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「上海生まれの大阪人」を自認しているわたし、こよなく大阪を愛している。でもたった1つ受け入れられないものがある。それは大阪ではしばしば電車やバスに乗るに際して、列に並ばずまた列にならんでいても乗車の段階になると、我先に列を乱して入り口に殺到する人に出会うことが多いことだ。 もちろんすべての大阪人がそうだということではなくて、他の都市に比べて多いということである。地下鉄やエレベーターの乗降の折,降車する人がまだいるのに乗車口に殺到する。こうした光景は他の大都市ではまず見られない。東京ではまずお目にかかったことがない。 中国ではあらゆる都市でこうした光景にしばしば遭遇する。中国人としては情けないを通り越して悲しい気持ちになってしまう。 2008年の「北京オリンピック」の開催に向けて、中国政府は「同一個世界・同一個夢想」(tong yi ge shi je・tong yi ge meng xiang=世界はひとつ・夢もひとつ)のスローガンをかかげている。この機会に国際的な地位向上を図るべくいろいろな取り組みをして、国を挙げての運動を展開しようと国民大衆に協力をもとめている。 最近よく見かけるのは「講文明・樹新風」(jian wen ming・shu xin fen=新しい文化を語り・新風を起こそう)というような意味の「スローガン」である。 そこで「五大文明行動」(wu da wen ming xing dong=五大新文化行動)として「礼儀」(li yi=儀礼)「環境」(huan jing=環境)「秩序」(zhi xu=秩序)「賽場」(sai chang=競技場)「服務」(fu wu=サービス)の5つの項目のレベルアップを提唱している。 2月11日北京でこの「五大文明行動」の最重要活動の1つとして「排隊推動日」(pai dui tui dong ri=整列推進日)なるものが開催された。これはアラビア数字の「11」が人が2人並んだ姿に見えることから、毎月「11日」に2列に並んで秩序正しい「乗降」をするという「文明排隊」(wen ming pai dui=整列して並ぶ)運動キャンペーンである。 この日北京市内の「地下鉄のホーム」「バス停」などいたるところで、整列乗車を図る運動が展開された。 こうしたことを官民総出で取り組まなければならないところは、やはり中国の現状の「後進性」を象徴していることではあるが、基本的には中国人の「マナー向上」になるので、わたしとしては歓迎している。 |