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世界

南太平洋地域:島嶼部、水没の危機

IPSJapan2007/03/11
今月初めに国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が公表した気候変動予測に関する報告書に対して、専門家から多くの批判が集まっている。専門家は、同報告書が(近年温暖化の影響が深刻化している)南太平洋の島嶼の現状を考慮していないと指摘している。
オセアニア 環境 IPS
【スバIPS=シャイレンドラ・シン、2月22日】

 今月初めに国連の『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』が公表した気候変動予測に関する報告書に対して、専門家から多くの批判が集まっている。

 WWF南太平洋プログラムのコーディネーター、アシュヴィニ・フェルナンド氏は「IPCCは気候変化の原因を人為的要素にあるとしているが、海面上昇の予測値に関しては過小評価している」とIPSの取材に応じて語った。

 IPCC以外の研究結果によると、海面水位の上昇幅は今後100年間で1メートルを遥かに超えると予測している。さらにIPCCの予測では、旱魃・熱波・海面上昇などは世界の平均気温が3度上昇することで起こるとしているが、多くの専門家はこの数値の倍は上昇する可能性があると見ている。

 IPCCによる分析を批判する専門家たちは、同報告書が(近年温暖化の影響が深刻化している)南太平洋の島嶼の現状を考慮していないと指摘している。キリバス・バヌアツ・マーシャル諸島・ツバル・パプアニューギニアといった海抜の低い南太平洋の島国は、他の地域に比べて速いスピードで温暖化の影響を受けている。キリバスのアノテ・トン大統領はメディアを通じて、地球温暖化で水没の危機にある同国の被害状況を訴えた。

 フェルナンド氏は「太平洋上の小さな島々も含めた世界の全ての国が、地球規模の問題に対処するため、温室効果ガス排出削減に向けた国際的な交渉に参加していくべきだ」と述べた。温暖化に伴う海面上昇の問題について、WWFの専門家の意見を伝える。(原文へ

翻訳/サマリー=松本宏美(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩

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スバIPSのシャイレンドラ・シンより、気候変動に伴い水没の危機に直面する南太平洋の島嶼を巡る諸議論を報告したIPS記事。(IPS Japan浅霧勝浩) 資料:Envolverde

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