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【ワシントンIPS=ガレス・ポーター、12月13日】 カリルザド駐イラク米大使が、親イランのシーア派民兵の攻撃にスンニ派勢力を支持するという合意を模索して、今年初め数週間にわたりスンニ派武装勢力との交渉に臨んだことが、スンニ派の武装抵抗勢力の指揮官らによって明らかにされた。 12月10日の英サンデータイムズ紙に掲載されたこの米国とスンニ派の交渉に関する報道は、今年5月にロンドンに本拠を置くアッシャルク・アルアウサト(Asharq Al-Awsat)紙にスンニ派の1人によって明らかにされた同交渉に関する記事と一致するものである。 しかし今回の新たな記事は、交渉の主な目的がイラクのシーア派攻撃を主たる目的とするスンニ派兵力構築に対する米支援の可能性を探るものであったことを初めて明らかにするものであった。 スンニ派指導者によれば、米大使とスンニ派反政府勢力との交渉は、米大使の要請でイヤド・アラウィ前暫定首相が仲介にたった。アラウィは、シーア派政党や民兵を通じてイランがイラク国内に及ぼしている影響力に関して米国と合意点を見出せるのではないかとスンニ派反政府勢力指導者を説得した模様である。 シーア派民兵の問題を米政権にとっての深刻な政治問題と認識し始めていたカリルザド米大使は2006年1月17日から2カ月間数回にわたりスンニ派との交渉に臨んだ。しかしスンニ派からの「覚書」に米大使が対応しなかったことから、スンニ派は交渉を最終的に打ち切った。 一方米大使は、4月のスンニ派の1組織(1920 Revolution Brigade)とイラクのタラバニ大統領との和平交渉に参加。マリキ首相の「国民融和計画」には、スンニ派が要求していた米軍のイラク撤退のタイムテーブルとそれと並行したイラクの治安を確保できるイラク軍の構築の文言が重要点として盛り込まれた。 だが、先週発表された米イラン研究グループの報告書(米超党派諮問機関による米軍のイラク占領政策見直しを提言したもの:IPSJ)は、撤退のタイムテーブルに基づく抵抗運動停止のスンニ派との合意の選択肢を退けている。ガレス・ポーターが米国の対イラク動向を分析する。(原文へ) 翻訳/サマリー=坪沼悦子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩 IPS関連ヘッドラインサマリー: イラク:スンニ派指導者に集まる支持の声 イラク:治安を悪化させる『死の部隊 - death squads』 米国による占領がもたらしたイラク経済の崩壊 |
ワシントンIPS のガレス・ポーターより、最新の米国による対イラク動向を分析したIPS記事。(IPS Japan浅霧勝浩)
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