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各報道によると、日本鯨類研究所の調査捕鯨船、日新丸(8,030トン)が今月15日に火災を発生し、その2日後に乗組員の牧田和孝さんの遺体が発見されたという。死因は一酸化炭素中毒によるものと見られている。 日新丸はエンジンが故障して、依然、南洋上に漂流しており、調査捕鯨に反対する国際環境保護団体グリーンピースの抗議船が曳航を申し出たが、日本鯨類研究所側は「テロリストからの救援は必要ない」とコメントして断ったという。 関連報道(中国新聞) 関連報道(msnニュース) グリ−ンピースによると、火災発生後、日新丸からの救援信号をグリーンピースのエスペランサ号が受信し、すぐに応答。そして、2時間後にニュージーランドの救援コーディネートセンターから待機の要請があり災害現場に向かったという。また日新丸の曳航を環境省にも申し入れたという。 【海外報道によると、日新丸は電気系統を火災のために破壊され、航行が不能な可能性があるという。日新丸がいる海域は、オイル漏れなどの事故が起きた際には決して取り返しのつかない南極海という非常に繊細な海域で、座礁などした場合には南極海の大災害につながる。】そして、【「ニュージーランド政府によると、日新丸のいる海域の天候が良いのはあと2日程度だけという。エスペランサ号以外の船を日本政府がチャーターしても現地に行くまでに最低1週間程度かかる。グリーンピースは、この状況で大災害の可能性のある船を南極海に1週間漂わせておくわけにはいかない」】と、星川淳事務局長は発表している。 (グリーンピース・ジャパン2月16日付け) ニュージーランドのクラーク首相は「一刻も早く撤退してほしい」とコメントし、反捕鯨国の立場から修理のために自国に寄航することを拒否している、と伝えられている。 関連報道:(jijicom) また、日新丸は反捕鯨団体の「シーシェパード」から発炎筒を投げ込まれたり、船による体当たりなどを受けていたという。 参考:シーシェパード(ウィキペディア) ブログサイトの中には捕鯨船を一方的に非難するクラーク首相に対して批判する意見が多く見られましたが、その中で「くじら」に詳しいブロガーは、【南氷洋でまたも「クジラ戦争」が勃発しました。日本の「調査捕鯨」を「偽装した商業捕鯨」だと反発する環境保護団体がまたも抗議船を繰り出し、妨害活動に入りました。(中略)それにしても、気になるのは、グローバルな規模で広がる「捕鯨反日」の広がり。日本政府の対応力が問われています。】と、今後の行方を危惧しています。 さらに捕鯨船と抗議船の激しい応酬がある中でも、「海の男たちのルール」がギリギリのところで守られていることも報告してくれています。【「シーシェパード」のプロテスター2人が海に投げ出されたとき、わが「日新丸」は海難救助のルールに基づき、操業を中止して捜索活動を続け、それに対して「シーシェパード」の船長が感謝の無線を送っています。また、グリーンピースの「エスペランツァ」の乗り組んで日本人スタッフが、捕鯨船とアメリカ沿岸警備隊の砕氷船との交信の際、「通訳」したりもしている。さらに「エスペランツァ」からヘリが飛んで、流氷の位置を確認して、日本の船団側に伝えたりしている。 「クジラ戦争」の南氷洋で、こうした「海の男の友情」が生まれていることはうれしいことですね。船内火災の犠牲になった「日新丸」の乗組員に対しても、ちゃんと哀悼の意を表する電報を打っているんです。こういう「友情」は大事にしなければなりません。】そして最後に、【燃料補給船での曳航が難しいなら、「エスペランツァ」に、お願いしたって構わないじゃないですか。グリーンピースに支援を求めて、それで「大本営」の面子がつぶれたって、そんなの問題ではありません。ペンギン生息地を守るため、日本の捕鯨船団は速やかに現場海域を脱出した!……そういう「評価」が出る方が「業界の権益」よりもはるかに大事なことです。これ以上、「捕鯨反日」を広げてはなりません。】と、結んでいます。 (机の上の空 大沼安史の個人新聞)) 事の重大さの割にメディアの取り上げ方が活発でないようですが、日本政府の対応を含め、日々局面注視すべき国際的出来事ではないでしょうか。 参考:捕鯨問題(ウィキペディア) 参考:日本鯨類研究所(ウィキペディア) 参考:日新丸(ウィキペディア) |