の間の平和(2090年迄に) 4)全次元の全宇宙のすべての知的霊的存在の円滑・急速なる完全救済 この段階を徐々に達成していくと、最後に全宇宙の完全救済があるという。この大きな構想をもつ大学の日本校総事務局(名古屋)は普通のマンションにある。(写真中) また、IEEUの総合研究所が千葉県幕張にある。ここは貸しスペースを研究所としており、同じ住所にはプレミア共済なる株式会社がある。 プレミアの前社長、飯島謙一氏(環境学博士)は同校MBAビジネス研究センター所長であり、かつ、沖縄のシアトル大学東アジア校大学院の学長も務める。同氏はその肩書きのもと、幼児英語教室、カルチャースクール、車用品販売などを手がけている。 他方、IEEUのかつての幹部レイモンド・オータニ氏は、同校本部と同じNYのフラッシング在住で、世界FTZ(自由貿易特区)協会会長を名乗っている。しかしNY本部の同住所ではその存在が確認できず、かつJETRO(日本貿易振興会)でも確認できていない。 同協会は「インターナショナルダイレクトマーケティング促進協議会」(通称:ワールドウォッチングソサエティ、WWS)としてマルチネット・ビジネス関連の組合を東京、田町駅近くに作っており、レイモンド・オータニ氏はそちらの会長も務めている。(写真下) さらにWWSは、ライテム、グローバルメビウス、クラブモアインターナショナル(インデックス・インターナショナル)、ネイチャーラボ、ACE-Internationalといったマルチネット・ビジネスの世界に広がっており、この中には書類送検された会社があったり、関連すると思われる会社が摘発されていたりする一方で、住所、アドレス、組織の変更を頻繁におこなっており、その実体はとらえにくい。 ※筆者注:本稿は公平中立を期する為、公表されているURLに基づいています。リンクの扱いについては、CRICの見解を参考にしています。内容には十分配慮していますが、事実誤認などあればご指摘ください。 ◇ ◇ ◇
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