|
12月2日の昼、僕はオフィスで初めてのトルコ料理作りに挑戦した。記念すべき(?)第1回の料理は「チョバン・サラタス(羊飼いのサラダ)」である。 実は2、3日前の夜、会社の仲間達が僕のためにトルコ料理の数々を作ってもてなしてくれた。鍋一杯のカナト(手羽先を焼いたもの)に、このチョバン・サラタス。これを肴に男5人でビールを傾け、それは楽しい夜だった。その時の材料が少し余っていたのと、その手軽さも手伝って、今回の挑戦と相成ったわけである。 さて、まず材料を確認。オフィスの冷蔵庫からトマトを2個、レモンを1個、ビベル(青唐辛子)を5本、そしてタマネギ1個を取り出す。あ、肝心な食材がない。キュウリだ。僕は1人で近所の八百屋へ行き、慣れた様子で1YTL(約90円)分のキュウリを買う。ヘチマくらいの太さはある20センチくらいのキュウリが4個手に入った。 そして、いざ料理開始。まずキュウリを1個厚めに輪切りにして、それをひたすら角切りにする。そして大皿に敷き詰める。次にトマト、タマネギも1個ずつ同じ要領で切っていく。「お前、すげぇじゃん」と同僚のエルジャン。なーに、ただ切ってくだけだろ? ビベルは5本あるが、さすがに全部はキツイだろう、ということでそのうち2本を小口に切って大皿に加える。緑、赤、白となかなかいい色合いだ。しかしこのままではちょっとスパイス系のタマネギやビベルの比重が多すぎる。そこでキュウリとトマトを1個ずつ追加して、少し多めの野菜の小山が完成。 さて、仕上げだ。おそるおそるオリーブ油を皿の上で一周させ、塩を少々、そしてレモン一個を思いっきり搾って振り掛ける。あとは野菜をかるく馴染ませて完成。これがトルコ料理の一つ・「チョバン・サラタス」である(写真参照)。僕お手製のチョバン・サラタスに、エルジャンとムスタファが作ったファルファーレ(パスタの一種)のトマトソースがけ。これにキュウリのピクルスとエキメッキ(トルコのパン)を加え、いつも以上に豪華な(?)昼食となった。社員の1人、メフメットもやってきて男4人で食卓を囲む。 「アフェート・オルスン!(召し上がれ)」珍しく僕がこの挨拶をする。そして4人いっせいに僕手製のチョバン・サラタスに手を伸ばすが…か、辛い!青唐辛子・ビベルがやたらピリピリする。おかしいなぁ?この前作ってたの見たときには、ビベルを2、3本入れてたはずだが。そんな事を考える間もなく、全員他の食材で辛さから逃げる。結局僕が最後までこのサラダと格闘したのだが、辛さに悶絶する僕を見てムスタファが「マンガみたいだ」とゲラゲラ笑う。こうして僕のトルコ料理作り・第1戦はほろ苦い、いや激辛のデビューとなったのだった。 ◇ ◇ ◇
|