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「米国大学(院)学位商法」の危険性:「知的基礎体力」回復を

メアリー加藤2006/11/06
かつて、教育界に入り込むアメリカ製学位商法の問題を指摘したが、それがここに来てまた、顕著になっている。時節柄なのか、大学(院)におけるMBA(修士)コースの広告が目に付く。
米国 教育 NA_テーマ2
 教育論が盛んである。実に大事なことだ。それは詰る所、国民の「知的基礎体力」低下の問題。
知的基礎体力の低下?(編集委員時評)

 それは、上記記事のご意見板中での中西俊記者がコメント(22652)しているごとく、問題の本質を見失わない力。英語でいう「Bottom Lineは何か?」を見る目、判断力である。

 また、田中秀郎記者は「そのキャッチコピーを大量に、配信してるのは報道機関」と指摘している(22590)。

 筆者には「体力低下」は「愚民化」「その餌食」と映るのだが、ここ米国から見ていると、総じて、日本がグローバライゼーション、国際化を無防備に受け入れるところから始まっている。何とか食い止めないと、日本のそして世界の未来はない。

 この関連で「教育界に入り込むアメリカ製学位商法」を指摘した。
「米国大学(院)学位商法」の危険性―英語教育界に進む汚染

 それがここに来てまた、顕著になっている。

 時節柄なのか、大学(院)におけるMBA(修士)コースの広告が目に付く。(下記両校は同根である。)
「米国大学(院)学位商法」の危険性(7)「胡散臭い」学位

1)ランバード大学MBA「名門ノースウエスタン大学ケロッグスクールとタイアップ」とある。9月30日読売朝刊。(右写真上)

2)それからアナハイム大学のMBA広告。Japan Times (10月23日) (右写真中)

3)極めつけは同じくアナハイム大学のMBA広告(右写真下)。
名を冠された故盛田昭夫氏はあの世で喜んでいるのだろうか?

 これは10月30日付けJapan Times「MBA Fair」の記事広告で、早稲田大学、国際大学、McGill大学、テンプル大学と「肩を並べて」いる。

 記事によると「世界巡回」の一環、11月7日の東京における催しである。
The Official MBA Fairs

 そこにはMedia Partnersとして次の一流どころが参画している由。
British Council - Japan
Business Week
Wall Street Journal Asia
The Princeton Review Tokyo
Global Daigaku
Nikkei
The Japan Times
Global Taskforce
The Daily Yomiuri
ApplicationAdvantage.com

 これらインターネットを利用しての学位商法の特徴の一つは「国際的で、立派で、一流」に見えること。 もう一度ご覧頂きたい。
ランバート大学経営学修士(MBA)
アナハイム大学、ランバート大学=元ニューポートアジアパシフィック大学

 逆にハワイでイベントを行うのがバベル社。
修士号の授与式を11月25日(土)、開催するよし。
株式会社 バベル
2006年春期バベル翻訳大学院学位授与式
「米国大学(院)学位商法」の危険性(10)日米当局のそれぞれの取組
これを「知的基礎体力」をもって「大学院」と呼ぼうか?

 この問題を長年追及しているDr. Bearと今回の件で連絡しあったところ、「This all makes me very sad.(実に悲しい)」とのメッセージを寄せてくれた。何とか、国民レベルでの「知的基礎体力」回復を図りたい。

※筆者注:本稿は公平中立を期する為、公表されているURLに基づいています。リンクの扱いについては、CRICの見解を参考にしています。内容には十分配慮していますが、事実誤認などあればご指摘ください。
「米国大学(院)学位商法」の危険性:「知的基礎体力」回復を
読売新聞広告(9月30日)
「米国大学(院)学位商法」の危険性:「知的基礎体力」回復を
Japan Times広告 (10月23日)
「米国大学(院)学位商法」の危険性:「知的基礎体力」回復を
Japan Times 記事広告 (10月30日)

ご意見板

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[23257] URLを削除
名前:メアリー加藤
日時:2006/12/09 08:07
江口様、
しかし、どうしたことか、この「豪華リスト」の
URLが消えてます。

削除されたURL


ネットを利用しての商法の特徴の一つは、形勢が
悪くなるとURLを削除して「頬被り」をすることです。
頬かむり
知らぬ顔
[22750] “素っ晴らしい”大学
名前:江口征男
日時:2006/11/07 19:18
メアリー加藤さま

 ランバート大学の「同窓会理事」のページを見ると
 http://www.lambert.edu/about/eab1_j.html

●同窓会理事として、
 同窓会理事会 議長 黒川紀章博士/黒川紀章建築事務所代表取締役社長
 戸田奈津子博士/映画翻訳家
 堀紘一博士/前株式会社ボストンコンサルティンググループ代表取締役社長
       株式会社ドリームインキュベータ代表取締役社長
 デーブ・スぺクター博士/TVタレント ジャーナリスト
 中松義郎博士/フロッピーディスク発明者 発明件数3.200以上

「ランバート大学同窓会理事はいずれも社会的に高い評価を受けている方々で、
 ランバート大学の教育の向上のために尽力して下さっています。
 ランバート大学は高等教育の促進と発展に向けて、理事の方々から助言を受けています。」

※そうなんだ。黒川さんは どんな助言をしているんだろうか?
 黒川さんの事務所は黒川紀章建築都市設計事務所なんだけどなあ。
 戸田奈津子さん、堀紘一さん、デーブ・スぺクターさんも博士なんだ!
 ドクター中松さんは、いろんな大学の博士を持っているらしいから驚かないけど。
 理事の人たちは全員が“房のついたキャップ”を冠った顔写真が載っていますねえ。
 皆さんすごいんだ!

●ライフタイム・アチーブメント・アワード受賞
 Konishiki氏(Salevaa Atisanoe)(日本名塩田 八十吉)元相撲大関/Konishiki Kids創設者
 ピーター・バラカン氏/TV・ラジオブロードキャスター CBSドキュメント(60 Minutes)、
            インターFMバラカンビート司会

※ほう〜!すごい!

●ライフタイム・アチーブメント・アワード(死後受賞)
 黒澤 明氏(1910-1998)世界に燦たる映画監督
 盛田 昭夫(1921-1999)株式会社ソニー創設者

※死後受賞っていうことは、ご家族はもちろんご存知なんでしょうね。

 どうみてもこりゃあ、“素っ晴らしい”大学のようですね。

 だけど、ほとんど日本人と日本に関係のある人しかでていないのは何故だろう?
 肝心なスタッフのことがほとんどないのは何故だろう?

 日本人向けの大学なのかなあ?

 ぼくも“博士”欲しいなあ。儲かるんだろうなあ。



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